李涵(りかん)/皇帝 …周渝民/ヴィック・チョウ 皇帝/憲宗の孫
黄軽風(こうけいふう)…胡冰卿/フー・ビンチン イタチの精
胡飛鸞(こひらん)…陳瑤/チェン・ヤオ 九尾狐族の末裔
李玉溪(りぎょくけい)…陳若軒/チェン・リオシュアン 王守澄の門弟
翠凰(すいおう)…宋楠惜/スン・ナンシー 狐族/侍女
全臻潁(ぜんしんえい)…梁婧嫻/リャン・ジンシエン 祠部主事
王守澄(おうしゅうちょう)…李彧/リー・ユー 宦官/枢密使・右丞大将軍
永道士(えいどうし)…李思澄/リー・スーチェン 道士
太皇太后(たいこうたいごう)…張瑞珈/チャン・ルイジア 憲宗の皇后
永道士にきれいな顔に戻してもらった軽風は紫蘭殿で目を覚ます。傍らには李涵がいた。
自分をさらった妖怪を李涵がまだ捜していると知り、妖怪は悔い改めたから必要ないと言う軽風。李涵は全主事にこの件を任せると言う。
紫蘭殿の前で邪術を使っている全臻潁を見た翠凰は、軽風と飛鸞に急いで知らせる。軽風はまだ精気が回復していないため、翠凰が軽風を守り、飛鸞が足止めすることに。
外に出た飛鸞は「自分の体を傷つけるわよ」と全臻潁に言う。その言葉で飛鸞がただ者じゃないと分かった全臻潁は「お前は妖怪?それとも妖怪に取りつかれてるの?」と言って攻撃してくる。飛鸞の首を絞める全臻潁。早く正体を見せなさいと。玉溪が駆けつけるが、飛鸞を助けることができない。そこに永道士が現れる。
全臻潁を術で飛ばした永道士。全臻潁が「何者?なぜ邪魔したの」と言う。永道士は「邪魔だって?自分の顔を見てみろ」と言い返す。池の水面で自分の顔の変化を見た全臻潁は、その場を去って行く。
寝台で意識のない飛鸞の手をにぎりしめる玉溪。目覚めた飛鸞は、玉溪が自分を“飛鸞”と呼んでくれたことが嬉しい。
飛鸞に受け入れてもらえないと李涵から聞いていた玉溪は「それは私に心を捧げたからか?」と尋ねる。うなずく飛鸞。
玉溪は高貴な陛下ではなく、貧しい書生だった自分をなぜ飛鸞が好きになったのか理解できない。飛鸞は「あなたにとって陛下は雲の上の存在。でも私から見れば、みんな同じよ。それに誰かを好きになる時、相手の身分なんか考えない」と話す。陛下は優しくしてくれる、でも私はあなたが好き、他の人はどうしても愛せないと。涙を流した玉溪は「生きている限り、もう二度と離れない」と言う。
顔を元に戻し、ほっとした全臻潁は、いつの間にか部屋に永道士がいて驚く。
「神出鬼没で900年分の功力を持つ終南山の永道士とはあなたのことね」と言う全臻潁。なぜ、まだ若いのにそれほど功力が?と言われ、永道士は「“素質だ”」と答える。生まれた時から900年分の功力を持っていたと。全臻潁が「胡婕妤は妖怪なの?それとも妖怪に取りつかれただけ?」と聞く。永道士が邪悪な妖怪なら必ず退治すると言い、全臻潁は取りつかれただけ?と思う。
その場を後にした永道士は、邪神は必ず災いを招く、という言葉を残す。
李涵は兄の子の成美・陳王を皇太子に立てると太皇太后に約束していた。「忘れるでないぞ」と太皇太后が李涵に言ったところに、郭妃が陳王を連れて来る。
太皇太后が「情勢はすでに安定した。陛下に譲位の意思がある以上、成美を皇太子ではなく皇帝にしては?」と李涵に言う。
成美に譲位せよと言われた李涵は、成美はまだ3歳、即位するには幼すぎる、幼君は他人に操られやすく国が揺らぐ恐れも、と話す。「国が揺らぐことを恐れているのではなく、己の皇子が生まれたため約束を反故にしたいのでは?」と言う太皇太后。滅相もない、ただ皇位は国の礎ゆえ慎重に考えねば、と李涵は言う。
