殷正と会った伊諾は、司瀚のことで話とは?と聞かれ「会社から離れてずいぶん経つので、方向性が分からないようなんです」と話す。そこで私に現状を尋ねてきてほしいと、と。殷正は現在CMを作成中で、羽西というブランドを宣伝し、命に対する思いを表現していると言う。伊諾はなぜあんなアイデアを?と聞く。伊諾なら自分の真意を司瀚に伝えてくれると思った殷正は、この1年震天グループは何度も困難に遭遇してきた、短い人生で何を追い求めるかを自分に問いかけ、若気の至りで過ちを犯し人生で一番大切なものを失ったと悟った、だからCMを通して過去の過ちに気づいたら、再度やり直して新たに人生の幸せを追うべきだと伝えたい、まだ間に合う、きっと実現できる、と答える。
「僕の気持ちが君に理解できるかな」と殷正が言うと、うなずきながら「ええ、私も同じだった」と返す伊諾。伊諾は"以前の私たちは同じような境遇で、身を寄せ合うように恋人になったわ。そして今は互いに過去を捨て友達になろうとしている"と思う。
張暁と甘粛で会ったことを伊諾は話す。彼女の協力のおかげで司宇は司瀚を見つけられた、でもその後、彼女は甘粛を離れたと。「やっと消息が聞けた」と言う殷正に、CMを見れば気づく、あなたの変化に、いつか彼女も戻ってくる、と伊諾は慰める。殷正は「ありがとう」と返し、君と司瀚もお互いを大切にしてくれ、と言う。
伊諾が四合院に戻ってくると、暗い部屋の中で司瀚が酒を飲んでいた。「奴に会ったのか?」と聞く司瀚。伊諾はウソはつかないと、会ってきたことを認める。「それで?」と聞く司瀚に、殷正が今、CMを撮影していること、そのCMに彼の思いが込められていることを話す伊諾。今度は「だから?」と司瀚が言う。彼はもう昔の殷正じゃない、求めているのは名誉ではなく愛、あなたへの彼の誠意は本物だと伊諾は言う。それを聞いた司瀚は「君も昔の藍蘭じゃない。ヨリを戻したらどうだ」と言い出す。
伊諾は司瀚の前に座り、司瀚の膝に手を置くと「彼は私がいなくても、十分、幸せになれるわ。でもあなたは?苦しんだのに、まだ恨みを捨て切れない」と言う。それを自分への哀れみだと思い「必要ない。奴の元に戻れよ」と言う司瀚。そして永遠にそばにいると言う伊諾を突き飛ばし「勝手に殷正と会ったくせに笑わせるな。そう、奴は太陽だ。君の太陽を探すがいい」と言うと、司瀚は持っていたグラスを床に叩きつけてしまう。割れたグラスの破片が伊諾の頬をかすめ傷つける。司瀚を見つめ「分かったわ。さようなら」と言い、伊諾は飛び出して行く。
みんな俺の元から去ればいい、と言いながらも、司瀚はつらい涙を流す。
四合院の外まで飛び出した伊諾だったが、司瀚との日々を思い出し家の中へ戻る。「ここは私たちの家よね。昔から私には家なんてなかった。ここだけが私の居場所なのに追い出すの?」と司瀚に言う伊諾。伊諾は司瀚の前で膝をつくと、泣きながら司瀚の傷ついた左手に頬をつけ「私を追い出さないで。ここにいたい。そばにいたいの」と言う。伊諾の額に自分の額をつけ「ごめんよ。君を傷つけた」と謝る司瀚。伊諾が「私も悪かったわ。でも私の心の中に殷正はいない。あなただけよ。あなたを愛してる」と言い、2人はキスをする。
雲南に来た司宇は、学校で貧しい地域の子供たちに勉強を教えていた張暁と会う。いつまで滞在するか聞く司宇に、個人的なことには答えたくないと返す張暁。そして心怡の夢を叶えに来たの、ここは静かな場所で、いろいろなことを忘れられると張暁は言う。司宇は数日、自分もここに滞在することを決める。
