【登場人物】
白浅(はくせん)/司音(しいん)…楊冪
墨淵(ぼくえん)…趙又廷
折顔(せつがん)…張智堯
離鏡(りけい)…张彬彬
擎蒼(けいそう)…連奕名
離怨(りえん)…杜俊泽
臙脂(えんじ)…代斯
子闌(しらん)…劉芮麟
白真(はくしん)…于朦朧
東華帝君(とうかていくん)…高偉光
使命星君(しめいせいくん)…王骁
疊風(ちょうほう)…賴藝
令羽(れいう)…張赫
天君(てんくん)…蒋恺
央錯(ようさく)…牟鳳彬
「白鳳九と東華帝君」
蓮池で桑籍(そうせき)は隠していた少辛(しょうしん)を出す。「時をくれ。お前を正式な身分とし、皆をひざまずかせる」と少辛に話す桑籍。そこに連宋(れんそう)が来る。
少辛が青丘から来た娘で、白浅の侍女だということもすぐに気づく連宋。連宋は父・天君(てんくん)が戻る前に青丘へ連れて行こうとする。しかし桑籍は「連れてきたからには帰さない」と譲らない。天君の皇子は自分の妻も選べないのかと。
7万年前の戦で墨淵(ぼくえん)が逝ってから天君に逆らう者が増えていた。「父上は君主の座を守るため、青丘と縁戚に…」と話す連宋を止め「青丘を敵には回さない」と桑籍は言う。桑籍が「白浅(はくせん)を娶ってもいいが、この少辛も宮中に入れる」と言い出したため「白浅を世の笑い者にする気か」と言い返す連宋。それを聞いた少辛は「私は青丘へ帰ります」と桑籍に言う。少辛に「恐れるな」と優しく言った桑籍は、連宋に「父上に話して、白浅とは破談にしてもらう。そして正式に少辛を娶る」と告げる。
桑籍は天君にひざまずき、縁談を白紙に戻して欲しいと頼む。天族の皇子の使命として相手が誰であっても娶るつもりでした、青丘へ行くまではそう思っていましたが白浅は顔も見せず私に見向きもしません、腹立たしく思いましたが父上のおんためにも白浅を待ち続けました、そうやって一月(ひとつき)が過ぎましたが白浅は気位が高く天族を見下しているようです、と。そんな話の最中に来た夜華は、そっと柱の陰に隠れる。
「白浅は東荒の女帝なのだぞ。申し分のない相手ではないか」と言う天君。「しかし私は…」と桑籍が言い淀み、天君は「言わずとも分かっている。青丘で別の女を見初めたのであろう」と言う。「まさか、そのようなことは」と桑籍がごまかそうとし、天君は「巴蛇を連れて参れ」と命じる。
どのように桑籍と出会ったのか天君に問い詰められ「お会いしたこともありません」と少辛は嘘をつく。天君は「妻を娶り子を成すのは天族と四海八荒のため。情に溺れるためではない」と桑籍に言う。少辛が誅仙台に捨てられそうになり、桑籍は慌てて「白浅の侍女を愛してしまいました。父上、お願いです。白浅とは破談にして、少辛を娶らせてください」と頼む桑籍。私の妻は、少辛しかいないと。怒った天君は桑籍の頬を叩き、少辛を鎖妖塔に閉じ込めるよう命じる。「おやめを」と桑籍は言うが、天君は「これ以上、甥の前で醜態をさらす気か」と聞き入れてくれない。
その場を去る天君は、夜華の前で足を止めると「叔父のようになるな。未来の天君のそなたに、私は期待しているのだ。この天宮に何人の側室を置いても構わぬが、そなたを惑わす女はいかん。四海八荒のため生まれてきたことを自覚せよ」と言う、その時、使命星君(しめいせいくん)が来る。中栄国のことで来たと分かり、天君は夜華に「そなたが行き、金猊獣(きんげいじゅう )を服従して参れ。正式に皇太子となる前に、世に威風を示せ」と言うと行ってしまう。
使命星君は「人間界では、人間の運命に関わらぬように。神仙と人間が交われば天数が乱れます」と1つだけ夜華に忠告する。
子供の頃、課題を終えた夜華は、望みの褒美を聞かれ「母上に会いたいです」と言う。天君は甘い母に育てさせては優柔不断な者になってしまうと、夜華を母に会わせていなかった。それでも母に会いたいと言う夜華に、天君は「母に会いたいなら、いち早く上仙になってみせよ」と告げる。
まだ2万歳の幼い夜華は、昇格するため天劫の雷を体に受ける。それは命を落とすかもしれないほど危険なことだった。
