中国時代劇「項羽と劉邦 King's War」第34話 あらすじ

報告を聞いた羋心は「よくぞ殺した」と褒め、楚に幸福をもたらしたと項羽を上将軍に。そして全軍項羽に従うよう命じる。


劉邦に儒学者の酈食其が会いに来る。年長者に対し無礼な態度をとる劉邦。それでも諦めず、陳留の県令はわたしの友人、わしが行って投降させると酈食其は話す。こんな小さな町にいたのも名君が訪ねてくるのを待っていたからだと。劉邦はどうして自分を名君だと思うか聞く。酈食其は町に入ってもそなたの兵は規律が厳しく、民の利益を損なわない、そんな兵を率いる者は間違いなく情け深い名君だと返す。それを聞いた劉邦は任せることにする。


章邯が敵に侵入され襲われないために、道の両側に瓦屋根をつけた長く高い塀を作る。この甬道を使い食料を運び、部隊も迅速に招集することもできる、章邯は想像以上に大した男だと言う范増。項羽は心配はいらない、策があると言う。


胡亥が心を病んだふりをして7日ほど経っていた。それを見た趙高は本当に病なのか疑いながらも、ひとまず胡亥を生かしておくことにする。


胡亥から頼まれていた女官が子嬰を見つける。女官は人影のない場所で「殿下」とひざまずくが、子嬰は心の病のふりをしながら立ち去ってしまう。


陳留の県令を訪ねた酈食其は、城下の民の穏やかな暮らしを守るためにも劉邦に投降するよう説得する。しかし陳留の県令は秦の皇帝には恩があると聞き入れようとしない。酈食其は県令の元まで行き、耳元で「秦は滅ぶ」と言うと県令を刺し殺してしまう。劉邦の大軍がすでに陳留を包囲していると酈食其から聞いた兵たちは、投降することを決める。

戦わずして勝利することができた劉邦は、酈食其に自分の補佐をしてほしいと頼む。酈食其は引き受ける。


崇信が晨曦に会いに来る。今だに戻ってこない章邯に催促の文を書いてほしいと言う崇信。私が乱れた世の中を治めたら、章将軍は新しい朝廷を開くにあたっての第一の功臣だと。晨曦は文を書くことを決める。
崇信は何とかして趙高に章将軍の祝勝の宴を設けさせ、章将軍が戻ったら宴の席で我々の計画を実行にうつすと話す。


夜中に趙高に呼ばれる崇信。崇信が行くと趙高は桶に入った魚で釣りを始める。ここで釣りをしているのは、谷や川まで出掛けられないからだと聞いた崇信は、庭に大きな池を作れば楽しめると言う。趙高は名案だと思い、15日の間に池を作るよう崇信に命じる。


劉邦は自分が開封を攻めると思って油断している楊熊を攻めることに。しかし戦の途中，突如現れた秦軍に兵たちをバラバラにされ、軍営も秦軍に包囲されてしまう。そんな劉邦たちの前に現れたのは、秦の軍服を着て変装をした張良だった。楊熊の軍は張良の兵に打ち負かされ、劉邦は感謝する。


夜。劉邦と2人きりになった張良は、あれから韓王を擁立し、秦の領土の一部を勝ち取ったことを話す。しかし単独では限度があり、楊熊の軍にも差があって避けていたが、沛公(劉邦)の軍が楊熊の軍と戦うと知って討ち取る絶好の機会だと思ったと。そのことをありのまま懐王(羋心)に告げたが王はなかなか決心せず、好機は逃せないと全軍を率いて駆けつけたと言う張良。話を聞いた劉邦は「懐王には失望したが、張良殿のために助けましょう」と言い、張良と一緒に韓の領土を取り戻す事を決める。

張良は"先に関中に入った者を王にする"と言った懐王の言葉だけで関中に行くのか劉邦に聞く。「どういう意味です?」と劉邦が返すと「関中に入ったその後で天下を取る」と言う張良。「天下を?…皇帝?」と驚く劉邦。劉邦はめっそうもないと首を横に振るが、張良は考えるべきだと言う。あなたにできないことはないと。


趙高は会いに来た司馬欣に、戦況が不利になり逃げ出した楊熊の首を見せる。そして遠い地の戦で苦労をしている章邯の慰問に行ってもらいたいと話す。「必ず使命を果たして参ります」と頭を下げる司馬欣。趙高は司馬欣に楊熊の首を持たせ「章将軍がバカな事をしたら、どうするか分かっておるな」と言う。


子嬰が家に戻ってくると女官が待っていた。女官は「咸陽にお戻りください」とひざまずく。


ーつづくー


新しく酈食其が登場。
面白い人だけど、友人を殺しちゃったヽ(＠ω＠；)ノ
たしかに1人の犠牲で大勢は助かったけど…。

久しぶりに張良の登場です。
劉邦と張良の2人の方が義兄弟みたい…。
今さらだけど劉邦にとっては項羽との義兄弟の誓いは言葉だけだったから…。せめて誓った時は2人とも心からであってほしかったな(；_；)
とにかくとにかく、劉邦と張良はお互いに信頼し合ってていい感じです。

子嬰も見つかりました。
簡単に戻る決心はできないと思うので、どうなるんだろう?
でもここで火曜日まで続くですーーーーーΣ(￣ロ￣lll)
予告を見ると続きが気になっちゃうよう。



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