足りなくなった兵は、皆、劉邦に忠実な兵で逃げたとは考えられない。劉邦は今すぐ調べるよう盧綰と曹参に命じる。
宋義の屋敷に行き場のなくなった親戚が世話になりたいと集まってくる。会ったこともない者ばかりで宋襄は全員追い出すか聞くが、宋義は「置いてやろう」と言う。
夜遅く、晨曦の元に崇信が来る。崇信は晨曦の文に兵を率いて咸陽に戻ってほしいと言葉を足し、章邯に届けたと話す。崇信の狙いが謀反だったと知り、晨曦は愕然とする。
司馬欣は章邯のために晨曦が趙高の命を狙っていると章邯に。友人の崇信に晨曦を助けさせたが、心中は分からないと。そして将軍(章邯)の本当の敵は戦場にいるのではなく宮中にいる、秦は滅びる運命で、将軍1人で変えられるものではない、自分の将来をよく考えるようにと言うと司馬欣は出て行く。
章邯は晨曦からの"兵を率いて咸陽にお戻りください"と書かれた文を取り出す。
消えた200人の兵は殺されていたと曹参は劉邦に報告。秦軍は遺体を埋めたりしないが、亡くなった兵たちは慌てて始末され、浅く埋められていた。さらに我々の後方30里に流浪の民の集団がいて、こっそりこっちを見ていたと話す曹参。劉邦はその者たちが自分たちを警戒している范増の命で動いていると悟る。
始皇帝に仕えていた女官を呼んだ胡亥は、文武百官に自分は正気でおかしくないと伝えるように言う。しかし女官は、先帝に仕えていた女たちは皆殺されたが、私が生き延びることができたのは心を病んだふりをしたから、陛下も生きるためには正気であることを証明しようとしてはいけないと話す。女官の言葉に扶蘇の息子・子嬰も心を病んだふりをしていただけだと気付く胡亥。胡亥は何とかして追放した子嬰を捜すよう女官に命じる。
羋心から卿子冠軍に封じられた宋義は、出陣して数日しか経っていないにもかかわらず安陽に46日も駐屯して動かない。食料もなくなり、暖をとるための木もなく寒さも増す一方となる。宋義が酒宴をしていると聞き怒った項羽は向かうが、寒さと空腹を訴え不満を持つ者は、楚に対する愛が十分でないからだと言い返されてしまう。
曹参は後をつけている流浪の民が魏王の臣下だと突き止める。待ち伏せをし率いていた剛武侯を捕らえた劉邦は殺すよう命じる。
宋襄を斉の宰相とする正式な交渉が成立し、息子や使者たちを見送るため宋義が出発。それを聞いた項羽は、戻った宋義の所へ行き首を斬り落としてしまう。
幕営から出てきた項羽は、宋義が密かに斉と通じ楚を売ろうとしていたために誅殺したと兵たちに話し「楚人としての気概と勇気を持ち、この項羽についてこい。大楚国を再建するのだ」と言う。
項羽は季布に宋義と宋襄を殺したことを羋心に伝えさせる。報告を聞いた羋心は「よくやった」と言う。
ーつづくー
劉邦は范増の挟み撃ち計画もあっさり何とかしちゃいましたね。
劉邦の立場から考えると「范増ヾ(`Д´*)ノ」なんだけど、項羽にとっては亜父でもあるので、また複雑(o´д`o)=3
羋心は今まで宋義を頼っていたところもあるから、宋義がいなくなってどうなるんだろう?
あと胡亥もどうなるのか気になる…(@_@;)
でも胡亥は少しずつ利口になっているような気がする。
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項羽が首を落とすのは覚えているので二回目ですが、、、ごめんなさい、、(小文字)、今回はすっと してしまいました。部下や范増は察してましたね。
そして、兵士たちを思いやる項羽発表以外でした。
そして、カイ王の反応は、、よく、やった、、でしたね。
一方、劉邦たちは、夜中に出発しても、よく調べてうごいてますね。范増の策略とみぬかれて、捕まってしまいました。
胡亥は、賢いというか、気がつくのが遅いです、、、この女官さん、すごい捨て身で生き残ってきてるんですね、、