【登場人物】
素素(そそ)/白浅(はくせん)/司音(しいん)…楊冪
離怨(りえん)…杜俊泽
臙脂(えんじ)…代斯
疊風(ちょうほう)…賴藝
天君(てんくん)…蒋恺
離鏡(りけい)…张彬彬
司命星君(しめいせいくん)…王骁
天君(てんくん)…蒋恺
央錯(ようさく)…牟鳳彬
「囚われた素素」
鮫人族の首領が「夜華、息子を殺された恨みは、この斬魄刀で晴らす」と言う。鞘から剣を抜き「かかれ!」と言う夜華。
人間界にいた素素は胸騒ぎがして眠れない。銅鏡を使って夜華に呼びかけるが、夜華から返事はなかった。眠っていると思う素素。
戦が始まり、夜華は次々と鮫人族を倒して行く。そして計画通り、首領の斬魄刀に斬られる夜華。夜華は首領を殺してから、倒れるように膝をつく。連宋が名を呼びながら夜華に駆け寄り、疊風も「皇太子殿下」と叫ぶ。
同じ頃、寝台に座りながらもウトウトしていた素素は、手に持っていた銅鏡が落ちて目を覚ます。素素が銅鏡を手に取ると、そこから「夜華、しっかりしろ。目を開けろ」という声が聞こえてくる。夜華に何かあったと思い、動揺して外に飛び出す素素。
夜華は連宋に運ばれて行く。その途中で落とした銅鏡を素錦が拾う。そして銅鏡から夜華を呼ぶ素素の声を聞く素錦。
素素は夜華の名を呼びながら仙障を破って出てしまう。天君にすぐに見つかり、素素は天界へ連れて行かれる。
天界。天君の前に座らされ「お前は何者だ」と問われる素素。状況が分からず「夜華はどこにいるの」と素素が言う。「なぜ皇太子の名を知っているのか言え」と言う天君。首を横に振った素素は「私が知ってるのは皇太子じゃなく夜華よ」と言う。天君が「無礼者。皇太子を名で呼ぶとは」と怒る。
央錯はひざまずき「ご冷静に」と言う。立った素素はその場を離れようとするが「待て、立ち上がってもよいとは言っておらん」と天君に呼び止められてしまう。ここをどこだと心得る、天宮であるぞ、と。素素は驚く。
天君の命で、素素は鎖妖塔へ連れて行かれそうに。その時、楽胥が来る。「どうかお助けを」と頼む素素。楽胥が「お前が夜華の女か?」と言い、ひざまずいたた素素は「私と夜華は夫婦になりました。おなかには子もいます」と訴える。
すぐに素素の脈を診る楽胥。楽胥は素素が懐妊していることを確認すると、素素を天君の前にひざまずかせ「確かに夜華の子をみごもっています」と央錯に話す。そして天君にも夜華の子を身ごもっていることを伝え「夜華の生死が分からない今、どうか唯一の子だけはお残しください」と涙を流す。
夜華と素素を許せば、天族の掟を曲げたことになると言う天君。それでも「ならば産んでからこの者を罰してください。または、私が代わって罰を受けます」と必死で頼む楽胥。それを聞いた央錯が「息子のしつけを誤ったのは私です。代わりに罰を受けるので、腹の子はお許しを」と言う。
天君は素素を誰も住まない昭華宮に入れ、厳しく見張るよう命じる。
昭華宮に投げ込まれ、扉に鍵をかけられてしまう素素。素素は泣きながら扉を叩き「夜華と一緒にいたいの。ここから出してちょうだい」と言うが扉は開かない。
お腹が痛くなった素素が夜華の名を呼び続けるのを、扉越しに素錦が聞いていた。
深手を負った夜華の意識が戻る。すぐに薬王に診てもらう連宋。脈を診た薬王は「こたびの試練は乗り越えました」と言う。
夜華が体を起こし、連宋は薬王に「外してくれ」と言う。
「叔父上、何の手違いが?素素は?」と聞く夜華、連宋は「2日前にそなたが斬られたのち、あの娘は仙障を突き破ってしまった」と話す。仙障の外に出たゆえ、父上に見つかったと。まだ動けない夜華が天君に会いに行こうとし「あの娘を守りたいなら、生きるのだ。そなたが死ねば娘も死ぬしかない」と止める連宋。「存命なのですね」と夜華が聞く。連宋は「ああ、生きている。腹に子がいるゆえ、殺されることはない」と言う。
