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台湾ドラマ「ずっと君を忘れない」第33話 あらすじ

2016年06月19日 20時55分37秒 | ずっと君を忘れない(台)

「愛よ届け」


春風バンドに入れてほしいと言うジョンユーに「なぜバンドに?」と聞くインシオン。ジョンユーは、父の夢をかなえたい、レコードは出せないけどシウシウさんを呼び戻すために僕も力になりたい、と話す。

インシオンは「娘に優しくしてやってくれ。大人たちの事情で別れてほしくない」とジョンユーに言う。俺たちのためにも仲良くしてほしいと。ジョンユーはもう少し時間が必要だと言う。

インシオンやティエンツァイ、フォン姐さんたちの前で、ジョンユーはギターを弾きながら「いとしのハニー」を歌う。しかし少し歌っただけで「もういい」と止めてしまうインシオン。
インシオンはチャンとティエンツァイも交え、ジョンユーと一緒に「黄昏の城」を歌う。


シーシーはインシオンに会うため熱海ホテルへ行く。インシオンは出勤前でいなかったが、エレベーターから降りてきたシウシウを見かける。
シウシウを呼び止め外へ連れ出したシーシー。シーシーは「最低ね。いい年して人の家庭を壊すなんて」と言う。何を言っているのか分らないシウシウに「父さんに会う気でしょ」と。シウシウは、戻ったことは誰にも知らせていない、インシオンにも、と話す。

「ならなぜ父さんの働くホテルに泊ったのよ」とシーシーは言う。驚くシウシウ。「父さんに会えることを期待してるくせに」とシーシーに言われ、知らなかったとシウシウは返す。しかしそれを信じず「あんたは最初からウソばかり。“シウシウは死んだ”と言ったからうちじゅうが大騒ぎ。両親はケンカばかりだし、私までジョンユーにつらく当たられた」と言うシーシー。頼むからさっさと消えて、母さんは父さんに尽くしてきたのに、あんたのせいでずっと苦しみ続けて胃ガンになった、と。

シウシウはシーシーの家庭を壊さないことと、ホテルを出ることを約束する。「でも言っておく。北投は私の故郷よ。私が育った所なの。誰も私を追い出せない」と言うシウシウ。「それなら北投を去らない限り付け回してやる」とシーシーは言う。


“春風恋歌 流しコンサート”というタイトルが決まる。「テレビ局の仕事がどんなに忙しくても、俺らと練習する時間は作ってくれよ」とチャンに言うティエンツァイ。しかしシャオホワは「シウシウを見つけるのが先でしょ。いくら練習したってシウシウが見つからなければ全部ムダになるわよ」と話す。

インシオンは部下にも調べさせたが、北投のホテルにシウシウは泊っていなかった。色んなツテをたどって消息を尋ねていたシューチンも、何の手がかりもつかめていないと言うシャオホワ。話しを聞いていたジョンユーは「もしかすると“シウシウ”の名を使わずに泊ったんじゃ?白原節子の名前で調べたらどうですか?」と言う。
急いで熱海ホテルに電話をかけ、白原節子の名でインシオンは調べさせる。


ホテルに戻ったシウシウは荷物をまとめたあと、ホテルのレストランで食事をする。ガラス越しに外を気にしながら「ここで待ってても会えないわよ。父さんは今日、出勤しない」と言うシーシー。シウシウは「安心なさい。空腹だから食事しているだけよ」と返す。約束どおりホテルは出ると。


インシオンは自分の務めているホテルに“白原節子”が泊っていると知る。
その頃、シウシウはチェックアウトをしようとしていた。従業員は車でホテルに向かっていたインシオンに電話をかけ、そのことを伝える。「時間を稼いでくれ」と言うインシオン。

従業員はわざと冷蔵庫の飲み物を飲んだかシウシウに聞く。引き延ばそうとしていることが分り、インシオンに知られたと気づくシーシー。
シーシーはシウシウの手を引っぱり、タクシーまで連れて行く。近づいて来るインシオンの車を見たシーシーは、押し込むようにシーシーをタクシーに乗せてしまう。ホテルに着いたインシオンと入れ違いに出て行くタクシー。
玄関にいた従業員が「白原様はあのタクシーです」とインシオンに教える。

追いかけてくるインシオンを後部座席に座っていたシウシウが振り返って見る。涙を流すシウシウ。そんなシウシウに「どうしたの?つらい?」とシーシーが聞く。シウシウは「ええ、胸が潰れそうよ。心から愛する男性が私の乗るタクシーを必死に追ってきた。つらいに決まってる。ホテルを出ると約束したのに、まだ不満なの?」と言う。何も言えなくなるシーシー。

近くに止ったいた同会社のタクシーの運転手から、シウシウの乗ったタクシー運転手の電話番号を聞くインシオン。
電話をかけたインシオンが頼み、運転手がスピーカー通話にしてくれる。インシオンは「シウシウ、白原が死んだとなぜ言わなかった。日本での苦労も隠したな。もし君が幸せなら俺は何も言わない。だが1人きりなんだろ。決して放っておけない。30年以上ずっと、毎日、後悔していた、君の手を離したことを。30年以上、毎日、君を想っていた。君の帰りを待ってたんだ。今回は何があろうと君から離れない。3月14日に北投公園でコンサートを開く。一緒に歌うことは俺たちの夢だろ。必ず来てくれ」と言う。いとしのハニーを一緒に歌おうと。

涙が溢れて止らないシウシウは、電話を切ってしまう。「もっとスピードを上げて」とつらそうに言うシウシウ。


シウシウはウー社長のお見舞いへ行く。
病室の前で「3月14日は行くの?」とシウシウに聞くシーシー。シウシウは「行かないわ。私は誰の家庭も壊さない」と答える。

ベッドに寝ていたウー社長は、シウシウが来たことが分ると、名前を呼びながら手を伸ばす。
シウシウの手をつかみ「お前が死んだと聞いた時、私は…」と言葉に詰まるウー社長。ウー社長は体を心配するシウシウに「必ずベッドから降りて歩けるようになる。実はアージョンからお前の無事を聞いたとたんに元気が湧いた」と話す。

白原が亡くなっているとアージョン先生から聞いていたウー社長は、さらに「ここに残れ、日本には行くな。日本へ行っても1人きりなんだろ」と言う。「北投を去りたくなかったけど日本へ嫁がされた。あの時、二度と戻らないと誓った。でも…私は母の死に目に会えなかった。もう後悔はしたくないから帰ってきたの。だけど危篤なんてウソだった。元気だったのに…」と言うシウシウ。ウー社長は「私が元気だったら会いに来てくれんだろ。あの危篤の知らせはお前に会いたい一心で…。見てみろ、今、罰に当たって本当に病気になってしまった」と言う。

ウー社長は「無理に嫁がせたことで私を恨んでるなら返す言葉もない。だがインシオンのことは?まだ許せないのか?」と聞く。そして、あの時、自分とシウシウの母親、そしてアージョンの3人でインシオンを説得し、ウソをつかせたことを伝える。それでインシオンは一芝居打ってフォン姐さんと交際しているふりをしたと。「真実が分っても心の傷は癒せない」と言うシウシウ。シウシウは台湾を去るにせよ、残るにせよ、インシオンとは会わないと決めた、彼の愛が本物だったら私を白原に託したりするわけがないと言う。

「20年以上見てきたが、彼はお前のことだけを…」と言うウー社長。しかしシウシウは「今更、どうでもいい」と言う。相変わらず強情なシウシウに、ウー社長は「彼を愛してないなら、なぜ腹を立てる。30年以上も待つ男の愛が本物ではないと?もう白原さんはいない。お前にも守ってくれる人が必要だ。あの時、お前が失った幸せは、今、取り戻せるんだぞ」と話す。「昔、自分の幸せをつかもうとした時、阻んだのはお父さんなのよ。なぜ今頃…」と言うシウシウ。ウー社長は「ようやく分った。インシオンしかお前を幸せにできん」と言う。

シウシウはまた来ると言い、病室を出て行く。


インシオンがタクシーに乗ったシウシウに電話をかけた時の様子が動画に撮られていた。“純情男の告白”としてネットに流れ、10万以上が見て感動する。
ジージェがその事に気づきインシオンたちに話す。そこに取材をしたいというマスコミが。

インシオンはカメラに向い「みんなの前で言ったら君は照れるよな。だから何もかもコンサートが終わってから言う。大勢の前で歌うことは俺たちの夢だった。だから来てくれ。“いとしのハニー”を一緒に歌おう」と言って、シウシウにメッセージを送る。


