温宜公主をあやす曹貴人に「今日はご機嫌ですね」と言う侍女。「事が首尾よく進んだからよ」と曹貴人は言う。淳貴人をただ追い払うだけでは華妃に逃がしたと疑われる、甄嬛に知らせたのは恩を売っておくのが賢明だと思ったからだった。「準常在が助からなかったとはいえ莞嬪(甄嬛)が華妃を凌いだ時に私を追いつめたりはしないわ」と言う曹貴人。
雍正帝は政務が終わり華妃のいる翊坤宮へ。華妃の兄・年羹堯と甥が大手柄を上げ雍正帝は嬉しそうだった。年羹堯には一等公の爵位を、華妃の父は太傅に封じると話す雍正帝。そして甥の年富は今まで年羹堯の爵位だった一等男を継ぎ、母親も正二品を与えられることに。
雍正帝は淳貴人の死で心を痛めている甄嬛を慰めるためにも、甄嬛の父親を昇格させたいと華妃に話す。そして華妃も「端午が過ぎたら位を上げてやろう」と言う雍正帝。
皇后への挨拶の席で「陛下のお心を一番知る娘娘なら、私めにどんな位が与えられるかご存じなのでは?」と皇后に言う華妃。「妃の上が貴妃でその上が皇貴妃だわ。どちらかでしょうね」と返す皇后。しかし華妃は「もう1つ、皇貴妃の上には皇后の位があります」と言う。
皇后の座を望んでいるのか聞く皇后に「考えすぎです。ただ皇貴妃は副皇后よりも尊いとか」と言う華妃。しかし皇后は「皇貴妃が尊くとも副皇后と同等でしかなく皇后には及ばない」と返す。指導に感謝し、昇格したあかつきには後宮をしっかり管理するゆえ皇后娘娘はゆっくり休めますね、と華妃は言う。
隆科多が雍正帝と会う。急に参内した理由は、年羹堯が都の屋敷を大々的に改築しているため、周囲の民家数百軒を壊しているからだった。話を聞き、年羹堯は古参の配下で隆科多は身内「今後とも指摘を頼みたい」と言う雍正帝。叔父上がいれば年羹堯も分別はなくさないはずだと。
甄嬛が敬妃と刺繍をしていると、皇后が頭痛を訴えているため各宮より交代で付き添うようにという連絡が。2人は皇后の元へと向かう。
皇后はひどい頭痛で苦しんでいた。皇后の侍女・剪秋は、当直の侍医がいないと言う。2名の侍医は体調の悪い皇太后に付き添い、残りは年羹堯の夫人が急病で呼ばれたと。皇后を診察するべき侍医が臣下の屋敷にいるなんて勝手どころではないと、今まで付き添っていた斉妃が「早く侍医を連れ戻しなさい」と剪秋を叱る。しかし剪秋は年羹堯が頑として聞き入れないと言う。
陛下への報告は皇后が止めていた。
翌朝。翊坤宮に皇貴妃の礼服が届く。皇貴妃になれると思い喜ぶ華妃。そんな華妃の様子をじっと雍正帝が見つめていた。
朝儀で、昨夜、侍医院に当直がおらず、皇后を診察する者がいなかったと上奏が。「ある者が私欲のため侍医院を空にし、皇后をないがしろにしたのなら重き罪を与えるべきです」と。年羹堯は雍正帝にひざまずき「妻が急な病にかかったため当直の侍医を治療に当たらせただけであり、これも妻の病状に慌てたゆえのこと」と言い頭を下げる。雍正帝は「そちの夫人への愛情は深いな」と褒め、罪は与えなかった。
甄嬛は偶然会った温実初を呼び止める。「当直の侍医が年羹堯の屋敷に呼ばれたとか」と話し、侍医院には当直が何人いるか聞く甄嬛。呼ばれたのは名医の李殿と張殿で、まだ他に2名残っていたと返す温実初。江福海が薬を取りに来た時、名医が不在だと問題にし、残っていた2名の侍医を李殿たちと交代させようとしたと言う。
帰宅していた侍医も皇宮に入ることはできるが、かなり手続きが面倒だった。
温実初と別れ「なぜ侍医院に疑問を持たれるのです?」と甄嬛に聞く崔槿汐。「少し気になっただけよ」と甄嬛は言う。常に慎ましくしている皇后が、自分の病のせいで深夜に事を荒立てたくなかったのでは?と崔槿汐は言うが「だったら妃嬪に付き添わせるかしら?」と甄嬛は返す。しかし皇后の意図がどうであれ従うしかないと思う甄嬛。
甄嬛は雍正帝の机に置いてあった「春秋左氏伝」を読んでいた。どの話に興味があるか聞かれた甄嬛は"鄭伯 鄢で段に克つ"と答える。今さら何が珍しいのか聞かれ、甄嬛は「荘公は弟・段の横行に目をつむり皆の不満が募ってからこれを討ったのです」と返す。雍正帝は自分の元にも年羹堯の傲慢さを訴える上奏書が次々に舞い込むと言う。