「鮫人族は滅んだ。数日ここで療養し、天宮に戻ろう」と言う連宋。しかし夜華は「いいえ、急いで戻ってはいけない」と言う。連宋が「娘に会いたかろう」と言うと、泣きながら夜華は「天君に知られたのなら私と素素はもう無理です。だから、せめて素素の命を守るため“素素に何の関心もない”と天君に思わせなくては」と話す。
天君は夜華が斬魄刀で斬られ瀕死の状態だったが、戦に影響しないよう秘密にしていたという報告を受ける。元神も損なわれていないと。
霊宝天尊が法会を催すことになり、天宮から翼王・離鏡にも招待状が届く。人間界にいる離鏡に伝えに行く玄女。離鏡は「誰かよこせば、お前が来なくてもよかった」と冷たく言うが、玄女は鮫人族が滅び宮中は混乱の極み、老臣たちは鮫人族の巻き添えを食らうと懸念している、あなたが不在だと誰もが私のもとに来るので仕方なくいつお戻りになるか聞きに来たと話す。離鏡は「このまま天宮へ行く」と返事をする。
離鏡のそばへ行き「法会に行って、説法をするのですか?」と聞く玄女。離鏡は「俺が説法を?できるものか。鮫人族のことで天族に謝罪するために行く」と返す。そして「どんな理由があろうと兵符を盗んだのは大罪だ。だが夫婦である以上は、お前を処罰しない。戻って反省しろ」と玄女に言う離鏡。玄女は行こうとする離鏡を引き止めると「私に冷たくしないで。だっておなかの中にあなたの子がいるのです」と言う。
驚く離鏡に、玄女は「あの夜に子を授かりました」と話す。離鏡がありえないと言うと、玄女が「なぜです?子は欲しくないと?」と聞く。そして離鏡に抱きつき「父になるのが嬉しくないのですか?私は7万年も、この日を待ち望んでいたのに」と言う玄女。離鏡は玄女の肩を抱き「お前と一緒に戻る」と言う。
夜華が苦しみ吐血する。そこに素錦が。「来るな」と言う連宋。その言葉を素錦が聞こうとせず、連宋は素錦の前に立って止め「天君の側室のくせに皇太子の寝室に入るとは。さっさと出て行け」ときつく言う。
素素に食事が運ばれて来る。出してほしいと素素は頼むが、宮女は素素を突き飛ばして出て行ってしまう。
夜華を心配する素素は、銅鏡に「夜華、死んではだめよ」と泣きながら話しかけ、胸に抱く。
追い出された素錦が夜華の寝室の前に立っていると、銅鏡から素素の声が聞こえて来る。
皇太子が人間の女と関係を持ったと司命星君から聞いた白鳳九。叔母と婚約しながら別の女子と、と思った鳳九は、問い詰めるため昭華宮へ行く。しかし鍵がかかっていて、扉を開くことはできない。
鳳九は扉を叩き「私は白鳳九よ。あなたは夜華の恋人よね?」と話しかける。扉まで駆けて行き「“夜華”と言ったわね?」と聞く素素。鳳九は「そうよ。皇太子の名を知らない者は、九天にいないわ」と返す。
素素は夜華が生きているのか聞く。鳳九が知らず、座り込んで泣き始める素素。そんな中、食事を運ぶ宮女たちが来ることに気づき、鳳九は急いで隠れる。
宮女が「“人間のことは口外するな”との命だけど、皇太子殿下の不在にまさかあの者を…」と言う。それを、もう1人の宮女が「黙って、北海水君の件を忘れたの?」と止める。そんな会話を聞いてしまった鳳九は、問い詰めるつもりだったのに胸が痛くなってしまう。あの人間がかわいそうだと。
素素は何も食事を取ろうとしなかった。
翼族の支系である鮫人族が天族の皇太子を傷つけたため、累が及ばないよう天宮へ謝罪へ行くことにした離鏡。法会はいい機会だと。
離鏡と共に玄女が行きたがり、離鏡は「いいだろう」と言う。
天宮に玄女、火麒麟、巫医と来た離鏡は、かつて翼族が献上した“寒月芙蕖”が蓮池の中にあると聞き、宮女に案内してもらうことに。それは昭華宮のそばだった。
体調の悪い玄女に付き添うよう火麒麟に言う離鏡。
しばらくすると火麒麟はある香りに気づき、1人でその場を離れる。
腹痛が治らない玄女。巫医は「王女様は仙女でありながら翼界に長くおられたので、体を損ない、もともと懐妊に適していません」と話す。王子様の心音がもはや感じられないと。初めて離鏡からいたわってもらった玄女は「このことは秘密よ。もし口外すれば、お前と一族の者を殺す」と巫医に言う。