テレビを見たシウシウは、インシオンの言葉を聞いて涙を流す。調理場の外でみんなと食事をした時“伝えたい言葉はある。でも、みんなの前で言ったら泣いちゃいそう”とインシオンに言った自分の言葉を思い返すシウシウ。シウシウは「まだ覚えていたのね」とつぶやく。
泣きながら頬笑むシウシウに「私があんたなら、絶対コンサートに行く。でも約束したんだから行かないでよ」と言うシーシー。

笑みが消えたシウシウは「約束どおり行かないわ」とシーシーに返す。シーシーは「なら、どうしてホテルを出てから、また北投に戻ったのよ」と聞く。「北投の香りが好きなの。この硫黄の香りが懐かしかった」と言い返すシウシウ。


シウシウの後を歩いていたシーシーが、通りかかった楽器店に入る。気づいたシウシウも入ることに。
奧ではジョンユーがギターを弾いていた。背後にいるシーシーに気づかず「いとしのハニー」を歌い始めるジョンユー。

部屋の前で声にださずにシーシーが一緒に歌う。後から来たシウシウはジョンユーに気づかれない声で口ずさむ。シウシウを見つめるシーシー。
怒ったようにシーシーが出て行き、シウシウも店を出る。

公園にいたシーシーにシウシウは「なぜ2人とも、あの曲を歌えるの?さっき、あなたは中に入らなかったけど、彼とケンカでも?」と聞く。「母さんが歌っていて覚えたの。彼には私が教えた。入らなかったのは別れたから」と答えるシーシー。あんたのせいで別れることになったと。鹿児島で会った時は、2人がお似合いだと思っていたシウシウ。シーシーは「あの時、私たちはあんたを捜してたの。あれから、みんなの人生が壊れ始めた」と言う。

シウシウはシーシーの顔を真っ直ぐ見ると「みんなこそ私の人生を台無しにした。答えなさい。なぜ私を責めるの?」と返す。「あんたを苦しめたいから、死んでも言わない」と言うシーシー。


“春風恋歌 流しコンサート”が生中継で全国放送されることになる。あまり大騒ぎしすぎるとシウシウが来づらくなると心配するインシオン。シャオホワはどこにいるか分らないシウシウには、いっそ大々的にやって真心を伝えるほうがいいと話す。


シウシウはジョンユーを連れてくる。シーシーの前で「私のせいでシーシーと別れたの?」とジョンユーに聞くシウシウ。
「あなたの父親は私たちに夢をくれた。でも、裏切って私たちを地獄に突き落とした。あなたの父親のせいで私たちは別れ、歌手の夢も破れた。原因はあなたの父親…」とシウシウが話すと「違う」とジョンユーがさえぎる。「では誰?」と言うシウシウに「シーシーの母親だ」と答えるジョンユー。あの人のせいで父は30年以上も誤解され、あの人のせいで父は逮捕され認知症になったと。


ーつづくー


シーシーも本当はきっと、自分がシウシウにひどいことをしていると分っているよね?
でも気が強いというか意地を張っているというか、素直になれない。

そして意地っ張りなのはシウシウも同じ。
コンサートに行かないとシーシーに約束してしまったシウシウは、ちゃんと行くことができるかな?
でも、ウー社長にまた来ると言ったことはホッとしたかも。

それから…シウシウ母は亡くなっていたのね(;д;)
シウシウ母も「流しはダメ、流しはダメ」と言い続けてシウシウを白原と結婚させた1人だったから、誠実なインシオンに「自分は間違っていた」と思ってもらいたかった。
娘の幸せを願う気持ちは分るけど、結局、シウシウを不孝にしてしまったから…。


残りはあと2話?
これからの展開がすごく気になります!!


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1 コメント

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佳境に (time)
2016-06-22 02:31:36
英雄と秀秀の現代のストーリーが大きく動き出しました。
姐姐仰るように、秀秀も詩詩も意地を。。。
その意地っ張りが相手の想い人を引き寄せていくのでしょうか。
コンサートの当日が楽しみです。
ふと、英雄に幸せになって欲しいと思ってしまいました。
今後の展開が気になります!!
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