嘉沅は寝てばかりいて起きてもぼんやりとしていた。自分が口を滑らせ嘉沅に母親まで失わせてしまったと思っている明娟は、早く蘇州に戻らなければ白殿が容赦しない、都を離れ蘇州で暮らせばきっと幸せになれると景風に話す。
景風は母親の身投げした場所で佇む嘉沅に外套をかけ、蘇州に戻ろうと話かける。しかし嘉沅は景風の顔も見ず、何もしゃべろうとしない。そこに嘉沅の叔母・学敏が駆けてくる。泣きながら嘉沅を抱き締める学敏。
蘇州へ帰る馬車の中。嘉沅の手を取りながら、戻ったらすぐに結婚しよう、結婚したらすぐに子供を作り、長男には江姓を名乗らせるんだ、と話す景風。うなずいた嘉沅は景風の肩にもたれ「私にはもうあなたしかいない」と言う。
徐恨は杭敬亭の養子になるのは嫌だと徐雷に話す。しかし父の命令に従えと言う徐雷。杭殿はお前の才能を買っていると。今まで徐雷から刺繍に関わるなと言われてた徐恨は、心変わりが不思議でならない。徐雷は「このまま私といたらお前に未来はないが、旦那様のそばで精進すれば道は開ける」と言う。それでも偽善者は嫌だと言う徐恨。
敬亭は江邸にあった"刺繍の神"の扁額を下ろしてしまう。敬亭に会いに来た徐恨がそれを目にし「なぜ扁額を?」と聞く。この屋敷は朝廷より賜った物で没収される、だからよそに移して保管すると説明する敬亭。
自分に会いに来た理由を敬亭は徐恨に聞く。敬亭は徐恨の肩に手を置くが、それを拒絶するように徐恨は後ろへ下がり、養子の件を断る。
敬亭に呼ばれた徐雷は、徐恨に話したが承知しない、養子の話は縁がなかったと諦めるしかないと言う。
「当時、妹さんから何か聞いていなかったのか?」と聞く敬亭。出稼ぎから戻ってきたら妹にはすでに子がいて学文は消えていたと徐雷は答える。父親の名前も亡くなる間際に口にしたと。徐雷がつらそうに「学文に天罰は下ったが、徐恨は一度も父の名を呼ぶことができない」と言うのを聞き、敬亭は"徐恨を手放してたまるか。たとえ実の父だと名乗れなくても、あの子は私の息子だ"と思う。
嘉沅は両親の亡がらを連れ蘇州に戻ってくる。しかし町の人たちは冷たい視線を浴びせ、江家の繍荘にも誰もいなかった。駆けつけた景風の母・白玉琴と妹の景風は、嘉沅と一緒に戻ってきた景風に、年越しに遺体だなんて縁起が悪いと怒りだす。そんな中、混乱した嘉沅は泣き崩れ、倒れてしまう。
嘉沅は杭邸に運ばれる。
「年の瀬に葬式まで出すなんて」と敬亭に怒りをぶつける白玉琴。杭家の家族がもめている最中に佩芸が「お嬢様がいません」と知らせに来る。
お粥を作った嘉沅は、父に語りかけていた。そこに来た徐恨は「俺が憎いだろ?」と言う。罪人の娘と関わりを断つのは当然だわ、と返す嘉沅。誤解をしている嘉沅に徐恨は都を離れたのは君を好きだからだと話す。「愛してる」と。そして都を離れた理由は手紙に書いたとおり、ここに残って君を守ると言う徐恨。
あなたがどうしようと母さんは生き返らない、今となっては無意味、両親さえ守りきれなかった私に愛や憎しみなんて必要ない、もう誰も信じられないし未練もない、これからは父さんの遺志を果たすため景風に嫁ぎ、息子に江姓を名乗らせると嘉沅は涙を流す。「そんなことを言わないでくれ」と徐恨が言っているところに景風が来る。
家に戻ろう、と言い、嘉沅を連れて行く景風。
風邪をひいた嘉沅が寝込む。白玉琴は「病人まで抱え込むなんて」と気に入らない。
目覚めた嘉沅に敬亭は戻れる家はもうないと告げる。
心配で嘉沅のいる部屋を見つめていた徐恨に「風邪を引いただけだ。お前には関係ないがな」と景風が話しかけてくる。そして行こうとする徐恨に、手紙を焼いたことも話す景風。嘉沅は読んでいないと。景風は手紙に書かれていた"あの夜"に徐恨の部屋で何かがあったと疑っていた。「どうりで嘉沅の純潔を必死に証明するはずだ」と景風から言われ、カッとした徐恨は「侮辱するな」と言い景風の頬を殴ってしまう。二人は喧嘩になるが、敬亭に止められる。