甄嬛は「政務のことは分かりません」と言いながらも「ただこの節はすばらしいかと」と言う。そして特に核心を突いた一句があると話し「私めと心が通じていれば予測できますよ」と言う。甄嬛はその一句を書き、雍正帝も予測した一句を書く。それぞれに書いたものを見せ合うと、お互いに"不義 行わば自ら斃れん"と書いていた。「朕の心を一番分かっておる」と言う雍正帝。
雍正帝が華妃に与えた位は皇貴妃ではなく貴妃だった。驚く華妃。届いた皇貴妃の礼服も手違いで届けられたと言われ肩を落とす。
沈眉荘が怒りながら甄嬛のところへ。華妃が"華貴妃"になったことが「腹立たしい」と言う沈眉荘。しかし甄嬛は「私はかえって先帝の温僖貴妃を思い出すけどね」と言う。温僖貴妃は敦親王の生母で遏必隆の娘。そして孝昭仁皇后の妹だった。鰲拝に従っただけで遏必隆を許さなかった先帝。「ならば年羹堯は言うまでもない」と。
最近、年羹堯の横行に批判が上がっていた。陛下は一笑に付すどころか褒めたそうだと話す沈眉荘に、それも「膿みが出尽くしたほうが治すのは簡単よ。時間の問題だわ」と甄嬛は言う。
ずっと雍正帝につれなくしている沈眉荘を心配する甄嬛。「私なんていなくても問題のない存在よ」と言う沈眉荘に「寵愛を得ないと見下される。身をもって体験したでしょう」と甄嬛は言う。
夜伽の半分以上を華貴妃が占めていた。「そろそろ陛下に皇子をもうけてあげる時期ではない?」と言う皇后。斉妃も「そうですよ。公主では大して意義はないですけど」と言う。それを聞き「聡明な皇子ならば尊くなるけれど、愚鈍な皇子ならば逆に陛下に疎まれてしまうわ」と嫌味を言う華貴妃。皇后は2人を止め「今は早く子をなせるよう心がけなさい」と華貴妃に。そして幸多き甄嬛を見習うように言う。
「私めは公主でもうれしいです。温宜公主は聡明ですしね」と言う甄嬛。華貴妃は甄嬛でさえ第三皇子より温宜が聡明と思っていると笑う。甄嬛はそんなつもりはないと斉妃に言うが、斉妃からは恨みを買ってしまう。
皇后は斉妃と2人きりになると、身分も尊く第三皇子の母でありながら「莞嬪(甄嬛)たちにかみついてどうするの」と叱る。第三皇子が馬鹿にされては黙っていられません、と返す斉妃。第三皇子は唯一、成人した皇子、甄嬛の子でも追い越せないと皇后は言う。しかし甄嬛は斉妃と同じ漢軍旗の下五旗出身だった。皇子が生まれれば第三皇子と同等となり、順治帝も生まれたばかりの第四皇子を皇太子にしたとも話す皇后。その第四皇子はおくるみの中で亡くなっていた。
夾竹桃を見ている斉妃に声をかける安陵容。安陵容は葉や花粉には毒があり体内に入ると危険だと話す。身重なら胎児に影響するため触れてはいけないと。
甄嬛の宮に安陵容が来ている時、斉妃の宮女が斉妃の作ったという栗菓子を持って来る。2人で食べようとした時、食べないよう止める安陵容。甘いはずの栗菓子なのに変な臭いがすると。そして少しかじってすぐに吐き出した安陵容は、花粉と葉に毒がある「夾竹桃ですよ」と言う。
怒った甄嬛は雍正帝に報告をしようとする。「駄目です」と言い、甄嬛を座らせた安陵容は、第三皇子は長子だから必死で皇太后が守るはず、第三皇子が皇位を継げば甄嬛を目の敵にすると言う。それでも見過ごせないと思った甄嬛は、栗菓子を章侍医に確認させることに。
点心を届けたのに騒ぎにならないと不思議に思う斉妃。そこに皇后から来るようにという連絡が。皇后のお昼寝の時間だが、急ぎだと言う。
景仁宮に向かった斉妃。「お昼寝では?宮女も仕えていないとは」と言う斉妃の言葉を最後まで聞かないうちに「ひざまずいて」と言う皇后。「娘娘?」と状況がつかめず斉妃が聞き返すと、さらに強く「ひざまずくのよ」と皇后は言う。
ーつづくー
皇貴妃の礼服が届いた時、華妃をじっと見つめる雍正帝の目が怖かったヾ(・ω・`;)ノ
こ、これは華妃の様子を伺うためにわざとしたことなの?
