中国ドラマ「新・白蛇伝〜千年一度の恋〜」第5話 あらすじ

白素貞(はく・そてい)…ジュー・ジンイー　　白蛇の妖怪
許仙(きょ・せん)…アラン・ユー　　医者
法海(ほうかい)…ペイ・ズーティエン　　僧侶
小青(しょうせい)…シャオイェン　　青蛇の妖怪



「子を思う母の願い」


長生を助けようとする素貞に襲いかかろうとする蜈蚣。呉はそんな蜈蚣をつかんで放さない。
小青と一緒に輪廻路に入った法海は妖怪の蜈蚣と戦い始める。蜈蚣は妖力の消耗が早く法海に仏がついているため逃げたいが、呉は娘を助けるまでどこへも行けないと蜈蚣を自分から引き離す。人間と妖怪が結合していたと分かる法海。

小青は蜈蚣と戦っていた法海を助け共に戦う。
壊れた長生の魂を修復したあと呉は消える。長生の魂を奈何橋に送ることにする素貞。だが呉の架けた橋は彼女がいない今、渡るのは危険だった。


李と刺繍店に来た許仙は巡査たちの手当てをする。巡査たちが店を出たあと、壁の奥から聞こえて来る子供たちの声に気づく許仙と李。


蜈蚣が消滅する。しかし長生を送った場所へ素貞も引き寄せられてしまう。急いで景松が助けにいくが引っ張られる力が強い。それを見た小青も助けに行く。
柱に尾を絡ませ、景松の足をつかむ小青。その姿を見た法海は「殺意ある者、僧とて魔の入る執念あり。善心ある者、妖といえど悟りを開ける。偏見と執念を強く持ってはならぬ」という師父の言葉を思い出す。

小青の尾が柱から離れてしまう。そこに禅杖が飛んでくる。小青が禅杖に尾を絡ませ、素貞たちは引き戻され助かる。
輪廻路が崩れてしまうため、法海についていき店に戻る素貞たち。

「禅杖が助けたので今回は許すが、今後誤った行いがあれば容赦はしない」と素貞たちに言って法海は店を出て行く。

助けられた子供たちを見る素貞たち。漢文は職業を間違えたな、俺より強い巡査になれた、と李が許仙に言ったところに「そうよ」と言いながら如意が来る。私の漢文兄さんは頼りになると。親しげな2人の姿を見てつらい気持ちになる素貞。
李が役所に戻り素貞たちも店を出て行くことに。しかし素貞は許仙の目の前で倒れてしまう。心配した許仙が診ようとするが、支えていた景松が断り抱きかかえて行ってしまう。


死のうとしていた長生の母親を長生の父親と弔いにきた許仙が助ける。そんな中、訪ねて来た素貞と小青が長生がいることに気づく。
母親のお腹に入る長生。素貞は死のうとした母親に「ばかなことは考えないで。お腹の子のためにも頑張って」と励ます。脈を診た許仙が懐妊していることを確かめ、母親は喜ぶ。


呉の代わりに罰を受けた長生。神はその孝行な心に気持ちを動かされ、また今生の母と縁を結ばせた。長生の生まれ変わりの引き換えになったうえ、罪が重すぎて永遠に消えた呉。

帰り道、素貞は小青に「誘惑に負けず、しっかり修行しましょう」と話す。そこに許仙が追いかけてくる。なぜ脈を取らずに懐妊していると分かったのか聞く許仙。追って来たのはそれが知りたかったからだと分かり、素貞は「あなたは男、私は女。男と女の違いよ。女なら自然と分かる」と答えその場を後にする。


素貞が人間は口から出る言葉と心で思うことは一緒なのか小青に聞く。「人間はずるい。表と裏の顔がある」と答える小青。裏の顔が本当の姿だと思うが、人柄は誰も見てない時に出るものだと。素貞は隠れ身の術で許仙の本性を探ることにする。


済世堂。妓楼の女たちに誘われても断る許仙。隠れ身の術でそれを見ていた素貞は、誘惑に負けない真面目な人だと感じる。さらに如意が済世堂の娘で、許仙への態度も厳しいことから、誤解していたのかも、と思う。

往診に出た許仙の後を追う素貞と小青。落ちいてた銀子の入った財布を許仙が拾うと、持ち主だという人が2人現れる。2人の話を聞き、財布は2人の物で自分をからかっていると見抜く許仙。許仙は財布を返し行ってしまう。その2人は変身していた素貞と小青だった。財布を返し、心根のよい人だと言う素貞。それに観察力もあると。


役目を果たした李は家で祝宴を挙げることに。姉が素貞を招待すると言い、許仙は招待状を書いて自ら届けることにする。


師父は今の入定で何が見えたか法海に尋ねる。「自分が妖魔に変身し、自分に追われていました。紫金鉢は正否が分からぬまま私を捕らえ、私の魂は散りました」と話す法海。蜈蚣はもう消えたのに、なぜ私を惑わすのですか、と。師父は「怒りで心に魔物を生じておる。それは蜈蚣ではなく己の心中の魔物だ」と答える。

法海は俗世の悲しみや苦しみを知らず、殺害に重きを置き慈悲の心もなかった。しかし師父は「自分が魔物になる夢を見たということは、分かり始めておるようだ。他の者の身になり情けをかけることを」と言う。そして、もう一度俗世へ行き道を探るように言う師父。


許仙は白邸を探すが見つけることができない。そんな中、突然雨が降り出し、雨やどりしようと駆け込んだ場所へ同時に素貞も入ってくる。
懐妊がなぜ分かったのか質問したのは、本当はせっかく会えた君と話がしたかったからだと言う許仙。許仙は濡れた素貞に手巾を差し出す。それは素貞が怪我をした許仙の手に巻いた手巾だった。

雨がやみ、許仙は素貞に家まで送らせてほしいと言う。素貞は仕事に差し障りのないことを確かめ「ではお願いするわ。白邸に来る時は、ここに来て」と言う。


家の前まで送って来た許仙は、明日、うちで酒宴を設けると招待状を素貞に渡す。必ず行くと素貞は約束する。
帰る許仙を引き止めたい素貞は雨を降らせ「天気が安定するまで、うちで休んでは?」と言う。嬉しい許仙。

素貞を峨眉山に連れて帰りたい景松と小青はけんかになり物を投げ合う。そこに許仙を連れた素貞が。小青は扉を閉め、術を使って急いで部屋を片付ける。
景松と小青が部屋から出て来ると許仙は3人で住んでいるのか尋ねる。素貞が使用人がいると答え、景松が気づかれないよう用意する。

部屋の中に入り茶を飲むことに。しかし素貞が茶をこぼしてしまう。大丈夫?と言って素貞の手に触れた許仙は、手がすごく冷たいと言う。雨に濡れて風邪を引いたのかも、と素貞が言い、脈を診ようとする許仙。しかし「私も医学は心得ている」と景松が止める。妹の体については心配無用だと。許仙が感謝すると「なぜ許先生が感謝するんだ?」と言う景松。


ーつづくー


今回は小青がすごく活躍してた!!
それに法海が素貞たちを助けたり、成敗しようとしなかったのは意外。
でも、また俗世に来るみたいだから心配。

やっぱり長生は生き返らなかったのね…。
それでも今生の母親の子供としてまた生まれ変わることができたのはよかったのかな?
呉は永遠に消えてしまって、子供と再び母子になれなかったのは可哀想な気はするけど。

景松の変身させた使用人が面白かった(≧▽≦)
ハエのことはちょっと…だったけど。
そして素貞と許仙の距離が、また近づいた感じ。
次の展開が楽しみ!!


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