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中国ドラマ「孤高の花 ~General&I~」第27話 あらすじ

2017年11月09日 20時21分37秒 | 孤高の花(中)

「謀反の結末」


高貴な生まれの鎮北王ともなれば、私だけでなく、娘なら誰でも夢中になるでしょうね、ご意見は?と北捷に聞く娉婷。北捷は「確かに世に得難き人物だな。娉婷が慕うはずだ。だが、あれは偽物だぞ。意見が異なるようだ」と答える。あんな男のどこがよいものか、うんと懲らしめてやらねば、と。娉婷は「北捷様が、直接、手を汚す必要はないわ」と話す。しかし首を横に振った北捷は「娉婷がやつを褒めた。嫉妬を拭うには、この手で始末せねば」と言う。くすっと娉婷が笑い「笑うでない。私は本気だ」と言う北捷。

「皆の者、準備はいいか」と偽の北捷が言うと、周りにいた者たちが「はい」と声を揃える。出撃する偽北捷に、皆も続く。


牢に来た張文征は、兵たちに「すべて開けよ」と命じる。将軍たちが牢から出ると「来るのが遅れて、申し訳ない」と謝る張文征。そして張文征は「実は、またもや正気を失われた陛下が“将軍を殺せ”とご下命を。さすがに見過ごせず、危険を冒して助けに参った。鎮北将軍の率いる蜂起軍が都に迫ってきておる」と話す。「ご存命か?」と将軍たちが驚き、張文征は「存命だったばかりか、民に蜂起を呼びかけており、鎮北将軍を慕う民が、こぞって集まっている。間もなく攻めてくるぞ」と言う。

吉報だと喜ぶ将軍たちに、張文征は「率直に言う。思うに鎮北王の見方となり、暴君を廃し、新帝を立てる、これこそが唯一の活路である。同時に、この国を未来につなげる希望だ」と話す。将軍たちが戸惑い、誰も何も言わず「不敬というなら、私は殺されても構わぬ」とひざまずく張文征。将軍たちは張文征を立たせると「危険を冒し、助けてくださった。張尚書を誤解するなど、われらの目は節穴でした」と皆で詫びる。

張文征が「事態は差し迫っておる。一刻も早く備えねば」と言い、将軍たちは軍隊を都の中へ集結させることに。「鎮北王の蜂起軍を迎え入れ、そして共に暴君を廃し、新帝を立てる」と1人の将軍が言い、他の将軍たちも「よし、新しい世を作ろう」と一丸となる。


建康の門前で張文征と将軍が偽鎮北王を迎える。鉄面をしている鎮北王を見て「ご本人なのか?」と将軍の1人が口に出す。それを耳にした張文征が「炎で焼けただれた顔を、お隠しになっているだけだ。怪しむに足らぬぞ」と言う。
「皆の者。司馬弘は暴政を敷き、忠臣を陥れた。われらが現れたからには行く末は明るいぞ。私と共に暗君を闇に葬り、再び太平の世を築くべし」と言う偽鎮北王。

蜂起軍は次の皇帝に鎮北王がなることを望むが、偽鎮北王は「臣下の身で皇位になどつけようか。天地神明に誓って、皇帝の座は奪わぬ。生あるかぎり、司馬氏のみを主君とする。晋は司馬氏が治める」と話す。そして「いざ暴君を廃し、新帝を立てん」と言うと、偽鎮北王は門から中へ入って行く。


偽鎮北王の前に娉婷が現れる。「何者だ。我が道を阻むとは無礼な」と言う偽鎮北王。娉婷の顔を見た将軍たちは「白娉婷では?」と驚く。生きていたと。それは張文征も同じだった。
「北捷様、私をお忘れですか」と言う娉婷。偽鎮北王は「お前など知らぬ。道をあけぬのなら、女でも容赦なく斬り捨てる」と言う。娉婷は「炎に焼かれて、お人が変わられたみたい。私のこともお忘れに?楚北捷様の偽者ではないのですか」と話す。

蜂起軍や将軍たちが動揺する。「でたらめだ」と叫ぶ偽鎮北王。
偽鎮北王が「やれ」と命じると、数人の男が娉婷に向かって駆け出す。その時、同じように鉄面をした本物の鎮北王が現れる。鎮北王が娉婷を狙った男たちを倒し、偽鎮北王が本物の鎮北王に襲いかかる。

その頃、三分燕子崖では、陸軻率いる燕軍が伏兵からの攻撃を受けていた。兵が次々と殺され、引き揚げるしかない陸軻。

鎮北王が戦いながら偽鎮北王の鉄面を外す。そして自らつけていた自分の鉄面も外す鎮北王。北捷は剣を突きつけながら「言え、黒幕は誰だ」と鎮北王に扮していた男に聞く。男は「あいつらと、燕王です。すべて燕王の指図です」と答える。男が指差した鎧を着ていた2人が、北捷に向かってくる。そのうちの1人が偽鎮北王を刺し、その男を晋の将軍たちが殺す。そして、もう1人も北捷の手によって倒される。

