晴れのち女神が微笑んで 第16話

【出演者】
査美楽　役…シンディ・ワン
韓以烈　役…マイク・ハー
韓以風　役…シー・イーナン
楚少茵　役…リウ・イエン
何言劭　役…ゴールデン・チャン
郭瑄瑄　役…ミシェル・チャン


昔の自分は責任感が無かったが、以霏と出会い、子供が産まれる瞬間を目の当たりにして生まれ変わった気分だと以霏の母に話す宇誠。以霏の母からは"きれいごと"だと思われるが、宇誠は本気だと証明すると言う。


楽風でパン作りを始める宇誠。嫌な仕事もすすんでするように。そして誰もいなくなった厨房で夜遅くまで仕事を。


以霏も母を説得しようとするが、母は断固反対だと許してくれない。そんな中、韓家に瑄瑄の弟・小志が1人で訪ねてくる。小志はお姉ちゃんを助けてほしいと泣きながら以霏たちに訴えて来る。

以風が帰り、以霏は小志が来た事を伝える。小志の話では瑄瑄がこの数日何も食べず弱っていると。母は抜け目のない瑄瑄がよこしたと言い、以風に行かないように言う。しかし小志がウソをついているとは思えなかったと話す以霏。以風も小志が自分を騙すはずがないと瑄瑄の元へ。


以風の呼ぶ声に瑄瑄は急いでドアを開ける。「許してくれるの?」と言う瑄瑄。しかし元気そうな姿に以風はまた騙されたと思ってしまう。こんなことされても嫌気が差すだけだと怒る以風。小志がどうかした?と瑄瑄は聞くが、それもとぼけていると以風には感じ「同情を引くようなマネはやめろ」と。そして君のせいで美楽だけでなく、ささやかな幸せも失ったと言う。

「二度と僕をだますな。永遠に君を許す気はない」と涙を流す以風。これで君への愛は完全に消え去ったと言う。そんな以風に「笑っちゃうわ」と言い返す瑄瑄。「婚約者のいる身でありながら私を抱きしめて美楽さんと別れると誓ったのは?騙したのは誰?」と。そして、別れると自分で決めておきながら責任転嫁するなんて、あなたのほうがよほど恐ろしいし哀れだわ、と言い、帰るように言うとドアを閉めてしまう。


少茵に好かれていたことをなぜ黙っていたのか以烈に聞く美楽。美楽が嫉妬していると思い喜ぶ以烈だったが、美楽はただ聡明で美人の少茵までひっかかるなんて信じられないと思っただけだった。ヤキモチを妬かない美楽に怒り出す以烈。

「なぜ勘ぐって嫉妬しない?」と以烈が言うとカエルのような声で「はぁ?」と答える美楽。「カエルのつもりか」と言われ、美楽はカエルのマネを始める。その口を閉じるようにキスをする以烈。


翌日。美楽は以烈のベッドで目が覚める。すごい寝相で布団を奪われたから美楽を布団にするしかなかった、と以烈に言われ「もう、言わないで。聞きたくない」と恥ずかしそうに布団をかぶってしまう美楽。

以烈は布団をかぶったままの美楽を抱きしめると「なら聞くな。これから勝手に独り言を言う」と話だす。美楽から何度も身勝手な男だと言われたが、本当の自分は自信のない人間で、美楽と知り合ってから嫉妬するのは自分だけ。昔から大切な人から冷たくされ、裏切られては傷つけられてきたため、愛される価値もないと思い失望しないために難癖をつけるようになったと言う。先に拒絶すれば拒絶される痛みを味わわずに済むと。それを聞き「私だけは拒絶しないで」と言う美楽。かぶってた布団から美楽が頭を出し2人はキスをする。
ベッドに倒れこんだ2人。そこに少茵から電話が。


少茵からの電話で父親が病気だと知る以烈。余命もわずかだと分り、彼女が少茵に言づてを頼んだと美楽に話す。最後に会ってほしいと言われたが、以烈は懺悔させてやるつもりはないと言う。そして自分にとって父親は"敵"も同然だと。憎しみだけが生きる原動力だったと言う以烈に美楽は何も言うことができない。


