雨に濡れた殷正は寝込んでしまう。趙嵐がスープを持ち見舞いに行こうとしていたが、震天に呼び止められ「甘やかすと反省しないぞ」と言われる。罰を与えた殷正をもう許してあげてと言う趙嵐。しかし簡単に許せる騒ぎだと思うか?と震天は返す。自作自演の末、簪まで紛失、マスコミまで利用したと。趙嵐はあの子が悪いのは分かるが、私の気持ちも考えてほしいと言う。わざとつらく当たったと言いたいのか?と言い、興奮した震天はまた体調に異変が。慌てて「もう行かないから怒らないで」と趙嵐は落ち着かせる。心配する趙嵐の気持ちも理解する震天は行くことを許す。
趙嵐が持ってきたスープを飲んだ殷正は、なぜ震天と再婚しようと思ったのか聞く。「子連れで30歳を過ぎた女に選択肢なんてある?」と返す趙嵐。震天は義理堅いし父さんの友人でもあったと。しかし実父が砂漠で死に生きて戻った震天への不信感と、女は大勢いるのに友達の妻との再婚はおかしいと思う殷正には子供だましにしか聞こえない。「簡単に説明できることじゃないわ」と言った趙嵐は、それでもあなたやお父さんにやましいことはしていないと話す。
置いてある雍正帝の指輪を見た趙嵐は「指輪を着けたら?あの人からのお守りよ」と言いながら指輪を殷正に渡し帰って行く。
殷正がはめた指輪を見つめていると、2階から藍蘭が下りてくる。座っている殷正に後ろから抱きつく藍蘭。「すまない。今度改めて君を紹介する」と殷正が言うと、藍蘭は「いいのよ。気にしないわ」と言う。藍蘭はお母様はあなたと会長の間に立って苦しんでいる、あなたもお母様と会長の板挟みになってる、いっそ離れたらいいのにと話す。しかし「僕は負けない。震天グループのすべては亡き父のものだ。殷家の財産でもある。康震天が父から手に入れたすべてを奪い返してみせる」と言う殷正。藍蘭は「分かったわ。私はあなたの味方よ」と言う。
バーで司宇がフレアバーテンディングのパフォーマンスをしているところに震天が来る。「うまいじゃないか」と褒める震天。震天はウィスキーを頼むが、司宇は趙嵐から強い酒を出さないように言われていたため、青いカクテルを出す。
隣に座った司宇は、殷正のことで趙嵐と揉めたと勘づいていた。「二十数年も経つのに殷正はあの調子だ。親心などお構いなしで日増しに反抗的になる」と話す震天。「終わったことは忘れよう」と司宇は励ます。
司宇が今年で24歳になると知り、震天は遊んでばかりではいけないと将来のプランを聞く。しかし毎日楽しければいいと思っている司宇は、そんなのはないと答える。
震天はそろそろ後継者が必要だと考えていた。しかし殷正は優秀だがワンマンすぎる、激しい性格の持ち主で会社を任せるのは心配だと司宇に話す。司宇は自分が会社に入りたがらないのは、父さんは毎日難しい顔をし接待や応対に追われている、今の殷正兄さんも同じ、そして2人して会社でも家でもケンカしている、そんな人生は嫌だからだと言う。
司宇が「司瀚兄さんが帰国したよ」と言うと、震天は「知ってる」と顔を曇らせる。
バーを出た震天は、運転手に"Z&X"へ向かわせる。出て来た司瀚を車の中から見つめる震天。司瀚も震天の乗っている高級車を見るが、そのまま中へ入ってしまう。
「元の世界に戻った私に会いに来る?」と清代の衣装を着た女性に言われる夢を見ていた殷正は、電話のコールで目が覚める。かけてきたのは秘書だった。秘書は満州語の分かる者に翻訳させた指輪の文字が"君が私の世界に戻れないのなら私が君の世界へ行こう"だったことを伝える。
張暁の描いた木蘭の絵をパソコンで見ながら、指輪を手に取る殷正。病院で張暁に手を掴まれ「行かないで」と言われた時のこと、清代文物展で涙を流しながら「あの人だと…」と言われた時のことを思い出す。
簪の件が解決し、お金を黄棣に返そうとする張暁。様子のおかしい黄棣を問い詰めた張暁は、あのお金が司宇のお金だったと知る。張暁は返すように言うが「嫌だね。君が返しに行け」と言い、黄棣は行ってしまう。
仕方なくバーへ行った張暁は、ベルというパンクの女性から司宇が郊外で乗馬をしていると聞き、その場所へ向かう。
司宇と会った張暁は、お金を返す。しかし利息を払うように言われてしまう張暁。その時、驚いた白い馬が暴れだす。張暁は急いでロープを馬の首に投げ、その馬に乗って鎮めてしまう。