血まみれになった夜華は天君にひざまずき「約束しましたね、もしも上仙になれたら母上に会ってもよいと。私はそれを果たしました」と言う。
央錯(ようさく)に連れられ、夜華は母・楽胥(らくしょ)と会う。「たった1人の息子なのに、生まれるとすぐ皇太子にさせられてしまい2万年もの間、一度も会えませんでした。やっと会えたと思ったら傷だらけだなんて、天宮に生まれたのはこの子にとってただの不幸なのでは?」と涙を流しながら央錯に言う楽胥。央錯が「天君になる者が特別に扱われるのは当然だ」と言うと、楽胥は「もし天君になっても不幸であれば、水君にでも封じられるほうがいい。そのほうが幸せです」と言い返す。
夜華は「父上を責めないでください、私が悪いのです。天劫の日に薄い色の衣を着てしまいました。これからは黒い服を着ます。そうすれば血が見えず、母上を悲しませません」と言う。「父上と天君に何を教えこまれたの。黒い衣を着れば血が出ないとでも?ただ血痕が色に紛れて見えなくなるだけなのよ。何もかも耐え忍ぶだけでは自分が苦しい思いをするわ」と言う楽胥。楽胥は夜華を抱き寄せる。
夜華は夢で司音の後ろ姿を見る。素錦(そきん )に起こされ、ハッとして目を覚ました夜華は“このところ夢に見るあの影は誰だ。凶事の兆しだろうか”と思う。
素錦は夜華に話しかけるが、夜華は何も言わず、冷たい態度で部屋を出て行く。
鎖妖塔。連宋の助けで。扉越しに中にいる少辛と話すことができる桑籍。少辛は妖怪に襲われながらも、桑籍とお会いできたことが何よりも幸せだと言う。助けることもできず、桑籍は辛くてたまらない。
夜華と囲碁をしていた天君。素錦が茶を運んでくると、天君が「夜華は側室を持ってもよい頃だ。意中の娘はいるか?」と聞く。「いません」と答える夜華。素錦の表情が少し変わる。そんな中、桑籍が来たという知らせが。
桑籍が紫宸殿の外から動こうとしないと聞いた天君は、仕方なく夜華だけを部屋に残し、会うことにする。
ひざまずいた桑籍は、夜華を気にしながら「少辛を出してやってください」と天君に頼む。しかし聞き入れてもらえないため「お考えが変わらないなら、後を追い私も死にます」と言う桑籍。天族の皇子でありながら、女子1人も守れないなら死んだほうがましだと。天君は「言ったことは守れ。そなたが死にたくば私は止めぬ。だが、あの巴蛇の生死を握っているのは私だ。己の元神を破壊せよ。そなたが死ねば、あの巴蛇をたっぷり痛めつけてやる」と告げる。
「私はただ側室を娶りたいだけなのです」と桑籍は訴えるが「そんなことではない。女子のために死ぬという、そなたが許せん。天族の皇子なら、恩情は平等であるべき。1人の女子にかまけてはならぬ。それが分からぬか。あの物を苦しめるのは、私ではなくそなただ」と言う天君。
十里桃林。破談の件は四海八荒に知れ渡っていた。「破談は良いのだが、侍女を見初め、娘を侮辱したことはなんとも許し難い」と折顔(せつがん)言う白止(はくし)。折顔は「天宮へ行きましょう」と言う。白浅がこの十里桃林に逃げこみ5日も経つ、嫁ぐのをいやがっているのだから、この機にこちらから縁談を断っては?断るだけでなく天族にも謝罪させるのです、と。
桃の木の下で5日も寝ていた白浅は、白真(はくしん )に起こされる。体を起こし“明後日には擎蒼(けいそう)が出てくる。私が二度と戻れなければ、この景色も見納めだわ”と思う白浅。
白浅は白真と歩きながら「もし擎蒼が封印されてなかったら、今の四海はどうなってたと思う?」と尋ねる。白真は「封印していなければ墨淵は存命だった。墨淵さえ存命であれば四海は太平だ」と答える。白浅も「そうね。師匠がいるかぎり平和だわ」と言う。
「そろそろ鳳九(ほうきゅう)が来るんじゃ?」と聞く白浅。白真は「鳳九ならもう長いこと見ていないが、今日は来るはずだ」と話す。今日は白浅の誕生日だった。白浅を慕い、親よりも大事にしている白浅の誕生日とあらば必ず来ると。
九尾の狐の姿となり、林を駆けていた白鳳九。そんな鳳九の前に金猊獣が現れる。鳳九は人の姿となり飛んで逃げるが、金猊獣に追い駆けられてしまう。そんな鳳九を救ってくれたのは東華帝君(とうかていくん)だった。
