【登場人物】
素素(そそ)/白浅(はくせん)/司音(しいん)…楊冪
夜華…趙又廷
離怨(りえん)…杜俊泽
臙脂(えんじ)…代斯
疊風(ちょうほう)…賴藝
天君(てんくん)…蒋恺
「決戦前夜」
長海の傷兵たちは今までの小競り合いと違い、もし戦で負ければ家族がどんな目に遭わされるか分からないと恐れていた。
疊風は夜華を皇太子殿下だと公表し「天族は鮫人族と戦う決意を固めている」と話す。傷兵たちは「やっと天族から助けが来た」と喜び「長海から鮫人族を追い出してください」と跪く。「鮫人族を追い出し、長海に太平をもたらす」と皆に誓う夜華。
夜華が待たせていた素素のもとに戻ってくる。素素は気分が悪そうにしていた。
素素を診た軍医は男だと思っていた素素が懐妊していることに驚く。疊風と軍医に内密にさせ、外してもらう夜華。
自分が解任したことを信じられない素素を夜華は抱きしめ「今すぐ人間界へ送っていく」と言う。間もなく戦が始まる、ここにいては危ないと。
「あなたも人間なのに、なぜ私だけ?」と聞く素素。夜華が「これが最後だ」と約束し、素素は「分かった。もう一度あなたを信じる」と言う。
立った素素は夜華の顔を見て「なんだかあまり喜んでないみたい。身ごもったと聞いても浮かない顔ね」と話す。だって笑顔を見せないと言う素素に、夜華は「うれしすぎるせいだ」と笑う。
「おめでとう。父君になるのですね」と言う素素。夜華も「あなたは母君ですね」と言って素素を抱きしめる。
素素は夜華の作った料理を食べながら「入門した頃は食事を作る役目だったでしょ?でも腕が立つから妖怪退治を任されたのね」と話す。「料理の経験はない」と夜華が答え、驚いた素素は「それにしては上手ね」と言う。
幼い頃、夜華がどんな子だったか素素が聞く。「あなたのお母さんは安産だった?」と素素が言うと「母は難産で、7日間も苦しんだ」と夜華が話す。「随分、駄々っ子ね」と言う素素。夜華は「父もそう言った」と返す。
素素は「母さんに愛されてるわね」と言う。うつむきながら「そうとも言えない。生まれてすぐ母と離され、成長してから再会した。師匠が名高い方だったせいで、毎朝、辰の刻には机に向かって勉強を始め、暗くなるまで励んだ」と言う夜華。
離怨と臙脂は鮫人族の首領である叔父と会う。兵を貸してもらいたい、と離怨は頼むが、何の実権も持たない離怨に叔父は冷たく、追い返されてしまう。
鮫人族の首領は、今日、水晶宮で宴があること知る。「水君は娘を俺に押し付け難を逃れる気だ。数万年来、墨淵の弟子に頼りきりで、今度は“美人の計”か?何を企もうが長海は俺のものだ」と言う首領。そこに息子の紅児(こうじ)が来る。
首領が「俺に代わって宴に行き、気に入った姫を連れて戻れ。それを俺の妻にする」と言い、紅児は「はい」と返事をする。
ずっと眠っていた素素が目を覚ます。「身重だから宴には出なくていい」と言う夜華。素素が「よかった。あの姫に会いたくない」と話し、夜華は疊風と宴に向かう。
宴。紅児の機嫌を取る長海水君。長海水君は娘・緑袖に「若君に酒をおつぎせよ」と言う。仕方なくつぎに行った緑袖だったが、手に触れた紅児に「無礼な」と言ってしまう。緑袖を気に入った紅児は、父の夫人ではなく俺に身を任せろと言い出す。それでも長海水君が何も言ってくれず「父上は厚顔無恥な鮫人族の顔色を見てばかり。なぜ戦わないのです」と言う緑袖。そんな中、「軍に緊急事態です」と長海水君に知らせが。
耳打ちで内容を聞いた長海水君は動揺する。紅児に何があったのか聞かれると「ささいなことです」と返す長海水君。しかし夜華と来た疊風が「嘘をつく気ですか」と長海水君に言う。
「反乱を起こした兵を説得できなければ、鮫人族と戦うまでもなくこの長海は破滅します」と言う疊風。長海水君が「黙れ、無礼であるぞ」と怒ると、紅児が「兵が反乱を起こしたと?」と言う。