翌日。張暁は司宇にここに来た目的を聞く。「目的は簡単さ。分かるだろ?」と返す司宇。張暁が殷正に頼まれたか聞くと、司宇は「違う。見ていられなかった。愛って本来シンプルだ。愛し合ってるのに結ばれないなんて、つらすぎるだろ」と言う。なぜ苦しむ道を選ぶと。黙ってしまう張暁に「答えなくていい。使命は全うする」と言う司宇。「使命?」と言う張暁に「例えばバスケでポジションに欠員が出た場合、どのポジションでもこなす選手がいる。"何でも屋"ってわけだ。それが僕だよ。いつでも僕がついてる」と司宇は言う。
役員会議で殷正は司瀚を震天グループのCEOとして紹介。殷正と司瀚は役員だちの前で抱き合う。「頑張ってくれ」と耳元で言う殷正。司瀚は本心を隠した笑顔の裏で"お前が俺から奪ったものを1つ1つ取り返してやる。お前のすべてを奪ってやるからな"と思う。
張暁と買い出しに行った司宇は、明日北京に戻ると話す。父さんの病状が心配だと。張暁は初めて震天が脳出血を起こし重体だと知る。その時、店にあったテレビから殷正の制作したCMが。それを見る張暁。
帰り道。張暁は一緒に北京に戻ると司宇に言う。ここに来たのは心怡の夢を叶えるため、そして待ってたの、彼が恨みを捨てる日を、と言う張暁。ようやく彼のそばに戻れると。
殷正は「望みがある限り、父を助けてください」と医師に頼む。医師はすでに力は尽くしたと言うが、臨終前に意識が戻ることもある、一時的に会話ができることも考えられると言う。今にも倒れそうな趙嵐に、会わせてほしいと頼む殷正。最後に謝るチャンスだと。しかし趙嵐は「帰って。帰りなさい」と言い病室に入れてくれない。殷正は司瀚にも頼み、司瀚は「何とかしてみる」と言う。ドアが閉められ、泣き崩れる殷正。
意識の戻った震天は、殷正の名を呼ぶ。何度も呼ぶ震天に「外にいる。分かったよ」と言う司瀚。
ドアが開かれ出て来た司瀚に「会わせてくれ」と殷正は言う。しかし司瀚は震天が呼んでいることを伝えず「おばさんは低血糖だ。下で甘い物を」と話す。さらに司宇や張暁が駆けてくるのを目にした司瀚は、気づいていない殷正に「買ってこい」と急かす。
司宇の顔を見て喜ぶ震天。震天が「正は?」と聞くと、すぐ戻ると伝える司瀚。張暁を目にした震天が名を呼び、張暁が震天の手を握る。張暁を見つめながら「因縁を解いてくれ」と震天は絶え絶えに頼む。張暁は涙を流しながらうなずき「分かりました」と言う。張暁に礼を言った震天は、目を閉じ静かに息を引き取る。直後に入ってきた殷正は、動かなくなった震天を目にし、ひざまずくと「ごめん。僕が悪かった。ごめんよ。許してくれ」と泣きながら謝る。
ベンチに座っていた殷正の隣に座る張暁。「おじ様を見取れなくて、つらいわよね」と張暁が言うと「過去の自分を思うたび、幼稚すぎて腹立たしくなる」と殷正は言う。気持ちを伝えることすらできなかったと。張暁は震天が亡くなる前に殷正を呼んでいた事を話し「あなたを許してたのよ」と言う。「だが僕が自分を許せない」とつらそうに泣き出す殷正。張暁はそんな殷正を抱き締める。その2人の様子を司瀚が見ていた。
震天の葬儀が行なわれた後、張暁は車に乗ろうとしていた司瀚に「あなたに話があるの」と言う。司瀚は自分の車に張暁を乗せる。
司瀚は2人で話せる場所行くと車を停める。外は雨が降り出していた。
「今は3人きりよ、偽る必要はないわ。分かってる。表面上は殷正のいい弟を演じても、心では彼に深い憎しみを抱いてると」と言う張暁。司瀚はふっと笑う。「殷正は心から悔いてる。許してあげて」と張暁が言うと、教えてやる、許せなんて無理だ、殷正はなりふり構わず父から会社を奪い俺から君を奪った、と怒鳴るように返す司瀚。恨んで当然だろと。