「青丘の北荒帝君の娘・白鳳九です」と名乗る鳳九。鳳九は命を救ってもらった恩返しをしたいと言うが、東華帝君は「無用だ」と返す。しかし鳳九は「でも叔母に教わりました。“因果は巡るものだから、受けた恩は必ず返せ”と」と話す。その叔母と言うのが白浅だと分かる東華帝君。
鳳九は恩返しをするため、いつまでも東華帝君の後をついていき若水へ。
7万年、東皇鐘を見張っていた者が「異変はありません」と東華帝君に報告する。しかし東華帝君は最近の星象で擎蒼の動きを感じていた。鳳九は「まさか。擎蒼は墨淵上神に封印されたのに」と言う。
東華帝君は「もし10日以内に異変が起これば鈴を鳴らせ。私が駆けつける。わずかな異変であっても鈴を鳴らすのだぞ」と見張りに鈴を渡す。
その場を去ろうとした東華帝君は、まだついてこようとする鳳九に「青丘の姫ゆえこれまでの無礼は許すが、まだついて来るなら容赦しない」と言う。
その様子を臙脂(えんじ)が見ていた。
臙脂は河畔で父・擎蒼に酒を捧げ「父上、戦が終わってから離怨(りえん)兄上は行方知れずに。離鏡(りけい)兄上は人が変わってしまった。お母上のことで、まだ父上を恨んでます。7万年経っても、まだ父上に会いに来ない。父上、どうか離怨兄上を見つけて」と東皇鐘に向かって語りかける。
東皇鐘の中。封印されていた擎蒼が目を開ける。
ついてきた連宋に「何かお話しでも?」と夜華が言う。「そなたは今まで多くの功績をあげてきて、いずれは天君になる。なれど私が見るところ、まだ完璧ではない」と言う連宋。そなたには情が足らん、と。さらに桑籍のことを自業自得だと思っている夜華に「もし自分が見知らぬ娘を娶るとすれば、どう思う?例を挙げよう。自分が白浅を娶る立場ならどうする?」と聞く。夜華は「相手が白浅でも誰でも変わりありません。天君の命なら娶ります」と答える。
「本当だな?」と確かめた連宋は「私は兄上を助けたい。本気で巴蛇を愛し、それで騒ぎを引き起こした兄上をな」と話す。夜華は「では叔父上の代わりに白浅を娶れと?」と尋ねる。連宋は「そうだ。そなたは、まだ太子印を授かっていない。だが2万年も政務を行い神仙たちも皇太子とあがめている。この件で青丘を納得させ、解決できるのはそなただけだ」と話す。「分かりました」と言う夜華。連宋が「決断が早い。いいのだな、白浅は9万歳も年上だぞ」と言う。夜華は「寝床に人が増えるだけのことです」と返す。
天宮に折顔と来た白止は「この縁談は天君が言い出されたもの。このような事態になれば娘は四海八荒の笑い者になります」と天君に言う。「思うに白浅はこの縁談に無関心でしたし、いっそ破談にしては?」と言う折顔。しかし天君は「いや、破談にはできぬ」と言う。
ーつづくー
鎖妖塔に入れられた少辛が、コウモリみたいなのに襲われていたけど( ̄▼ ̄|||)
好きな人が扉の向こうで怖い目に遭っているのに、助けられない桑籍はつらいよね。
鳳九の狐姿になった時の鳴き声(?)が可愛くて(ฅ´ω`ฅ)
白浅と違って白虎じゃないので、色も普通の狐っぽい。
鳳九は東華帝君を好きになってしまったのかな?
でも、東華帝君はどうだろう…。
擎蒼の封印が!!
擎蒼が出れたら、おとなしくしているわけないよね(∩˃o˂∩)
ずっと擎蒼を恨んでいる離鏡とどうなるかも気になる。
夜華が白浅を娶れば、桑籍は少辛と結ばれるの?
ただ桑籍が許されるだけなのかな…。
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#ヤンミー #マークチャオ #三生三世十里桃花 #あらすじ
擎蒼との決戦?に備える白浅と叔父の代わりに
婚姻を結ぶことにした夜華の出会いが次回ありそうで
続きが気になります。
鳳九も成長して、
東華帝君に一目ぼれしていますね~
東華帝君はそっけない感じですけれど、あの抱っこクルクルは???
それよりも擎蒼が優先なのでしょうけれど。。。
続きが気になります!
時々出てくるこういう可愛いシーンが楽しみになってます(#^^#)