張暁は司宇がわざと高く言った利息を信じ、端数だけ払って帰って行く。「騙されやすいな」とつぶやく司宇。
体調を崩し、数日会社を休んでいた殷正が仕事に復帰する。そんな殷正を呼んだ震天は「私が永遠に会長の座に就くことは無理だ。震天グループに忠実で貢献してくれる者なら誰でも後継者になり得る。お前もな」と話す。しかしお前の能力は認めるが、今回の騒動で周囲からの非難は避けられない、このまま挽回できずにいると、将来私がお前を推しても無理だと。
「巻き返しますよ」と言う殷正に、震天は最近"Z&X"という化粧品会社が国内に進出した、香水が主力商品で評判も非常にいい、我が社のライバルなり、このまま手を打たないと厄介な存在になると話す。「ご安心を。来月には消えていますよ」と言い、殷正は部屋を出て行く。
会長室から出て来た殷正と、会長に辞職の報告をするために来た張暁が鉢合わせする。行ことする殷正に「私に話があるのでは?謝罪です」と言う張暁。しかし殷正は「無理だな。事件は一段落した。いつでも辞めて構わない」と言う。「簪のことを思い出して不愉快だからですか?」と張暁が聞くと「そうじゃない。君は傘を差し出した。同情は受け付けない」と返す殷正。ご安心ください、二度と会うこともないでしょう、と張暁は言う。
震天と会った張暁は、一件落着したが会長の一番の宝物だった簪は紛失したままで見つからない、責任を感じ辞めると話す。しかし震天は、貴重であってもしょせん簪、割り切ればいい、簪ごときで善良で正義感ある人材を失いたくない、殷正を許して君を許さない理由はないと言う。「彼を許した?」と張暁が聞くと「反対か?」と聞く震天。張暁は「いいえ。お二人には和解してほしいです」と言う。
殷正と自分との関係を張暁も耳にしただろうと思った震天は「厳しい継父に見えるか?」と言う。張暁は首をふり「いいえ。息子を心配する父親です。副会長も分かっていますよ」と答える。
張暁の作品が生命力を感じられて好きだと言う震天は「今後も頑張りたまえ」と言う。「はい」と返す張暁。
秘書に"Z&X"を調べさせていた殷正は、創業者が康司瀚だと聞き驚く。
まだ子供だった頃の家族写真を見ながら、殷正は広い屋敷に越してきた日のことを思い出す。星を見たい殷正は、屋根裏部屋を自分の部屋にしたかったが、その部屋は司瀚が使うことになり、出会いから司瀚が気に入らなかった殷正。ある日、司瀚が母の箱を部屋から持ち出すのを見た殷正は、司瀚と取り合いになった。
殷正はゴルフ場へ司瀚を呼び出す。「用件は?」と言う司瀚に「兄に挨拶でもしたらどうだ」と言う殷正。司瀚は「誰が兄だ。康家を追い出されてから兄なんていなくなったよ」と言う。追い出したのは僕ではなく父親だ、と殷正は返す。
殷正はZ&Xが小規模過ぎて生き残るのは無理だと話す。それを聞き「Z&Xは僕が一から育て上げた会社だ。口では康家の人間ではないと言いながら親の力を利用する奴とは違う」と言う司瀚。「勝てば官軍と言うだろ。手段より結果が重要だ」と殷正は言う。震天グループはZ&Xに目をつけてると。「競合でもないのに、なぜ僕の会社を?」と司瀚が言うと、殷正は「お前に勝ちたいだけだ」と答える。
殷正はZ&Xを買収すると告げる。司瀚が笑いながら「できるとでも?」と言うと「不意打ちはフェアじゃない」と言う殷正。「好きにさせるか」と司瀚は言い返す。殷正は「お手並み拝見だ」と言う。
車に戻った司瀚も、母の箱を取り合った子供の頃を思い出す。
ケンカを止める司宇に殷正がぶつかり、殷正が階段から落ちてしまう。駆けつけた震天に「司宇を押した」と殷正を指差す司瀚。殷正は「母さんの箱を盗んだろう」と言い返す。司瀚の手に箱があると分かり「なぜ盗んだりした」と震天は司瀚の頬を叩いてしまう。
ショップへ向かった司瀚は、香水の調合を始める。卓越は司瀚が落ち込んだり不機嫌な時に香水の調合をすると知っていた。
ーつづくー
殷正が相変わらず張暁に冷たい(;△;)
後で絶対すごくすごくすごーーーーーく後悔するんだから(*`ω´*)
張暁が暴れる馬を落ち着かせたけど…張暁も何となく???という顔だったような?