「確かに、あなたと別れてすぐ私は彼を選んだ。だから不愉快なのよね。ごめんなさい」と張暁は謝る。司瀚は笑った後「"ごめんなさい"それだけか。あまりに簡単すぎる。遅いんだよ。何もかも遅い。殷正は何様だ。何の資格があって君を奪う。父も被害者だ。父を死に追いやった奴を許しやしない。奴に伝えろ。何もかも返しやがれってな!」と言う。そして張暁を強引に車から下ろしてしまう司瀚。司瀚は雨に打たれる張暁に「まずは会社を返してもらうからな!」と吐き捨てるように言うと行ってしまう。
殷正は雨に濡れながら歩いていた。そこに車に乗った司宇が来て「兄さん、送っていくよ」と声をかけてくる。殷正が車に乗ると、バーを買い戻してくれたことを聞いた司宇が礼を言う。そして「父さんは最期に兄さんの名前を呼んでたよ。兄さんを許したんだ」と話す司宇。「だといいが」と返す殷正に、司宇は張暁が戻ったのも、兄さんのCM を見たからだと言う。「兄さんが恨みを捨てたのが分かったから、一緒に生きたいって。彼女は兄さんを愛してる」と。司宇から幸せに出来るか聞かれた殷正は「もちろんだ」と答える。
ーつづくー
趙嵐は司瀚のことを思って殷正を震天に会わせなかったというのもあると思うんだけど、司瀚に恨まれてもいいから会わせてあげてほしかった。
とにかく司瀚が酷すぎて許せないヾ(`Д´*)ノ
司瀚のしていることは殷正への仕返しでも復讐でも何でもない。
死んで行く父の願いを潰してしまっただけ。
もう震天の願いは叶わない。
「因縁を解いてくれ」と震天が張暁に頼んでいたのに、なぜ気づかないの?と思うと悲しい。
張暁の入れたお茶を震天に飲ませてあげたかったな(;△;)
司宇が本当にいい人で…。
"何でも屋"の司宇がいたら心強いよね。
自分が張暁を好きでも、兄の事も張暁のことも思いやれるところが素敵(*´ー`*人)
あと司宇が車を運転する姿が珍しかったなぁ(*´艸`*)
いろいろつらい事ばかりだけど、最後の最後に殷正の「もちろんだ」の一言が!!!
いやん(〃艸〃)
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臨終後に部屋に入ってきた殷正が「対不起(ごめん)」を何回もいう場面が切なかった。殷正の詫びる機会を奪った司瀚が残酷。葬儀のあと張暁を雨の中置き去りに…ひどい。誰も復讐に燃える司瀚を止められないのかな。
今回司宇が頑張ってましたね。トラクターで張暁を迎えに行ったのが地方っぽくてよかった。あと子供たちのために道を整備してくれたのも、やるなぁ、司宇。
殷正や張暁に恨みを~って…心怡とのことでもハッキリさせなかった自分が悪いんじゃないのョ!
そもそも最初に自分の素性を話すべき、黒猫巡査なんて言わず。心怡も張暁に恋人の名前をナイショとか写真も後ろ姿だけなんて~(/_;)/~~
マア、そんなこと言ってたらドラマにならないって~~ハハツ
でも続編も音楽はとても素敵!二人のシーンにはアメイジンググレースが効果的に流れるし~(^-^)
残り少なくなったので余りツッコミ入れずに~二人の恋の結末は~?といきましょう!
殷正を呼んでいたのに~
司瀚が酷い!!
合わせてあげたかったよ~許していたのに!!
張暁も辛いよね~
雨の中車から降ろされて(;_;)
司宇がとっても良い人よね~
自分も好きなのに、張暁の気持ちを優先してる!!
「因縁を解いてくれ」は康熙帝のことも思い出されて切なかったです…
趙嵐も殷正に冷たくなってしまって(TT)
司瀚の恨みは逆恨みというか勝手と言うか納得いかない…
伊諾にも辛く当たるしどこまで壊れるのか不安です…
張暁が殷正の元に戻ってきてよかった。
憎しみを捨てた殷正がトゲが無くなった分、益々孤独で寂しそうに感じてたので…
今回も司宇は魅力的でしたね(*^^*)
ちょっと切ない立場だけど皆が幸せになれるようにもう少しがんばって欲しいなぁ(^-^)