火麒麟は桃の花の香りを頼りに昭華宮へ辿り着く。鍵を紅蓮業火で焼き切る火麒麟。
蓮池にいた離鏡は、そこで霊宝天尊と会う。7万年前、崑崙虚で初めて会ったと話していると「火事よ!」という宮女の声が聞こえて来る。霊宝天尊が昭華宮だと分かり、2人は急いで向かう。
中に人がいると逃げながら話す宮女。隠れていた火麒麟を見つけた離鏡は「私の従者の過ちです。お許しを」と霊宝天尊に謝る。霊宝天尊は「気にせずとも良い」と言って火を消し、離鏡が剣で鍵を壊す。
扉を開けて中に入った離鏡は、倒れている司音そっくりな女子を見つけ、自分に用意された寝所へ運ぶ。
離鏡が素素を寝台に寝かせる。「司音」と言いながら頬に触れる離鏡。玄女も女子の顔を見て驚く。
離鏡の腕に触れながら「これは天族が操る幻覚です」と言う玄女。離鏡はその手を振り払い、巫医に手当をさせる。
「いくら神仙とはいえ、紅蓮豪華は耐えがたい」と離鏡が言うと「翼王、この者は人間です」と巫医が話す。司音だと思い込んでいた離鏡は、仙気がないことを自ら確かめ「確かに人間だ」と言う。肩を落とす離鏡。それを見た玄女は「司音より白浅に似てるように見えるけど、幸いどちらでもなかった」とニヤリと笑う。
部屋に入れずにいる火麒麟を呼び、離鏡は「ここは大紫明宮ではなく、天宮なのだぞ。なぜ紅蓮豪快を使った」と問い詰める。「ある、わびしい宮殿から懐かしい香りがしたのでのぞくと、1人の女子が閉じ込められて泣いていたんです。だから…助けてやりたくて」と言う火麒麟。でも仙術では鉄の鎖が切れませんでした、と。
咳き込みながら目を覚ました素素。離鏡は自分は翼王の離鏡だと名乗り、私の従者が誤って火をつけたと謝る。玄女が「なぜ人間が天宮に?」と言う。「あの神仙たちに捕まったの」と素素は答える。
素素が「夜華を知ってる?今どこにいるかしら」と尋ねると、離鏡が「皇太子殿下とどういう関わりが?」と聞く。素素は何も言わずうつむく。そこに楽胥が来る。
「私は皇太子の母・楽胥だ」と言い、楽胥は素素を引き取って行ってしまう。
巫医が「あの女子はみごもっています」と離鏡に話す。厳しい掟を持つ天族の者がみごもった人間を天宮で幽閉するとは、何か複雑な事情がありそうだと。「こたびは謝罪のため天宮へやって来た身だ。あの者に力添えをしてやることはできない」と言う離鏡。
ーつづくー
結局、素素のことも天君にバレてしまって(。>﹏<。)
今は幽閉されているけど、これから子供が生まれたらどうなってしまうの?
夜華は戻っても冷たく接するって言ってたし。
あと、絶対嫉妬している素錦も怖い(;´д`)ノ
火麒麟がいたー!!!(✽ ゚д゚ ✽)
金猊獣は出て来たのに、火麒麟はずっと出てこなかったから気になっていたの。
でも、あれから7万年経っているけど成長はしてない?
あれ、もしかして神獣の火麒麟は成長しないのか?(そんなわけないか?)
何だか巫医が怪しい人に見える(* ̄∇ ̄*)
だから素素を手当しろって言われた時、ちょっと無駄なドキドキをしちゃった。
あ、あと玄女もお腹の子の事をいつまでも隠してはいられないよね…。
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銅鏡はさっと拾って持ち主に返せばいいですし、
離鏡には、直接行かなくていいですし。。。
玄女のブラックな衣装は、ブラックな性格を表しているようにしか見えないです。。。
鳳九と素素は近くなったので、ぜひ素素の苦境を助けてほしいです。
姐姐仰るように、火麒麟くんは完全ではなかったですけれど、
火事のお陰で少しはいい環境になったように思えます。
天帝はいろいろなことをお見通しではないのでしょうか? 権力優先なのでしょうか???
ちょっと気になっています。