徐恨と景風を部屋に連れて来た敬亭は理由を聞くが2人は話そうとしない。それでも嘉沅のことだと分かっていた敬亭は、親と家を失ったばかりなのにケンカの原因とされては嘉沅も迷惑だと言う。「ケンカはもうしません」と言うと部屋を出て行く徐恨。敬亭は残った景風に「彼を見下すな」と話す。しかし徐恨を好きになれない、仮に実の兄弟だとしても嫌っていたでしょうと景風は返す。
薬を煎じていた佩芸に嘉沅の様子を聞く徐恨。風邪だけではなく、元気がないと佩芸は言う。そんな話をしている所に白玉琴と景珍が来る。
杭家の令息は主も同然、使用人が手を上げるなんてただでは済まないと白玉琴は徐恨に言う。白玉琴は江家の使用人が杭家にいるのも許せなかった。「私たちは、皆、働いています」と口答えをした佩芸が気に入らず、景珍は煎じ薬をこぼしてしまう。
杭家のおかげで路頭に迷わずにすんだと思っている嘉沅は、江艇から運ばれた"刺繍の神"の扁額が杭家に飾られていても、父の名声を残してくれたからだと感謝する。
町に出掛けた景珍と景風。景珍は徐恨のせいで景風の立場が危ういと話す。しかし「養子より実子の私の方が立場は上だ」と言い返す景風。
杭家に戻ってきた景風と景珍は、徐恨が景風の席に座り刺繍をしている姿を目にする。「ずっと兄さんの居場所があるとは限らないわ」と言う景珍。父さんが与えたのは席だけではなく、自分の秘蔵の図案集まで刺繍の手本に使わせていると。さらに「それでも立場が危ういと思わないの?最後には妻まで彼に譲ることになるわよ」と景珍に言われ「いい加減にしろ。大きなお世話だ」と怒り景風は行ってしまう。
景風は嘉沅とすぐに結婚すると敬亭に話す。しかし嘉沅はまだ喪中の身、今は時期が悪いと敬亭は言う。
外で景風と2人きりになった嘉沅は、徐恨の手紙をどうしたのか聞く。「奴が忘れられないのか?」と言う景風。嘉沅は私にとって決して忘れられないのは父さんと母さんだけ、考え過ぎだと返す。それでも景風は「夜に徐恨の部屋へ行き、何を話た?」と言う。好きにはなれないと言ったわ、だから好きになってないわ、と答える嘉沅。景風は強がっているだけだと思い「なぜ心が動く?」と言う。私と過ごした長い歳月が、奴との時間に劣るわけがないと。そして景風は「私と添い遂げる気持ちがあるなら誓ってくれ。徐恨を愛することはないと」と言う。
ーつづくー
江邸がなくなって佩芸や江福はどうなったんだろう?って心配だったから、とりあえず杭邸にいて良かったです(;△;)
誰もいなくなっていたら嘉沅が可哀想。
嘉沅の事を疑ってる以上、どんなに嘉沅が誓っても景風はもう嘉沅を信じられないような気がする…。
そうやって疑い続けられたら嘉沅も嫌だよね(;_;)
あと嘉沅の性格上、嘘はつけないと思うから…それも心配。
そうだ!!ようやく嘉沅の髪型が変わりました!!
こっちの方が好きー(*´ー`*人)
あと学敏も今日の髪型が似合っていたように思いました(*´ー`*)
皆様のところは台風、大丈夫でしたか?
私のところは思ったより雨もひどくなく、風もむしろ去った後の方が強かったです。
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はい!私もこちらの方が好きですね( ^ω^ )
学敏……今見てきました(≧∇≦)スッキリした感じかな~
嘉沅の事心配してましたね( ; ; )
手紙の事が、簡単に分かってしまって隠さないんだ~とちょっと思ってしまいましたが
それで展開が早くなったのかな~
景風が疑っていますよね( ; ; )疑っても嘉沅を離さないのは、本気で好きだから?
徐恨に取られたく無いから?
景珍も口喧しい( *`ω´)
嘉沅、このまま景風と……そうはいかないよね?
父の死もきっと疑って調べそうだし~
どういう展開になって行くんだろうと、ちょっと楽しみです。
佩芸や江福も出て来て良かった( ^ω^ )
うささん、ありがとうございます。