雍正帝は何を考えているのぉぉぉぉぉΣ(T▽T;)
年羹堯のことも雍正帝には雍正帝の考えがあるみたいだけど…。
そして皇后の頭痛の夜のことも年羹堯に不満を募らせるために仕組んだこと?
と、いうことは皇太后の体調不良ももしかしたら侍医を自分の所に待機させる嘘?
ぐるぐるぐるぐる(@_@;)
安陵容が夾竹桃の話を斉妃にしたのはわざとだと思うけど、それはもともと斉妃を陥れるためだったのかな…というのも引っかかる。
甄嬛は安陵容に恩を感じると思うけど、斉妃がいつ点心を持って来るか分からないし、その時、安陵容がいなかったらどうなっていたんだろう…。安陵容にとっては流産でもどちらでもよかったってことなのかな?(;△;)
斉妃も自分が作った点心で大騒ぎになったらどう言い訳するつもりだったんだろう?
最後の斉妃も皇后から何を言われるのかな?
うわー、もういろいろが気になって、早く続きが観たい!!ヽ(@ω@;)ノ
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こちらは夕方のスコールで夜は涼しいです。
華妃が豚も・・・な感じでしたね。
斉妃があそこまで大胆とはちょっと驚きました。
次回が気になります。
ところで、甄huanたちを見ていて
結構膝を折る礼が多いですよね。
あんなに上下するとお腹の子に
悪いようながするのですけれど、
そちらもちょっと気になっています。
元気な子が生まれますように(祈)
全く分からないならましなんですが、色々想像できるから尚のこと気になります(*^_^*)
皇貴妃の礼服が届いた時の雍正帝、怖かったですね(TT)
結果間違いでしたが、あの様子からすると届けさせたのは雍正帝?
えっ、皇后の頭痛の夜のことも雍正帝が関わってるかもなの!?
「春秋左氏伝」を通しての雍正帝と甄ケイの会話からしても、うん、年羹堯に対して何か考えがありそうですよね。
皇貴妃ではなく貴妃だと知った華妃を見てちょっとすっきり(^皿^)
そして疑惑は雍正帝だけでなく皇后にも・・・
皇后が斉妃を諭していながらけしかけているようにも思えたんですが・・・(TT)
そして都合よく!?たまたま!?、斉妃に夾竹桃の話をする安陵容。
でも安陵容は甄ケイがお菓子を食べるのを止めて・・・ぐるぐるです(@@)
timeさんの礼の姿勢の心配分かります。靴の不安定さや髪飾りの重さも、慣習とはいえ妊婦には辛そうで。嫉妬以外にも無事出産にたどり着くのは大変な環境ですよね(;;)
続きを見てすっきりぐるぐる解消したいです(≧∇≦)
うささん、ありがとうございます(*^_^*)
宜しくお願いしますm(_ _)m変な事やちんぷんかんぷんの事を書くかもしれませんが~スルーして下さいね(≧∇≦)
ほんとΣ(・□・;)ぐるぐるです( ; ; )
雍正帝が華妃の様子を見て怖い顔をしている…へ~雍正帝って結構無表情な感じで~いつも何を考えているのかが掴めなかったのに~
雍正帝ね、年羹堯が何かしくじった時を待っているように思うのですが…
安陵容も何を考えているんだろう?斉妃を誘導したのは確かだと思うのですが…
うんうん、うさ娘娘の言ってることも納得です…
皇后の頭痛も何か変?皇后が痛がっていたなら~何がなんでも医師を連れて来るよね~煎秋が落ち着いて(私の想像)いる事が可笑しい…
本当に、無事に甄嬛が子供を産めるのかが心配です!
淳常在…本当に亡くなったのですね…やっぱり寂しい( ; ; )
本当に毎日暑いですね~うさ娘娘、皆さん熱中症、ゲリラ豪雨にも気をつけて下さいね~
甄嬛が安陵容に「のどが悪いのに何度も来てくれて」と言っていますので、
お茶の時間を狙ってしょっちゅうor毎日来てたのだと思います。
皇后が斉妃を罠にかけたってことですね。
その目的は斉妃を陥れることではなく、
後々皇太后になるための布石を斉妃から奪うこと。
策士ですねぇ。
↑の名無しはワタクシメでございますー(泣)