太皇太后が「そなたには私心があるのだろう」と怒り「重大な件を簡単に承諾できると?」と言う李涵。そして、成美への譲位など朕は約束してない、太皇太后が成美への譲位に固執すれば外戚が政に干渉したと非難されましょう、と言って、李涵は出て行く。
王守澄は太皇太后が陳王への譲位を李涵に迫ったと全臻潁から聞く。かつて李涵を皇帝に推挙した太皇太后が、退位のために表立って動くことはないと思う王守澄。「では我々が動けばよいのです」と全臻潁が言う。陳王の擁立に失敗しても陛下を威嚇できる、義父上を敵に回せぬと分からせるのです、と。
王守澄と全臻潁が太皇太后と会う。「陛下の皇子こそが陳王即位の最大の障害です。ならばいっそ障害を除いては?」と言う全臻潁。頃合いを見計らって我々がうまく片付けます、と全臻潁が話し、太皇太后は「よかろう。では吉報を待っておる」と言う。
王守澄が太皇太后と密談したことを福荃が李涵に伝える。平然としている李涵を不思議に思う福荃。李涵は「故意に太皇太后との密談を朕に知らせ警告を発しているのだ。奴こそ最大の権力者で、皇帝の首さえすげ替えられると」と言う。断じて奴に屈さない、いずれ奴らには唐朝の主は李家だと思い知らせる、と言う李涵。しかし王守澄は兵権を握っていた。李涵は宦官だけでなく、外戚にも用心しつつ策を練らねばならぬと考える。そこに軽風が来る。
驪山の行宮建立を止めたい軽風は、“驪山の香り”という菓子を食べてもらいながら、今度一緒に驪山へ行こうと李涵を誘う。考えた李涵は工部尚書も連れて行くことに。「おかげで大問題が解決した」と言う李涵。李涵は行宮の建立を急がせると言う。逆効果になり、軽風は困ってしまう。
飛鸞と玉溪は密会しているところを全臻潁に見られてしまう。今すぐ陛下に告発しに行く、と言う全臻潁。玉溪は止めようとするが、飛鸞を諦めようとしない玉溪に怒り「私を恨まないでね」と言うと全臻潁は行ってしまう。
巻き込んだことを謝る飛鸞。飛鸞があなたを罰しないよう陛下に頼む、死ぬのは私1人でいい、と話し、玉溪は「死ぬとしても2人一緒だ。いっそ駆け落ちしよう」と言う。
紫蘭殿に戻ってきた飛鸞は事情を話し、今すぐ逃げると軽風と翠凰に言う。玉溪が本当に一生を託せる男か幻術で確かめた翠凰。自分の命を惜しまず飛鸞を守ろうとした玉溪の決意が分かり、軽風と翠凰は飛鸞を見送ることにする。しかし、その前に、直ちに陛下に拝謁せよ、という勅命が届いてしまう。どうして?と軽風が聞くと「陛下は祠部主事に接見したのち、胡婕妤と李玉溪将軍に対して拝謁に参れと命じた」と福荃は答える。それを側まで来ていた玉溪も耳にする。
ーつづくー
郭妃も陳王に譲位してもらいたいみたい…。
まだ3歳では、李涵が心配するように他人に操られてしまうよねヾ(・ω・`;)ノ
李涵が屈しないのはいいけど、子の命が狙われることになって心配。
企みを阻止できるといいんだけど。
とにかく太皇太后は腹黒い( ̄Δ ̄;)
永道士は本当に神出鬼没(≧▽≦)
忠告してたけど全臻潁はスルーだよね。きっと。
いつか気が暴走して取り返しがつかなくなりそう…。
李涵に呼ばれた飛鸞と玉溪も気になる。
2人のことを李涵に告発すると全臻潁は言ってたけど、好きな玉溪が殺されるようなことはしないような気がする。
↓ポチッと押していただけると嬉しいな。
よろしくお願いします。
にほんブログ村
#ヴィックチョウ #フービンチン #仔仔 #周渝民 #胡冰卿 #櫃中美人 #イタチの精 #九尾狐族 #中国ドラマ
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます