中国ドラマ「酔麗花~エターナル・ラブ~」第31話 あらすじ
卿塵(けいじん)/巫女…リウ・シーシー(劉詩詩)
元凌(げんりょう)/皇帝…ウィリアム・チャン(陳偉霆)
元湛(げんたん)…シュー・ハイチャオ(徐海喬)
元澈(げんてつ)/第十一皇子
元安(げんあん)/皇帝
元漓(げんり)/第十に皇子
朶霞(たか)/阿紫族公主
戸惑った元澈だったが、殷采倩は演習に参加する時の格好を見せたいだけだった。
秋の演習の日。目隠しをした桃殀は、金鳳石を陣の中へ飛ばす。陣には武器を持ち込むことは一切禁じられ、演習となる森は桃殀が自ら布陣した。陣のどこかに配された金鳳石を捜し、最初に見つけた者が勝者となる。
陣の様子は霊蝶が伝え星台水鏡に映し出す。鳳丞相、衛殿、殷殿、そして莫殿が立ち会い公正を保つ。勝者には金鳳石が下賜され、陛下に1つ望みを伝える。
「陣は開かれた。これより開始」と言う桃殀。
武娉婷ら暗巫の者たちも布陣の中にいた。配下たちに「この陣の中で、必ず皇太子と凌王を殺す。命を懸けても、あの2人を逃がさぬように」と命じる武娉婷。
様子を探りに来た霊蝶を見た武娉婷は、自分の霊力で霊蝶を別の場所へ集めることに。
皇太子の前に黒装束の者たちが現れる。本物の剣で斬りつけられ、兵ではないと分かる皇太子。
皇太子はすべての者を倒す。
朶霞の前にも黒装束の者が。朶霞も次々と倒していたが、最後は元湛に助けられる。
戦いが終わった後、皇太子が2人の元へ来る。「魏国の演習では陣に守衛が配されるそうですが、命まで狙われるとは」と言う朶霞。元湛は「あくまでも演習なので、死傷者など皆無でした。だが今回は様子がおかしい」と話す。
「ここに来るまで変わったことは?」と皇太子に聞く元湛。皇太子は「守衛に扮した者に襲撃された」と答える。元湛は単独で動かない方がよいと考え、3人で進むことにする。
元漓は邪悪な気配が漂い、何かがおかしいと感じる。そして暗巫の手の内だと気づき、外へ出て暗巫の目的を探ることを決める。そのために、わざと脱落する。
脱落した元漓は、陣の外へ出て莫不平たちのいる場所へ。
鳳衍と殷監正はその場をあとにし戻ることに。元漓は勝者が気になるからという理由で残ることにする。
桃殀は「霊蝶を戻してみて」と巫女に言う。その時、霊蝶が攻撃されたことが分かる桃殀。暗巫の気配を感じた桃殀は「定水が死んでも、残党がいるのね」と言う。
陣の中には皇子や朶霞がいるため、桃殀は陣を破り、卿塵に呼びかけることにする。
卿塵の元に桃殀の霊蝶が飛んでくる。しかし「異変あり。何とか陣を破り…」と知らせが全部伝えられる前に霊蝶が消えてしまう。「長老が敷いた陣なのに、伝言さえ困難なの?」と言う卿塵。そして目をつぶり、様子をうかがった卿塵は、暗巫の気配を感じる。その時、放たれた何本もの矢が卿塵を襲ってくる。
隠れた卿塵は、腕に負った傷に手を当てながら「予知が現実に?」とつぶやき、駆け出す。
霊蝶が攻撃され知らせが届かず、星台水鏡もまともに見ることができない。莫不平が陛下に知らせるべきだと言い、衛殿が伝えにいく。
卿塵を矢で襲ったのは、聖巫女の血を手に入れるためだった。霊石に卿塵の血を落とした武娉婷が「卿塵は思いもしないはず。定水長老を追わせた霊蝶が皇宮に入れたゆえ、聖巫女だと知られたとは」と元溟に言う。「天の時、地の利、人の和、すべてそろった。今日こそ、成し遂げる」と言う元溟。武娉婷が碧璽霊石を中心に置く。
桃殀は術を使うが、碧璽霊石に霊力を吸収されてしまう。
「碧璽霊石は巫族の霊力を吸い取る」と霊石を見ながら言う元溟。武娉婷は「陣の中心に置き、霊力を吸収させれば、その陣では霊力を使えません」と話す。元溟は「桃殀の霊力はほぼ吸収され、陣は破れぬ。陣の中で卿塵がどれほど必死に戦おうと、霊力は発揮ではない」と言う。
元溟は金鳳石について元安に話た時のことを思い返す。
