六国の人々は高い志を持つ者などいなかった。会合に来ていた項殿から、ここに集まってくるのは酒が飲めるから、しかし我々は決して密告などしないと言われ、項梁は項殿を殺してしまう。「逆らったから殺したわけではない。密告しないから安心しろと申したな。これは民衆と国家の問題だ。密告せぬことが国を失った者へのお情けだと言うのか」と怒る項梁。会合に来ていた者たちは慌てて逃げ帰ってしまう。
項梁は項伯と項羽を連れ役所へ行き、人を殺めたと申し出る。司馬欣は自ら申し出たことで罪は軽減するが処罰は免れない、刺青をして投獄すると言う。たとえ死んでも刺青だけは、と罰金を渡そうとする項梁。しかし司馬欣は金品では心が動かない。3人が商人ではないと初めから分かっていた司馬欣は剣を項梁に向ける。その剣を素手でにぎり、止める項羽。項羽の手からは血が流れる。
手を離せ、と言う司馬欣。項羽は「国は消えても誇りは消えぬ」と言い、にぎっていた剣を自分に向ける。楚人は死など恐れないと。「項燕将軍もお喜びであろうな。立派な孫を残された。感服した」と司馬欣は言う。
民が苦しんでいるのは確かだが自分は行動には移せない、せめて皆様の大義を応援したい、夜明けには手配書が出回ってしまう、すぐに出立するようにと司馬欣は3人を逃がす。
盧綰は闘鶏に負け、指を切られそうになる。助けを求められ、見捨てることができない劉季(劉邦)は、借金を肩代わりするハメに。劉季は自分が博打に負けたと嘘をつき、父親からこっぴどく怒られる。
労役の軽減を陳情するため軍の役所へ行く簫何は、劉季に同行してほしいと頼む。
翌日。役人が来るのを簫何と待っていた劉季は、窓から始皇帝の巡幸を覗き見する。始皇帝の乗った立派な馬車に「これぞ男というものだ。俺もいつかああなりたい」と言う劉季。
馬車に乗っていた始皇帝は、楚国に近付いていることを知り"祖国の生き残りがわずかでも必ず秦国を滅ぼすぞ"と誓った項燕の言葉を思い出してしまう。その言葉は呪文のようにくり返し蘇り、振り払っても消えなかった。
食事をしていた項羽たちは、卓上に置いてあった袋を役人に怪しまれ、見せるように言われてしまう。袋の中身は剣だった。項羽たちは役人を倒し、その場を後にする。
逃げた項羽たちは、川のほとりに黒い馬がいるのを見かける。美しい馬に惹かれる項羽。その馬の近くには女性がいた。「お嬢さん、馬の名は何という」と項羽は話かけるが、女性は何も言わずに行ってしまう。
項梁は項羽と呉越へ行くことにし、項伯とは3年後に江東で会うことを約束して別れる。
項梁と項羽も始皇帝の巡幸に出くわす。「いつか引きずり下ろす」と言う項羽を無理矢理ひざまずかせる項梁。
蕭何の身内の葬儀が行なわれるが、周勃が音楽を始めない。5銭払うと言われたが盧綰から3銭しか受け取っていない、約束が違うと怒る周勃。劉季が2銭払おうとしても、知らないヤツからは受け取れないと周勃は言い張る。劉季は自分の名を告げ、もう仲間だと2銭を受け取らせる。
葬儀が終わった後、樊噲は盧綰が2銭を盗んだと疑い2人は口論に。樊噲は盧綰が支払ったところは見ていなかった。一方、盧綰は簫何から3銭しか受け取っていないと言う。2人の話を聞いた劉季は、盧綰を信じ、樊噲には「お前は盧綰のことを嫌っている。盧綰を殴るのはよしとしよう。だが侮辱はするな」と叱る。樊噲を帰らせた後、劉季は「本当に受け取ったのは3銭だな」と盧綰に聞く。「3銭です」と答える盧綰。
ーつづくー
護衛官がまたうちの村にくるか…と劉季が話した時、簫何は「そのことなら心配はいらん」と言っていたので、護衛官を殺す指示(?)をしたのは簫何なのかな?
いい加減な感じの劉季だけど、闘鶏のことで盧綰を助けた劉季はさすがに兄貴と慕われるだけあるなって思いました(*⌒ー⌒*)
それに劉季のお父さんも面白い人!!
それから項羽と虞姫の運命的な出会いもありましたね。
名馬に感動しながら思い返しているのは馬じゃなく虞姫。
項羽ったらっ(*´艸`*)
そして巡幸している始皇帝を見た時の劉季と項羽の対照的な言葉も有名ですよね。
私も2話までは以前見たことがあったので、明日からのお話が楽しみです(*´ー`*)
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そして、立派な黒い馬にみとれて、声をかけて無視されちゃいましたねー
虞姫は、しっとりとした美人さんですね、
後宮の涙の高湛のお姉さんの時よりいいかんじです。
timeさん、知ったお顔が沢山でうるうるしてます。三月うさぎさん、、この回で声の人の名前で蘭陵王と同じ!と気がつきました。大風水のチサンもみてましたが、それは気がついてなかったです、、遅すぎですね。
Appleさん、私も戦国物?苦手ですが、テンポというか、音楽というか波にのれたらいいですね、、
劉邦がお父さんにお尻パンパンされる時も!
そして姐姐仰るように、
劉邦お父さんも何だか期待できるキャラ
のようですね。
家に踏み込まれて、始めは怒っていたのに、
借金は返さなければいけない
なんて、子(劉邦)と同じことを言っていましたし。
そうそう、お尻を叩かれている時の眼つきに
䔥何と始皇帝の行列を見ている時の台詞からは
仲間思いの兄貴分だけでない
何かを感じさせてくれるように思えました。
そして虞姫も登場。風に棚引く白のお衣装は
本当にステキですね。項羽でなくても
見とれてしまいます
ついつい、孫子大伝の霊yueを思い出してしまいました。
衣装と言えば、始皇帝の騎馬隊の
黒い羽根もちょっとクラッシックな感じで
目を引きました~
でも男らしくて格好良かったです!!
虞姫…高湛のお姉さん役はあまり感じが良くなかったですよね…
私も虞姫の方が好きです♪
でも、お父さんも憎めないキャラですよね。
期待したいです(〃∇〃)
虞姫の登場の仕方もステキでした。
白い衣装、本当に綺麗でしたね~。