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中国ドラマ「霜花の姫~香蜜が咲かせし愛~」第43話 あらすじ

2019年07月31日 16時24分07秒 | 霜花の姫~香蜜が咲かせし愛~(中)

【登場人物】
錦覓(きんべき)…楊紫(ヤン・ズー) 花女神の娘
旭鳳(きょくほう)…鄧倫(ダン・ルン) 天帝の息子
潤玉(じゅんぎょく)…羅云熙(レオ・ロー) 天帝の息子 旭鳳の兄



魘獣の吐き出した夢に「錦覓が私を愛していると知りつつ邪魔するとは」と言った旭鳳の姿と、洛霖と臨秀の2人を殺した場面が映し出される。
魘獣の行った場所は夢録に記されるため、披香殿に忍び込む錦覓。“あの夢が事実なら、魘獣は栖梧宮に”と思いながら、必死で探した錦覓は、夢録をようやく見つける。それを読んだ錦覓は“本当に鳳凰の夢だった”と驚く。


布星台。潤玉は「商星はサソリに似ており、参宿は弓を引く狩人のようだ。獲物と狩人は敵として宿命づけられ、まれに交わるが結局は遠く隔てられ出会うことはない」と鄺露に話す。


璇璣宮。鯉児を連れて出て行こうとする彦佑に「どこへ行く気だ」と聞く潤玉。彦佑は「家に帰します」と答える。潤玉は「おかしなことを言う。ここがその子の家だ」と言う。「掟と偽りが多すぎて、子供の天性を損ないかねません」と返す彦佑。潤玉が「鯉児来い」と手を差し出すと、鯉児はそばへ行こうとする。しかし彦佑が鯉児の手を離さない。

「ここは本人に決めさせては?」と言う鄺露。彦佑が「では、お前が決めろ」と言うと、鯉児はここに残ることを選ぶ。仕方なく、出て行きたくなったら呼べ、と鯉児に言う彦佑に、潤玉は「私にとってはお前も“弟”。去るつもりなら止めないが、気が向いたらいつでも来い」と話す。しかし彦佑は「無能な私には殿下の義弟など務まりません。謹んでお断りを」と言って出て行ってしまう。

「よく残ってくれたな」と鯉児に言う潤玉。鯉児は「母上はあの日、僕を雲夢澤の泥に隠して言ったんだ。“自分が戻らなければ義兄上に従え”って。ちゃんと覚えてるよ」と答える。潤玉は「私も母上から、生涯、お前を守れと託されている」と話す。これからは2人で支え合って生きようと。

鯉児を休ませに行かせたあと「彦佑が去るほど、私は変わったか?これまでの生涯、道理を犯したことなどない。なぜ天后や旭鳳には気ままな真似が許されるのに、私は敵を討とうとしただけで避難され親しき者を失う?」と言う。「衣は白い方が汚れが目立つもの。人の噂など気にすることはありません」と言う鄺露。潤玉は「この道を選んだ以上、人にどう思われても後戻りはできない」と言う。


九霄雲殿。鳥族の懐柔において夜神の功績は大きいと思った天帝は「火神と遜色がないどころか、一段と緻密かつ周到で大いに安心した」と皆の前で潤玉を褒める。潤玉は「太上老君の三宝とは慈しみとつつましさ、人の先に立たぬことです。私は規範を大切にし、職務外の口出しを控えてきました。こたびのことは職務に関わるゆえ当然かと。ご期待を裏切らぬよう、心を尽くします」と言う。

太湖八百里を忠誠の証として納めたいと鳥族の隠雀長老から奏状が届いていた。天帝は太湖は龍魚族の故地だったため、夜神の封地として与えようと思うと話す。潤玉が「行き場を失った水族を太湖に移してはいただけぬでしょうか」と頼み、天帝は許可する。


潤玉は太湖の湖畔に彦佑と鯉児を連れてくる。「この太湖は母上の故郷だ。私の代わりに守ってくれ」と鯉児に言う潤玉。鯉児が「でも僕の霊力は低いよ。守れなかったら?」と言うと、潤玉は「この湖の底には泥の深い場所がある」と話す。「安心して、きっと守ってみせるよ」と言う鯉児。潤玉は「何かあれば呼べ。彦佑も助けてくれる」と言う。

鯉児が太湖へ入り「これで満足か?」と潤玉が彦佑に聞く。「わざわざ見せる必要などないのに」と言う彦佑。潤玉は「お前には義兄として、あの子が何を選んだか知る権利がある」と話す。彦佑が「いつも完璧でいるのは疲れませんか?」と尋ねる。「死ぬよりはいい」と答える潤玉。

彦佑は「殿下は8つの天将を掌握して、天帝に次ぐ権力を得て太湖も回収しました。実にめでたい。義母上もお喜びでしょう」と言うと、行こうとする。潤玉が「行くのか?」と言うと、立ち止まった彦佑は「自由に生きるのが好きなのです」と返す。「我らの道は別れたが、縁があればまた会おう」と言う潤玉。うなずき「お元気で」と言って、彦佑はその場を後にする。


玉兎が苦手な老胡には驚雷鼓を、珍しい景色を見るのが好きな連翹には万象筒を贈る潤玉。
潤玉が錦覓の元へ行き、その場にいた玉蘭が「斗母元君が十数万年前に書かれた“花経”がなくなり長芳主は嘆いていたの。そうしたら夜神殿下が神通力でそれを見つけ、全巻を下さった。長芳主はこれ以上ないほど褒めていたわ」と海棠に話す。「夜神殿下はさりげなく全てを円満に解決してくれるわ。難しいことも軽やかにこなされるから、助けられた側も素直に受け取れる。まさに“物を潤す細やかにして声なし”。世の中で最も難しいことよ」と褒める海棠。


気落ちしている錦覓に「水神殿の職務は、私が代わりに行っている」と話す潤玉。錦覓は「あなたがいなければ、きっと私は途方に暮れていた」と感謝する。
あくまで仮説として「下手人が天界の上神だったら、天帝は公正な裁きをするかしら?」と聞く錦覓。これほど時が経っても手がかり1つ出てこない、下手人の身分が高いから捜査を控えてるんじゃ?、多分その人を罰したくないのよ、と。

「執法殿が幾度か上奏したが、証拠不足でやむなく取り下げた。情報は封じられ、勝手な憶測もできない。誰か疑わしい者でも?」と言う潤玉。錦覓は「分からないの。物事にこだわらず、争いとも無縁の父上がなぜ殺されたか。どうして?」と言う。潤玉は「私のせいだ。君と結婚するのは想いを通わせる気の合う相手だからにすぎぬ。だがはた目には天界で最も無力な神の私が、一夜のうちに水上と風神、花界の支持を得たかに映る。帝位への野心を疑うやも」と話す。
錦覓の涙をぬぐい「水神殿の無念は必ず晴らす」と潤玉は言う。


魔界。暮辞と宿に泊まることにした鎏英は、騒がしい外を見に行く。そこには「魔尊のお通りだ」と横柄な態度を取る父・卞城王の臣下の姿があった。

「卞城王府の者が、いつ魔尊の手先に?」と鎏英が言うと、臣下は「大王の命で固城王と魔尊をお迎えに上がったのです。固城王との不和を解くために宴を」と言う。鎏英は「今後、こんな真似をしたら許さないわ」と言って、その場を離れる。


宿の部屋で、今は君のことを想うたびに、二度と失望させたくないと思う、と鎏英に話す暮辞。鎏英は「宴が終わったら婚儀を挙げてもらいましょう」と言う。うなずく暮辞。


卞城王府・宴。しばらく鎏英が城に戻っていないと聞き「天界が楽しくて戻りたくないとか?」と言う固城王。楽しんでいた魔尊の顔色が変わる。卞城王は笑うと「頑固な子だが、大局は心得ている」と話す。固城王はさらに「噂によると鎏英は火神と親しくしているとか」と言う。憶測を呼んでも仕方あるまいと。