「かようにちっぽけな石で、巫族を罠にはめられると?」と聞く元安。元溟は「金鳳石は我々が持てばごく普通の石です。しかし巫族が持てば霊石となり、力を発揮します。本来、すべての霊石は巫族の物でした。ですが、ある時、各地へと流出したのです」と話す。元安は「つまり巫族は、この石を取り戻す気だと?」と言う。元溟は「毎回、巫族の布陣は形式的なものでしたが、金鳳石を配置すれば桃殀長老は奪回を謀り、異なる布陣をするはず」と答える。元安は「昔邪はかつて言った。“巫族には独特な布陣法がある”と」と言う。そして「こたび桃殀長老に、その独自の布陣をさせて、霊石の力で巫族を殲滅させます」と言った元溟。
巫族は必ず陣を破ろうとする、だが我らはこの機を逃がさぬ、と言い、元溟はその場から離れる。
元溟の後をつけていた元済は“九弟は誠に離境天を墓場にするつもりか?いかん。大兄上たちを捜し、九弟の過ちを止めねば”と考える。しかし罠にはまりそうになり、元溟に助けられる元済。
「お前はなぜ、こんなことを?」と元済が聞く。早く手を引け、まだ間に合う、私は誰にも言わないと。元溟は「三兄上には関係ない。おとなしく、ここに留まり、私の邪魔をするな」と言う。
行こうとする元溟に「久だな?」と元済が言い、元溟が立ち止まる。
「お前なのだろう?暗巫と会っていたな。天舞酔坊が封鎖されたあと、四弟が伝えにきた。“暗巫の首領を逃がした女子が香り袋を残していった”と。私だけが持ち主を知っている。あの香り袋は久の物だ」と話す元済。元済はさらに「父上が襲われた日、お前は母君の命日を口実に参内せず、天舞酔坊へ行った」と続ける。元溟が「なぜ知ってる?」と聞く。元済は「あの日、私はお前に会うため屋敷を訪ねたのだ」と話す。溟王府からの帰り、元溟が昨晩から屋敷に戻っていないことを不審に思いながら街を歩いていた元済は、天舞酔坊からの逃亡者を捜す兵たちを目にしていた。
元済は「陣に入るとすぐお前のあとをつけ、暗巫に指示したのも見た。まだ私をごまかすつもりか?」と言う。「ごまかしてなどいない。考え過ぎだぞ」と元溟は言うが「お前は明らかに久だ。父上に線香を上げさせたのは、お前だろう?」と言う元済。そして元済は、お前を罪人にしたくないと言う。
元凌と会った卿塵は、陣に暗巫が潜んでいることを伝える。状況が不明なら、皆で固まったほうがいいと考える元凌。そこに霊蝶が。しかし、また“碧璽霊石が霊力を吸収”とだけしか聞こえない。「何者かが陣に碧璽霊石を?もし、そうならここで霊力は使えず、長老も陣を破れない」と言う卿塵。元凌は花火を打ち上げ、皆を呼び寄せる。
駆けつけた木頦沙が陣の中へ助けに行こうとする。しかし陣法がかけられているため、入ることができない。
元凌と卿塵は、他の皇子たちや朶霞、殷采倩と合流する。
元凌は自分と卿塵、元溟、元済の4人で組み、他の皆は別の道へ行かせることに。「我々が暗巫を引きつける。皆は大兄上を守れ」と言う元凌。
元溟と元済の前を歩いていた元凌と卿塵。元凌が「なぜ、このように分けた?」と卿塵に聞く。卿塵は「金鳳石は巫族の神聖な宝よ。取り戻したいの。皆と離れて機会をうかがうわ」と答える。「九弟と三兄上を同行させたのは何ゆえだ?」と言う元凌。卿塵は「他の皆のことは把握しているけど、溟王殿下と済王殿下は謎が多いわ」と話す。
霊石を差し出しながら「金鳳石は時を止める力があるの。この芙蓉石と互いに反応し合うわ。これを使って捜すよう長老に言われた」と言う卿塵。芙蓉石を手に取った元凌が「私に捜させたいのか?」と尋ねる。卿塵は「そうよ」と返し「私が溟王を引き離すから」と言う。
卿塵は術で元溟と元済に砂煙を浴びせる。そして元溟の手を取り、その場から連れて行く卿塵。
卿塵は碧璽霊石のある場所まで元溟を連れて行き「ここまでよ」と告げる。私の血と碧璽霊石で奪われた霊力を跳ね返されても耐えてみせる、陣も破ってみせるわ、と。
冥魘は陣を破ろうとしたができなかった。元漓が飛ばされた冥魘を支え「お前には無理だ」と言う。冥魘が「帰ったのでは?」と聞く。元漓は陣に異様な気配を感じ、わざと脱落したことを話す。
元漓が莫不平と冥魘の前で霊力を使い「殿下はなぜ霊力を?」と莫不平が聞く。元漓は「私と卿塵の秘密だ。そのうち話そう」と返す。