将軍たちは北捷にひざまずき「死ぬまでお供します」と誓う。そして、そこに来た謝恒もひさまずくと「身命を賭して従います」と言う。
北捷は城守に「晋軍と蜂起軍を率いて、都の門で敵に備えよ」と命じる。


宦官が王総管に「楚北捷が来ました」と慌てて報告する。しかし王総管は信じない。
しばらくして北捷がやってくる。王総管は笑うと「楚北捷か。驚くほど似ておる」と言う。「よく見てみよ」と北捷が言い、その背後から娉婷が現れる。ようやく本物の北捷だと分かった王総管は、北捷に斬られてしまう。

娉婷を待たせ、北捷だけが司馬弘の閉じ込められていた部屋に入る。「待っていたぞ。朕を殺すのか」という司馬弘。ひざまずいた北捷は「すべて、この楚北捷の落ち度です」と詫びる。司馬弘は「双児よ、あれは誰だ」と尋ねる。「楚北捷と名乗られました」と答える双児。司馬弘は北捷を見る。「死んだはずだ。顔を上げよ」と司馬弘が言い、北捷が顔を上げる。「よかった、帰ったか」とうなずいた司馬弘は「国を与える代わりに、命は取らないでくれ」と言う。

「陛下、私を誰だと?陛下、私は楚北捷です」と言って、北捷はひざまずいたまま司馬弘に近づく。「20年前、陛下と皇太后様に引き取られ、陛下とは寝食を共にして育った兄弟です。何も奪いませぬ」と言う北捷。さらに北捷は剣を両手で持ち「この命は陛下に与えられました。陛下のお命を狙う者がいれば、私がこの手で殺しましょう」と言う。「そなたなのか」と涙を浮かべながら言う司馬弘。北捷が「私です」とうなずくと「北捷」と泣きながら司馬弘は北捷を抱きしめる。


「蕓児よ、早くせよ」と言いながら、逃げる支度をする張文征。しかし張貴妃は「事が露見しても腹に皇子がいます。殺されると思いますか」と言う。張文征は「その腹の中には誰もおらぬ。外の騒ぎが分からぬのか。私はもう、お前のために皇子を用意してやれぬ。私の罪は、お前にまで累を及ぼすぞ。父と共に逃げてくれ」と説得する。それでも「逃げません。皇子は自分で用意します。人目を避けて暮らす罪人など、お断りします」という張貴妃。罪を犯したのは私ではありません、私は晋で最も尊い女、いずれ皇后に立つ女子です、逆臣を父に持つなどどうして許されましょうと。

愕然とする張文征に、張貴妃は「父上はもう終わりです。けれど私の子は、私を皇后の座につかせてくれます。やがて晋の皇位を継いで、皆にあがめられる皇帝となる。父上、娘を哀れだとお思いなら、お助けください」と話し、ひざまずく。涙を流す張文征。さらに張貴妃は「覚えていますか。私の守り刀と後ろ盾なるとおっしゃった。ならば助けてください」と泣きながら頼む。崩れるようにひざをつき「分かったぞ。貴妃様、分かりました」と張文征は言う。「わかったなら、それでよい」と言うと、張貴妃は頭を下げる。


駆けてきた楚漠然が「すべて奥方様の読みどおりです。燕軍の主力部隊は三分燕子崖で退き、陸軻は都の外を嗅ぎ回るだけです。燕軍は退きました」と娉婷に報告する。「白殿はあたかも女諸葛亮ですな。民に代わり感謝します」と言う謝恒。そこに双児が「白様、中へどうぞ」と呼びにくる。


娉婷とひざまずいた北捷は「妻・白娉婷と共に拝謁いたします」と言う。「白殿。そなたには、ひどいことをした。罪滅ぼしをさせてくれないか。北捷を見るたび鏡のように感じていた。こうでありたいと望む己が映っていた。2人が羨ましい」と言う司馬弘。そして司馬弘は「祝福するぞ」と言う。北捷と娉婷は感謝する。

司馬弘は「2人に勅命を下す。鎮北将軍・楚北捷は、皇帝の救援に参じた。また、若き頃より戦功を立て、白蘭を涼から助け、晋の動乱を平定した。よって、本日より官位を戻し、代々、鎮北王を世襲させる。その妻・白娉婷は、知勇兼備にして策略にたけ、慈悲深く鎮北王を支えた。一品誥命夫人とする。この他に何か願いがあるか」と言う。はい、1つ願いがございます、と言った北捷は「ここで爵位を返上します。できるならば、妻と共に俗世を離れて静かに暮らしたいのです」と話す。ため息をついた司馬弘は「分かった。そこまで言うなら好きにせよ」と言う。