美楽は以風と会う。父親の余命がわずかだと話し、以烈を説得するのは難しく、以風だけでも「会ってあげて」と話す美楽。しかし以風は顔を曇らせ「母さんを無視できない」と言う。そこに以烈の元カノ・小君が現れる。
「罰を受けるべきなのはもう1人いる」と言う以風。

家に来た小君に水をかける以風の母。死ぬ間際でも送る言葉は「"当然の報い"よ」と。小君が彼が心残りのないよう、一目会ってほしい、せめてお子さんだけでもと頼んでも「お断りよ」と以風の母は言い返す。そして悔いを残して死ぬのもせいせいすると言う。


以烈は"あの日"のことを思い出していた。以烈が家に帰ってくると、母親が「今すぐ出て行きなさい」と言う怒鳴り声が聞こえてくる。父と小君の2人が責められている状況が把握できない以烈。以烈に「私たち…」と言う小君をかばうように父が「私が話す」と言い、それを母が止める。次第に以烈も悟っていく。そして母親は父親と小君を家から追い出してしまう。

泣き崩れる母。そしてうらめしそうに以烈を見ると「お前のせいよ。お前が女狐を家に住まわせるから。これで満足?子供のころから私に苦労をかけてばかり、産まなければよかった」と泣き叫ぶ。
つらい過去を思い出していた以烈に美楽から電話がかかってくる。


美楽に呼び出され、おじいさんのお店へ向かった以烈。そこには美楽の他に小君がいた。「後悔してほしくないの」と美楽は言うが「奴がどれだけ悔いても罪は消えない」と以烈は言い返す。なぜ謝罪を受け入れないとダメなのかと。

「お父さんだからよ」と美楽は言うが、もう父親じゃないと思っている以烈は「何年も前に俺は両親を失ったんだ」と言うと車で行ってしまいそうに。その車の前に立ちはだかり「向き合う勇気もないの?」と言う美楽。過去の傷にこだわって逃げてばかりじゃ新しくやり直す事なんて永遠に無理だと。以烈は「俺がどう接しようと恨むなよ」と返し、3人で病院へ向かうことに。


病室の前で、病人のお父さんを興奮させないように以烈に言う美楽。「今さら遅い」と言い、乱暴に以烈は病室に入る。以烈の顔を見てベッドに横たわっていた父は驚く。

「以烈…」と言いながら手を伸ばす父。そんな父に以烈は「長年の恨みをぶちまけたかった」と言い「やめて」と止めようとする美楽には「感動的な体面を期待するほうが悪い」と言う。そして憎まなかった日は1日もない、ずっと孤独だった、殺してくれたほうがマシだったよ、と怒鳴る以烈に父は「私を恨んで当然だ」と返す。一番傷ついたのはお前だからと。

長い間苦しみを募らせ苦しんできた以烈に謝ると「永遠に私の中の罪悪感は消えないだろう。ののしって少しでも楽になるなら好きにすればいい。だがな苦しみから自分を解放してやれ。私が死ぬ前に罰するがいい」と言う父。それが自分にできる唯一のことだと話す父に「黙れ!何と言われようが許す気はない。あんたが死のうがな」と言うと以烈は病室を出て行ってしまう。


自分が生まれた時、占い師から「前世の借りを返すハメになる」と母親が言われたと美楽に話す以烈。そのとおりになり、苦労ばかりもたらしたと涙を流す。「俺は冷酷だ。違うか?」と聞く以烈に美楽は首を横に振ると「大好きなお父さんだから、裏切られてつらかったんじゃないの?」と優しく返す。そこに小君が来る。


ーつづくー


んー…。瑄瑄の言い分てどうなの?(￣-￣;)
たしかに以風がすべてを失ったのは瑄瑄だけのせいではないよね…。誘惑されても断ればいいんだものね。ただ、誘惑をした側の瑄瑄が美楽と別れると言ったのに騙した、以風のほうがよほど恐ろしい、と言うのは…何か納得できないな(￣Δ￣;)
美楽が事故を起こした時の電話以上に以風は恐ろしい事してないよね?

以烈のお父さんは…ずっと罪悪感を持ち続けて暮らしてきたとは思うけど、本当に以烈に申し訳ないと思っていたのなら、彼女とは別れててほしかったな。父親が子供を傷つけた代償は、自分の幸せを捨てることだったように思うの…。




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