元漓は穴を開けて外から救出に入ると話し「私に任せろ」と言う。元漓の霊力を見て「殿下の霊力は私より上だ」と冥魘に言う莫不平。
吐血した元漓の口元の血を、冥魘は拭う。
「今日、私は望みをかなえる」と言う元溟。卿塵は「暗巫の長老を倒し、繊舞の潔白も証明した。今日の周到な計画は何のため?」と聞く。元溟は「私が暗巫だと知りながら誰にも暴かなかったのは、利用して長老を倒すためだな。暗巫の長老亡き今は、私を殺すのか?誰のために?七兄上か、四兄上か?」と言う。「殿下が今日の準備を慎重に進めたのは。皇太子殿下を倒すためかしら。それとも凌王殿下を?」と返す卿塵。
元溟は「それが、どうした。私の生涯最大の苦しみは、繊舞を守れなかったこと。繊舞は暗巫の毒に侵されたが、それだけではない。鳳丞相は繊舞が戻った一時後、私に知らせた。その間、鳳丞相が繊舞に何をしたかは言うまでもない」と話す。卿塵は「父上に疑いを抱くなら、その一時の出来事を調べるわ。ただ今の殿下の本心は、真相よりも帝位を求めているのでは?」と聞く。
“とにかく碧璽霊石を外して、陣を破らないと”と思った卿塵が動き、元溟との戦いが始まる。そして碧璽霊石を手に取る卿塵。飛ばされた元溟が負傷し、卿塵は「碧璽霊石は吸収した霊力を中心から外した時に放出して、あなたを攻撃したわね」と言う。
“彼を殺せば、命の花の花びらがまた落ちる”そう思った卿塵は、霊力で元溟を治療する。卿塵は「癒さないと森から出られないわ」と言う。
結界が破られ、助けにきた張束たち御林軍と元湛たちが会う。元湛は皇太子に御林軍を借りることにする。
「実は内部に裏切り者がいると気づき、四兄上は我らを2組に分けた」と皇太子に話す元湛。私たちの組は攻撃されず、公主を無事外に出せた、もし裏切り者がいればこう順調には進まぬだろう、と。皇太子が「つまり裏切り者は四弟の組にいると?」と聞く。元湛は「四兄上たちが戻ってこない。裏切り者が暗巫と落ち合ったのやも。とにかく捜してみないと」と言う。
ケガをした元溟が歩いているのを、元凌と別れた元済が見つける。その時、元湛と御林軍が来る。「四兄上は裏切り者を特定しようとした。我らの組は無事だったゆえ、当然、こちらにいるであろう」と言う元湛。元済は近くにいた兵から剣を奪い、元溟の首もとに刃ををあてる。後から来た卿塵が「済王殿下」と言いながら飛び出して来る。
元済は元溟をかばい「綿密に練った計画が、お前らに暴かれるとは」と言う。そして元溟を人質にして、その場から離れて行く。
芙蓉石を使って、元凌は金鳳石を見つける。それを手に取ろうとした時、刺客が。
すべての刺客を倒した元凌は、芙蓉石を金鳳石に近づける。その瞬間、以前の時空の出来事が元凌の頭を中を駆けていく。金鳳石を手に取り“今のは私の記憶か?私と卿塵の間に一体、何が?この記憶は真実なのか?”と思う元凌。
ーつづくー
まさか元漓が冥魘や莫不平の前で霊力を使うとは思わなかった( ゚艸゚;)
たしかに緊急事態ではあったけど。
これから元漓と巫族の関係も変わるのかな?
久が元溟だった!!!
元溟は変装が得意だって話していたし、あの日、宮女たちが元溟を捜していたものね。
元安が焼香に来たのも、やっぱり偶然ではなかったんだ。
それにしても、あの時の久、すごく可愛かったな。
元済がいい人すぎて(;△;)
でも、元溟は本当のことは言わないよね。
そしてそして、元凌に前の時空の記憶が!!!(✽ ゚д゚ ✽)
でも思い出したわけじゃないから…元凌は混乱するはず。
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元済は本当にいい人でしたよね。。。
元溟をこんな形で救わなくてもよいのに。。。
元漓がさくっと脱落して、らしかったのですが、
姐姐も書かれているように、それ以上がありましたね。。。
なんと霊力を披露とは!
前回、卿塵が予測したことはどうにか防げそうなのでしょうか。
気になります。