「いえ、ただの誤解です」と長海水君は取り繕う。それを聞いた夜華が「長海水君は優柔不断だと聞いていたが、噂は誠だとよく分かった」と言う。長海水君は「小仙のくせに水君に向かって生意気な」と言い返し、紅児は夜華を殴ろうとする。しかし自分に触れられる前に紅児を術で飛ばしてしまう夜華。
夜華が皇太子殿下だと疊風が教え、長海水君は跪く。
夜華は鮫人族の横暴を天宮に訴えず、鮫人族の首領の息子にへりくだり兵の反乱を隠そうとしたうえ、民を守れず娘さえ犠牲にしようとした長海水君を責め立てる。命乞いをする長海水君。疊風は少し離れた場所に長海水君を連れて行き「殿下は鮫人族を滅ぼすために来られました。許されたいのなら方法は1つだけ。“血祭り”に」と話す。残忍な鮫人族のことを考え、長海水君は「首領の最愛の息子をもし殺せば…。そのうえ戦に負けでもしたら長海は滅亡してしまう」と躊躇する。「死罪になりたいですか?」と言う疊風。決心した長海水君は「そこにいる鮫人族を捕らえよ。首をはね、血祭りに」と告げる。
運ばれてきた紅児の首を見た首領は、悲しみ「夜華め、この恨みはも必ず晴らす!」と剣を掲げる。
夜華は素素に目を閉じるように言い、二人が過ごした小屋へ運ぶ。
「二度と離れないわね?」と言う素素を寝台に座らせ「まだ大事な用があるのだ」と話す夜華。素素は「生まれるまでに戻る?」と聞く。「必ず」と言った夜華は「今度戻ったら、もう二度と離れない」と約束する。
夜華が必ず半月以内に戻ると言い「もし半月が過ぎても戻らなかったら…」と言う素素。夜華が「どうなる?」と言うと、素素は「戻らなかったら、もう半月待つけど、それ以上遅れたら許さない」と答える。夜華は「分かった。私が留守の間は、この林から一歩も出るな。腹に子がいれば私の家族に見つかるかも。そうなれば大変だ」と話す。素素は「なぜ大変なの?」と言う。「戻ったら話す」と言う夜華。そして夜華は「私を待て。良い場所を探して十里桃林を作ろう」と言う。
外に出た夜華は、術で小屋を竹林に隠す。
天界に戻った夜華は、天君に報告する。「明日から自ら兵を率いて向かうが良い。一月(ひとつき)以内に鮫人族を服従させよ」と告げる天君。しかし夜華は「7日です」と言う。首領を討ち、7日で戻ると。
もう1つ、天君は青丘との縁談について「洞窟に籠もっている白浅が出てきたら婚儀を行う」と話す。
連宋は夜華に「“地位より美女を欲す”とは名君の行いではない」と言う。ふと笑った夜華は「無理に天君になっても、名君にはなれません。ならば別の有徳な者に譲った方がいい」と話す。
「叔父上、お力添えを」と夜華が頼む。連宋は「そなたに白浅を押し付け後ろめたく思っていたが、早くも清算する時が来るとは。ゆえに案ずるな、必ず助けてやる。父上の前で証人となり“跡形もなく消えた”と話す」と言う。
洗梧宮から夜華と連宋が出て来ると挨拶をする素錦。「ここで何を?」と連宋が尋ね「天君の命にて、婚儀の準備のため洗梧宮を掃除してます」と素錦が答える。誰の手にも任せず、私が見回っていると。
夜華は連宋と共に母・楽胥と会う。楽胥は産んでからずっと会えず、そばで世話をしてやれなかったと心を痛めていた。こたびの青丘の白浅との縁談も私が知ったのは誰よりもあと、この縁談が満足か気になっても聞けないと。夜華は「己を責めないでください。皇太子ならば縁談は家長が決めるもの。納得しています」と話す。
「夜華が出陣すると聞いてから、胸騒ぎがするの」と言う楽胥。連宋は「夜華の仙力は墨淵上神にも匹敵します。鮫人族など、ひとたまりもない。3日を待たず、勝報が届きますよ」と話す。夜華は楽胥に「私が戦地へ発ったのち、どうぞご自愛ください」と言う。「分かった、そうするわ。私はここで気楽に暮らしている。私のことは気にせず、戦に集中してちょうだい」と言う楽胥。