司馬弘は、皇后と皇子の死に心を痛め、政をおろそかにし思慮分別を失ったことを恥じ、心を入れ替えて政に励み、朝紀を整え、晋のために力を尽くすことを詔を持って臣に告げる。


張文征は自害し、父に言ったことを思い返しながら、張貴妃は泣き崩れる。


太極殿の入り口で座り続けていた張貴妃。司馬弘が現れると「陛下、こちらです」と張貴妃が言う。そして「謝罪します。愚かにも張文征の悪行に気づかず、世に災いをもたらしました。張文征は自害しました。私も良心の呵責に耐えられず、自ら命を絶つつもりでした。けれど子を殺すのは忍びなく…罰してください」と言う張貴妃。司馬弘が「北捷、意味が分かるか」と尋ね、北捷は「自害した張尚書と陛下のお子に免じて、張貴妃の罪を軽くしてほしいとのこと」と答える。

司馬弘に「行け」と命じられた宦官の小路子(しょうろし)は、張貴妃の元へ急いで行くと「ここで平伏されると、邪魔になります」と告げる。誰の邪魔になるのか分からなかった張貴妃は、輿に乗った双児が現れ、急いで隅に連れて行かれる。

“天命に従い、晋王より詔を下す。前皇后が亡くなり、皇后の座は空位となっている。淑妃・陳氏、しとやかで慎み深く、気品に富み慈愛に満ちる。賢明でありながら質素倹約の美徳が備わる。よって、本日ここに淑妃を皇后とする。鳳印と金冊を下賜する。天下の母となり…”と読み上げられ、泣き叫ぶ張貴妃。張貴妃は外に追い出され扉を閉められてしまう。


扉の前に座り続ける張貴妃の前に、娉婷が来る。「立って、体が冷えると子に障るわ」と言う娉婷。張貴妃は鼻で笑うと「心配してもらわなくて結構よ」と言う。


ーつづくー


まんたさん、媛みかんさんにコメントを書いていただいて、26話の続きから書かせていただきました(*⌒ー⌒*)
途中が抜けてしまって申し訳ないです。
あらすじ書きに時間がかかるので、放送している回より少し遅れてしまっててすみません(;д;)

今回はいろんなことが起きましたねー。
偽の鎮北王を見た時の北捷と娉婷の会話が面白かったです(*≧ω≦*)
「嫉妬を拭うには、この手で始末せねば」とか。

司馬弘の娉婷への誤解が解けたのもよかったし、北捷が信頼を取り戻すことができたのもよかったです。
あとは北捷と娉婷が、ずっと静かに暮らせるといいんだけど…これは、なかなか難しそう。

張文征の死は仕方ないにしても、父を犠牲にしてまで皇后になりたいなんて…。
そこまでしたのに、結局、皇后は双児になってしまったし(*´Д`*)



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3 コメント

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Unknown (くるみ)
2017-11-10 00:25:41
司馬弘は金丹を飲まなくても錯乱せずしっかりしていましたね。
そして、楚北捷と再会した時のシーンも良かったし、北捷と娉婷の仲を祝福したところや、心を入れ替える詔を出したところなど、いずれも良かったです。

司馬弘と再会した時の、ひざまずいた姿の北捷がとにかくカッコよくてもう‼(≧▽≦)
あと、座り込み張貴妃の訴えの意味を、司馬弘に翻訳?してあげた北捷の表情も面白くて。

双児は側室から昇格したことになってるのですね。
双児が簡単に皇后になる一方張貴妃は身ごもってても(違うけど)ずっと何もなく…Σ(゚д゚lll)
いろいろと予想外の展開になって驚きっぱなしです。
返信する
色々ありましたねぇ〜 (媛みかん)
2017-11-10 03:33:11
「きゃ〜、今日も記事がupされてる!」
もぅドキドキしながら、画面を思い出し、読ませて頂きました!
うささんに、感謝です!!


蜂起軍のおじさんが、ラブラブな二人を、ボーイズラブに勘違い?したのも、わらえますょね。
しかし、ほくしょうさまは、品が良くて、強くて賢く、ますます魅力的です。
最初は、何侠の華やかさに引かれましたが、今や、ずる賢い、嫌なやつです。
まだまだ、人を見る目が足りません!

次回のお話が楽しみでーす!!!
返信する
立ち直る (time)
2017-11-13 01:39:30
晋王たちが救われて、張貴妃以外が一掃されて
よかったですよね。
本当の平和が晋に来ますように。

張貴妃パパがこのような形で、退場するなんて
思いもよりませんでした・・・
パパとして子を守った形でしたが、
当然の報いでしたが、気になる役者さんにあえなくなるのが
残念です。。。
父の死を真摯に受け止め、張貴妃も心を入れ替えてほしいですね。
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