若曦として体に染み込んでいたことが自然に…という感じなのかな?
利子のおかげで、また司宇と会うことになりそうですね。
張暁ったらほんとにお人好し(≧∇≦)ノ彡
今回は殷正と司瀚のパチパチが見れましたが、司宇が殷正や司瀚と話す時ってどんな感じなんだろう?
それも楽しみ!!
四爺はどちらかといえば完璧に近かったような気がするんだけど…現代では司瀚の方が優秀ということなの?
殷正が藍蘭とあんなに親密にしていてもドキドキしないのがすごい。
ニッキーさんと詩詩ちゃんなのにぃぃぃぃ(;´д`)ノ"
詩詩ちゃん、すごい演技力!!!
また月曜までおあづけですね。しくしく(;_;)
と、いうわけで、今夜のお茶会でお話できるのが楽しみです!!
【登場人物】
*張暁/ちょう・しょう (劉詩詩/リウ・シーシー) =震天グループのグラフィックデザイナー。
*藍蘭/らん・らん (劉詩詩/リウ・シーシー) =張暁とそっくりのモデル。
*殷正/いん・せい (呉奇隆/ニッキー・ウー) =第四皇子に似ている。康震天の養子。弟の康司宇とは母親が同じ。
*康司瀚/こう・しかん (孫芸洲/スン・イーチョウ) =康震天の長男。後継者候補。康司宇は同父異母弟。
*康司宇/こう・しう (蒋勁夫/ジャン・ジンフー) =康震天の次男。後継者候補。殷正は同母異父兄、康司瀚は同父異母弟。
*康震天/こう・しんてん (劉松仁/ダミアン・ラウ) =大企業・震天グループの会長。康煕帝に似ている。
*
*孟心怡/もう・しんい (葉青/イエ・チン) =玉檀に似ている。張暁の友達。
*黄棣/こうてい (陳翔/チェン・シャン) =張暁の元恋人。張暁と同居中。
*JACK (葉祖新/イエ・ズーシン) =第十皇子に似ている。震天グループの社員。張暁の上司。
*莫小荷/ばくしょうか (蔡雅同/ツァイ・ヤートン) =張暁の同僚。となりの席。
*ベル =司宇のバーで働いている女性。
*卓越 ="Z&X"の社員?
↓ポチッと押していただけると嬉しいな。
よろしくお願いします
にほんブログ村
いつもポチッをありがとうございます。
感謝です(*´ー`*)
張暁が馬を大人しくさせたのを見て、四爺が教えたんだよ~って思ってしまいました(o^^o)
張暁もビックリというのか???でしたね!
震天は司宇が気に入ってるのかな~楽しそうに話していたね~
司瀚は嫌いなんだね~子供時代はあんな感じだったんだ~
殷正、ママと二人のシーンね、マザコンみたいに見えちゃった(#^.^#)
可愛いです~
殷正が張暁に冷たいのが嫌ですね!
でも夢は今も見ていて、指輪の文字も、楽しみですね~
どのように思い出して行くのかな~
うささん、お茶会楽しみです。