「少し前、あの子は同族に命を狙われ王府に戻れなかったのだ」と言う卞城王。固城王が「何が言いたい?」と聞き、卞城王は「耳の早い固城王なら、よくお分かりのはず」と返す。魔尊は笑い「2人とも私の腹心だ。魔界のために杯を交わし、これまでの恩怨を全て洗い流そうぞ」と言う。


宴の最中、魔尊が酒に入った毒により亡くなる。


鎏英たちの泊まった部屋に、魔尊が死んだという知らせが。宴の最中に魔尊が亡くなり、卞城王は捕らえられてしまったと。

すぐに魔獄へ行き、卞城王を救うように言われた鎏英。急いで向かおうとした鎏英だったが、王府の者が捕らえられたのに、父の臣下が来れるはずがないと気づく。鎏英は「私に魔獄を破らせ、父の罪を固める気ね」と臣下に言う。
隠れていた兵たちが現れ、鎏英と兵たちは戦い始める。そこに暮辞が助けに来る。
暮辞はここは任せ、父君を救えと鎏英に言う。この程度の輩なら大丈夫だと。


洛霖と臨秀の件を母が否定しなかったことで、関係があると考える旭鳳。旭鳳は自分が間接的に殺したようなもの、母上のなさることは結局は私のため、本当に水神を殺したなら死罪は免れない、と胸を痛める。その時、私はいかにして母上を守ればよい?どんな顔で錦覓と会い、自分の良心にどう向き合えばよい?と。そんな中、魔界に異変が、という知らせが。


九霄雲殿。鎏英は「父は奸計で陥れられました。私が魔獄を破れば罪は確定します。魔界安定の功労者である父が容易に殺されれば下手人が喜ぶだけ」と力添えを天帝に頼む。しかし陥れられた証拠がないと、天帝は動こうとしない。潤玉や他の者たちも救いの声を上げてくれず、鎏英は失望して出て行く。


「干渉する義理はありませんが、捨て置けば魔界三王による均衡は完全に消え失せるでしょう。それは防ぎたい」と言う潤玉。月下仙人が「魔界の大長老・焱城王は修練に明け暮れて諸事を顧みず、固城王は野心家です。焱城王の陰で不和をけしかけていたとか。謀反の心は明らかです。太平を保てていたのは卞城王の仲立ちのおかげ。卞城王がいなくなれば残りの長老は野心家か日和見の輩ばかりで、六界に災いが降りかかるかと」と話す。魔尊の死は疑わしく、処刑を急ぐのも妙だと。

天帝が「誰を調査に向かわせよと?」と聞く。潤玉は「私が行き、父上のお力になります」と名乗り出る。しかし「魔界に詳しいのは火神でしょう」と言う月下仙人。旭鳳の謹慎期間も解けていた。


魔界。固城王で無理やり跪かされた卞城王。卞城王が処刑されそうになった時、鎏英が現れる。「待ちわびたぞ。捕らえよ」と命じる固城王。鎏英が囲まれ、暮辞が助けに来る。


ーつづくー


魘獣の吐き出した夢を見たら、やっぱり旭鳳が殺したと錦覓も思ってしまうよね(;д;)
ただでさえ、手紙だけでも旭鳳のことを疑っていたんだものね…。
錦覓も複雑だと想うけど、また母が関係しているのでは、と苦しんでいる旭鳳もつらい(ノ_・。)

暮辞が鎏英と一緒にいることを決心してくれてよかった。
まだまだ解決しなくてはいけない問題はあるけど、まずは一緒にいることが大事。

そして魔尊が(✽ ゚д゚ ✽)
死んでしまったら、あの息子2人はどうなるの?と余計な心配もしてしまったり。
さすがに自分が開いた宴で殺さないよね。
他の人から言われてじゃなく、天帝から調査を決めて欲しかった(;´д`)ノ
鎏英が失望するのも分かる。
真相は旭鳳が暴いてくれるかな。



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