「シウシウの帰郷」
店内にいたシウシウは、インシオンの声を聞き驚く。涙を溢れさせながら、一歩一歩、後ろへ下がるシウシウ。
インシオンも返答のない店内に向い「開けてくれ、インシオンだよ。シウシウ、いるんだろ?ここを開けてくれ。36年間ずっと君を想っていた」と言いながら、その場に泣き崩れる。そこにフォン姐さんが来る。
インシオンの側へ行き「店主は彼女じゃない」と話すフォン姐さん。シウシウだと思っているインシオンは信じようとしないが、フォン姐さんは「本当に別人よ、私は会ったもの。店主に会ったわ。彼女じゃなかった」と言い聞かせる。誓ってシウシウじゃないと。「シウシウ、どこにいるんだよ」と激しく泣くインシオンをなだめ、フォン姐さんはインシオンとその場を離れていく。
2人の気配がなくなり、店から飛び出すシウシウ。立ち去る2人の後ろ姿にシウシウは涙が止らない。
シーシーとジョンユーが待ち合わせの場所にいると、暗い顔をしたインシオンとフォン姐さんが来る。「ホテルへ戻ろう。明日は帰国よ」と話すフォン姐さん。シーシーは彼に付き合ってもう少し残っていたいと言い「ご勝手に」とフォン姐さんは返す。
ホテルに戻ったシーシーは、フォン姐さんに日本まで来させてしまったことを謝る。フォン姐さんは自分の座っていたソファの隣にシーシーを座らせると「でも考え方を変えてみれば感謝するのは私のほうね。インシオンと知り合って長いのに一緒に旅行したのは初めて」と言う。「本当に愛してるのね」と言うシーシー。フォン姐さんはうなずき「彼がどう思おうと、私の気持ちが変わることはないわ」と言う。
翌日。おれんじ食堂の列車に乗ったシーシーとジョンユー。景色を見ながら美味しい食事を2人は楽しむ。
「もっといたいな」とシーシーが言うと「また今度、連れてきてやる」とジョンユーが返す。
ジョンユーはシーシーにお菓子のお土産を渡し「鹿児島のことを思い出したら食べろよ」と言う。胸に抱き締め、喜ぶシーシー。
帰国したインシオンは「出発前に心の準備をしてた、再会できる確率は低いと。でも、あの店の前で俺は確かにシウシウの気配を…」とティエンツァイに話そうとする。それを「もういい。約束しただろ?今回、日本へ行ってどんな結果であろうと、過去は忘れ生まれ変わり、自分の今後に向き合うって」とさえぎるティエンツァイ。「誰が言った?彼女を諦めると約束しただけだ」とインシオンは言う。
シーシーとジョンユーは、空港まで行くバス乗り場でシウシウと会う。シウシウも台湾へ行くことを知り「ご一緒に」と言うシーシー。
台湾に着いたシウシウは“熱海ホテル”に泊ることに。
懐かしい場所を歩いた後、タクシーで美川閣へ向かったシウシウ。インシオンとの思い出がよみがえる中、シウシウは危篤だと思っていた父(ウー社長)の元気な姿を見てしまう。騙されたと思ったシウシウは、すぐにその場を立ち去る。
ジョンユーと一緒に家に帰ってきたシーシー。シーシーは家族に内緒で日本へ行き、心配かけたことを謝る。
「娘さんは送り届けたので、僕はこれで失礼します」とジョンユーが言うと、呼び止めたティエンツァイが「うちのシーシーを勝手に連れ出して2人きりで過ごした。それに対して言うことは?」と言い出す。謝りもしないのかと。
「私が彼についていったの」とシーシーがティエンツァイに言う。それでも怒りが収まらないティエンツァイ。ジョンユーは「言っておきますが日本へは人捜しで行ったんです」と言い返す。それをウソだとティエンツァイは決めつけ「じゃあ誰だ、名前は?」と聞く。「ウー・シウシウです」と答えるジョンユー。その名前に皆が驚く。
「今、何と言った?」と聞くインシオン。ジョンユーはもう一度「ウー・シウシウです」と答える。父にとって大事な人なんだと。シャオホワがジョンユーの父の名を尋ね、ジョンユーは「ジャン・ジアホンです」と言う。「お前の父親は、あの詐欺師か」と声を荒げるティエンツァイ。インシオンは「それで?見つかったか?」と言う。「会えなかった。もう死んでたんだ」とジョンユーが返し、立っていられないほどのショックを受けたインシオンはイスに座り込む。
皆がなぜ嘆くのか理由が分らないジョンユーとシーシー。
父とシーシーの関係をジョンユーが聞き、ティエンツァイが「教えてやろう。お前の父親ジャン・ジアホン、ジャン先生は詐欺師だ。俺らは奴を信じ希望を託していたのに、奴は金を持って逃げやがった。それでインシオンとシウシウは別れた。分ったか」とジョンユーに話す。「父さんは人をだましたりしない」と怒るジョンユー。そんなジョンユーに「ウソじゃない。彼は詐欺師よ」とシャオホワも言い放つ。2人に希望を与えたくせに裏切ったからシウシウは白原さんに嫁ぐハメになった、あれ以来、里帰りもしないと。フォン姐さんはシーシーにジョンユーを送るように言い、2人を外へ出す。
外に出されたジョンユーは、父親が詐欺師呼ばわりされ誤解を解こうとする。しかしフォン姐さんは、あなたとお父さんもつらいがみんなも同じ、落ち込んでるから何も話す気にならない、無理矢理問い詰めてもまともに答えてくれない、と言って帰るよう説得する。
フォン姐さんがお腹を押さえ体調が悪くなり、付き添うことにしたシーシーは「必ず力になるから。明日、私もおじさんの所に行く」とジョンユーをなだめる。うなずき、帰って行くジョンユー。
シーシーが家に入ると、インシオンが自室でギターを弾いていた。
“いとしのハニー”をそっと歌うインシオン。その歌を自分たちの部屋で聞いたシーシーが「よく母さんが歌ってた曲だけど、父さんも歌えるの?」とフォン姐さんに聞く。フォン姐さんは「この曲はインシオンが作ったの、シウシウのためにね」と悲しそうに答える。インシオンのシウシウへの想いを知り、母を愛さない理由が分るシーシー。泣き出したフォン姐さんはシーシーを抱き締め「すごく怖いの。インシオンに捨てられるかも」と言う。
ジョンユーを家に呼んだインシオンは、フォン姐さんとシーシーと一緒にジャン・ジアホンのいる老人ホームへ行く。ベッドに横たわる父を前に「父は認知症なんです。1人では世話できないので預けました」と話すジョンユー。調子がいい時は僕が息子だと分るが、悪いとベッドさえ下りられないと。
ジョンユーはジアホンを起こす。ジアホンに近づいたインシオンは「ジャン先生、インシオンです。覚えてますか?1977年、北投の春風バンドです。あの夜、あなたは来なかった。金を持って来ると約束したのに。ジャン先生、覚えてませんか?なぜ、だましたんです。あなたのせいでシウシウは…」と問い詰める。「インシオンか?本当に君なのか?申し訳ない、すべて私が悪いんだ。私がシウシウの幸せを壊した。すまない」と興奮し出すジアホン。インシオンは泣きながら「シウシウは強引に嫁がされ、すでに亡くなった。今更、謝っても遅すぎる」と言う。父を押さえながら「それが真実でも30年以上も前のことだ。過去は変えられない」とジョンユーが言う。父はこんな状態です、責めても無駄だと。インシオンはいたたまれず部屋を出て行く。
美川閣の掃除をするウー社長の手を止めるアージョン先生。ウー社長はちり1つないよう掃除をすれば、シウシウが戻った時に感動すると思っていた。そんなウー社長にアージョン先生はシウシウが亡くなってたと話す。
ーつづくー
お店を離れた後、インシオンの肩に手をやってフォン姐さん振り返らないようにしたよね(;△;)
「インシオンに捨てられるかも」とフォン姐さんは言うけど…黙っていて軽蔑されたり嫌われるより、真実を話した方がいいのに。
インシオンはフォン姐さんのこともシーシーと同じように家族だと思っているはず。
それに、フォン姐さんはインシオンしか見ていないけど、フォン姐さんは1人じゃない。
シーシーがいるじゃない。
このままだと父親が詐欺師にされたままでジョンユーが可哀想(;д;)
ジョンユーもバイトをしながら父の介護もして支えてきて苦労してきたのに…。
次回にはいよいよインシオンとシウシウがー…というところで1週お休み・・・・_(:3」∠)_
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何度も機会に恵まれるのに、本当に疑問ですよね。
英雄と自分の関係を少しでも良くするためには
必要なはずなのに。。。
そして、秀秀死去の衝撃。
若者たちが拾ってきたこの情報は
余りにも衝撃が大きすぎます。
呉社長も含めて、どうなってしまうのでしょう???