調理場にいた素素は「あなたの父さんは留守だから我慢してね。誓い合って夫婦になったけど、家族にも会わせてくれない。これじゃ愛人と同じね。今は外も歩けないし、息が詰まりそうよ」とお腹の子に話しかける。
軍営。「西海から兵3万を連れてきました」と夜華に報告する疊風。一緒に来た長海水君も「長海の兵は1万ですが、いつでも出陣できます」と言う。そこに素錦が入って来る。
「皇太子殿下、私にも何かご指示を」と言う素錦。夜華が「何しに来た」と言うと、素錦は「私の一族は7万年前に全滅しましたが、今、支族の首領が集まってます。ゆえに天君に首領たちと共に戦う許しをもらいました」と答える。連宋は素錦を外へ連れて行く。
「父上の妃を相手に本来なら遠慮すべきだが、あえて言おう。剣さえ使えない者が戦装束だけで何の役に立つ?」と素錦に言う連宋。素錦は「皇太子殿下と生死を共に」と答える。連宋が「まさか、まだ夜華を諦めていないのか?」と聞く。素錦が何も答えられず、連宋は「そなたの胸の内は知らんが、天妃となった身なら夜華とは望みがない。誤った考えは早く捨てろ」と告げる。
「白浅は先の婚約を解消し、夜華に嫁ぐとか。天宮では予想外のことが起こります」と話す素錦。連宋は「馬鹿を言うな。間もなく開戦だ。夜華の足を引っ張ることはするな、分かったな?“素錦天妃”よ」と言うと行ってしまう。
夜華は敵の守りが整わない今夜に出陣することを決める。
疊風や兵たちが出て行き「素錦が来たせいでやっかいが増えた。疑われないよう完璧にやり遂げねば」と夜華に言う連宋。夜華は「ご心配なく。鮫人族の斬魄刀で斬られれば、必ず死にます」と話す。連宋が「むざむざと斬られる気か?」と驚く。「そうです」と答えた夜華は、ご安心を、刀との間合いをはかります、傷つけられても死にはしません、と言う。それでも連宋は「そなたが言うほど簡単にはいかないぞ」と心配する。
夜華が「事が終われば私を隠し場所へと運び、天君にお伝えください。“跡形もなく消えた”と」と話す。連宋は「戦が終われば皇太子の夜華はいなくなる。それで、よいのだな?」ともう一度聞く。「私の願いは、この身が二度と束縛されないことです」と言う夜華。
ーつづくー
離怨と臙脂の母が鮫人族ということだけど、2人は鮫人族ぽさがない感じ。
どこも青くないし。(そこ?)
そういえば鮫人族の女子は出てきてないけど、どんな姿なんだろう?
見てみたい(๑>◡<๑)
それにしても、鮫人族って甥にも冷たい…。
素素が願っていた赤ちゃんができてよかった(ฅ´ω`ฅ)
まだ、お腹の中だけど、1人で待っているより心強いはず。
素錦が何か企んでいるみたいだけど…もう、ここまで来ると誰が何を言っても素錦の気持ちは変えられないよねヾ(・ω・`;)ノ
天君も負い目があるから素錦の言いなりなのかな?
もしくは素錦の言い方がうまいのか(*´Д`)=3
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#ヤンミー #マークチャオ #三生三世十里桃花 #あらすじ
サメのような青色で顔にヒレがついてて、ちょっとイメージとは違ったけど、やっぱり悪役顔でした。
翼族も黒い衣装で角みたいのが顔から生えてて悪役なんだろうけど
たまに角がないバージョンで出てくるけど
そのときは悪役ぽさが薄れてるような・・・。
臙脂も悪役じゃないしね。
玄女の方がよっぽど悪だわ。
と思ってもしょうがないですよね。
素素の立場からは何か夜華が隠しているのは明らかですから。。。
いよいよ開戦しますが、そんなにうまく行くのでしょうか???
ちょっと心配です。。。