中国時代劇「項羽と劉邦 King's War」第32話 あらすじ

馬から降りた項狄は、虞姫や虞子期に一旦ひざまずく。そして項羽に向かい「私の命は項軍のもの。死んでも悔いはありません」と言うと、剣を抜き自ら命を絶ってしまう。

項狄の墓に土を盛る項羽。項狄の魂が安らかに眠れるよう祈りながら虞姫も手伝う。


項羽が軍営に戻ってくると、懐王の派遣した使者・宋襄が待っていた。10日間、軍営を離れていたことで、項羽、鍾離昧、季布はそれぞれ自分を死罪にしてほしいと言い、宋襄は処分を范増に決めさせる。鍾離昧を棒打ち30回に、項羽は1日謹慎とする范増。

夜、項羽は范増と鍾離昧を見舞いに行く。范増から道中、妙な状況に遭遇しなかったか聞かれ、鍾離昧は邯鄲の近くで駐屯している秦軍を見たと話す。我々は夜のうちに通り過ぎたが、夜が明けても追って来なかったと。秦の動向を懐王(羋心)が気にしていると范増が言い、項羽は趙が危機にあることを悟る。


趙国が楚に援軍を頼んで来る。項羽の勢力を弱める絶好の機会だと思った宋義は、羋心に「我らが講じた策を実行に移す時では?」と言う。


簫何は趙の状況を知り、羋心に援軍を求めてくると思う。「我らの力を見せる好機だ」と盧綰に言う簫何。簫何は盧綰から劉邦が宋義に会いたがっていると聞くが、絶対にだめだと止める。今は無力に徹し、何も求めない方が後に重用されると。


羋心は軍議を開く。趙群が援軍を求めてきたことについてどう思うか聞く羋心。宋義は機を見て動くべきだと言うが、項羽は我が楚国は諸国の代表、我らが動かず誰が動くと言い返す。我らが動けば諸国も動かざるを得ないと。羋心は趙国を見捨てることはできないと、上将軍を宋義にする。そして次将軍を項羽、末将軍を范増にし出兵するよう命じる。

帰り。上将軍になれなかった項羽は怒っていた。そんな項羽から、なぜ声を上げなかったと劉邦は聞かれる。劉邦は言おうとしたが、范増様から発言しないよう合図があったためだと返す。「あれをそういう意味だと?」と言う范増。劉邦はとぼけ続ける。


羋心は劉邦を呼び、共倒れにならないため別の部隊に咸陽を攻めさせ、章邯の力を削ぐという策を話す。その別部隊として劉邦に咸陽へ行ってほしいと言う羋心。しかし劉邦は、私の配下はこれまでの戦いで生き残りはわずか、関中までの道中で何度戦をすることになるか分からない、例え咸陽にたどり着けても、残った兵で咸陽を落とす事はできないと断わる。

帰ろうとした劉邦だったが、振り向くと、関中への道のりは苦労を強いられる事は間違いない、他の将軍たちも二の足を踏むはず、しかし先に関中に入った者を王とすると明言して下されば、きっと行きたがる者がいると言う。


再び軍議が開かれ、宋義は軍を北へ向かわせるだけではなく、軍を二つに分け別部隊を西へ向かわせるべきだと提案。項羽は愚策だと反対する。しかし羋心は二つに分ける事を決め、行きたい者がいないか聞く。困難な道だと分かっているため誰も行きたがらなかったが、先に関中を平定した者をその王とすると羋心が言うと劉邦が「行きます」と名乗り出る。羋心は劉邦に3万の兵を与える事に。


劉邦は仲間と喜びを分かち合いながら軍営に戻ってくる。しかし、さっきまで晴れていた空から雷鳴が。劉邦は不吉な予感を感じ、急いで準備をすると夜のうちに出発する。


韓信は項羽に章邯の戦術と対秦軍の作戦を項羽に渡す。しかし項羽は韓信をつまみ出し、作戦も読もうとしない。


劉邦が森に戻った猛獣のようだと脅威に感じた范増は、魏王に劉邦が急いで出発したのは勢力を拡大したいからだと話す。そうなれば魏王様でも我が軍でも奴を抑えるのは難しいと。そして劉邦群の後を追い、ここぞという時に背後から秦軍と挟み撃ちにして劉邦を潰そうと持ちかける。その話に乗る魏王。


章邯は王離から劉邦が関中方面に向かっていることを聞く。しかし章邯は劉邦は雑魚だと思い気にも留めない。


点呼した盧綰は、兵が200人足りないことを劉邦に伝える。驚く劉邦。


ーつづくー


項狄が自害してしまいました…。
虞姫と虞子期のことを思ったらこうするしかなかったのかもしれないけど、ずっと共に戦ってきた項羽のことを思うとやっぱりつらいですよね"(ノ_・、)"
でも…虞姫って本当に優しいと思いました。

項羽は24歳なんですねー。
韓信の作戦を読んでほしいんだけど…。
そして相変わらず韓信てば面白い(*´艸｀*)

劉邦は頭がいいのかずるいのか(￣▽￣；)
それも1つのやり方だと思うけど、劉邦が上手くいく度に項羽は…で何だか複雑。

複雑といえば章邯も…(；_；)
もっと嫌な奴だったらよかったのに。



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