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中国ドラマ「三千鴉(がらす)の恋歌」第16話 あらすじ

2020年12月24日 18時37分07秒 | 三千鴉の恋歌(中)

傅九雲(ふ・きゅううん)…ジェン・イェチョン(鄭業成)
覃川(たん・せん)…チャオ・ルースー(趙露思)
燕燕(えんえん)…ジアン・イーイー(蒋依依)
左紫辰(さ・ししん)…リウ・イートン(劉怡潼)
玄珠(げんしゅ)…ワン・モンリー(王萌黎)
眉山(びざん)…リー・ルーチー
靂渊(れきえん)…ダイ・ユンファン(代云帆)



「復讐の第一歩」



左相国は紫竹林で開かれる春の歌会に李を招く。そんな話をしていると左相国が呼んだ紫辰が来る。紫辰に礼部侍郎の李を紹介する左相国。
左相国は李に「息子を国のために使ってください」と頼む。「妖魔の国の?妖魔がいれば私など不要では?」と言う紫辰。李の表情が変わる。

左相国は「息子は仙山から帰ったらばかりでして、不思議な体験をしてきたせいか、ずっとこのような戯れ言を」と言って取り繕う。李は笑い歌会での活躍を期待していると紫辰に話す。しかし今日は詠む歌がないと断る紫辰。そこに「でも琴は弾けるのでは?」と言いながら秋華夫人が来る。琴を弾いてくれないと玄珠が1人で踊るはめになると。


紫竹林で春の歌会が開かれる。紫辰が琴を弾き、玄珠が踊る。
その頃、覃川は左相国が今日紫竹林で宴を開くと桃小令から聞き向かっていた。

李は「宴のあとに人も味わえたなら最高の気分であろうな」と左相国に言う。左相国は名案だと言い、王菅事に用意させる。それを琴を弾きながら見ていた紫辰は不快な気持ちになり、踊りが終わるとすぐに席を立って行ってしまう。

紫竹林から宴を開いている左相国を見た覃川は、驪国が天原国に攻められた日のことを思い返す。大勢が亡くなり、その中には両親の姿もあった。仙界の弓を引いた覃川は、迷いなく左相国に向かって矢を放つ。矢が刺さり、吐血して倒れる左相国。皆は逃げだす。

席を立ったあと馬に乗っていた紫辰は何かを感じ宴をしていた場に戻って来る。倒れている左相国を見て、父上、と呼ぶが左相国は動かない。その時、左相国から魂が抜け飛んで行ってしまう。

左相国の魂は覃川の持っていた霊灯に吸い込まれる。「これで1人目。霊灯は世界の苦難の受け皿。驪国を裏切り滅ぼした者の償いのに場よ」と霊灯を見ながら言う覃川。


はっとして体を起こした傅九雲。もう一度横になった傅九雲は、起きると「おい分かったぞ。いいか、川が復讐を遂げても霊灯をともせるとは限らぬ」と眉山に言い飛び出して行く。


左相国の葬儀が行われる。皆を下がらせた紫辰は、父のことを思い返し涙を流す。


覃川は料理長として働き始めていた。


錦綉布店。中元節の李家の宴で他の人に負けられないと思った秋華夫人は大量に生地を買う。玄珠は金の心配をするが、紫辰は今日から出仕する、俸給が出たら支払いを、と秋華夫人は言う。紫辰でさえ時勢を理解し太子の話を受けたと。
その時、第二皇子が店の前を通ることに気づく玄珠と秋華夫人。2人と店主は外に出る。

入京される第二皇子に敬礼をする玄珠たち。第二皇子の顔を見た玄珠はどこかで会ったことがあると感じる。


花創大会の会場でもある万花楼では工事が進められていた。ロバで運んできた料理を持って中へ入る覃川。皆が食事に夢中になっている間、覃川は万花楼の中を見る。


坤淵殿。靂渊は妃候補たちの姿絵を見るが気に入るものはない。下がらせたあと、東宮詹事となった紫辰が来る。「さすが天下の才子だ。父君を失ったばかりでよく仕官してくれた」と言う靂渊。紫辰は「国への奉仕は父の遺志。継ぐのは当然です」と言う。香取山で修養し山主に目を治してもらった紫辰。靂渊は「では、その弟子・傅九雲を?」と聞く。どんな容姿で、どんな仙人なのかと。

紫辰は「傅九雲は女好きの遊び人ですが、能力は群を抜いていて山での力は絶大でした。正しい取捨選択のできる人物かと」と答える。褒めるんだな、仙人など好まぬと思ったが、と言う靂渊。紫辰は「もちろん嫌いな部分はあります。感情をあまり見せないうえに心を開こうとしない」と話す。靂渊は「交流があったと?」と尋ねる。「全て聞いた話です。屋敷から出てこないので私も会ったのは1度だけです」と言う紫辰。

靂渊が「では、どう逃げ延びた?」と聞く。紫辰は「友人が白河龍王の攻撃前に逃がしてくれました。驪国諸侯の娘・玄珠です」と言う。玄珠のことは靂渊も知っていた。母親の秋華もあらゆる宴に招待もなく出席し有名だと。
明日、東苑に行く靂渊は「同行しろ。その娘と母親も連れてくるように」と告げる。


紫辰が左府に帰ってくる。門をくぐると近くに玄珠がいたが、目を逸らされ紫辰は話しかけることができない。紫辰は秋華夫人の元へ行き「明日、陛下が夫人と玄珠も一緒に東苑へと」と伝える。喜ぶ秋華夫人。
秋華夫人は最近の玄珠の態度について「気にしないで」と言う。玄珠が怒る気持ちもよく分かると言う紫辰。秋華夫人は、天原国の力は絶大、才能があるなら天原国に仕えるべきだと言う。


覃川は万花楼の図を描き「この中でいいかしら」とつぶやく。その時、女将と郭に呼ばれる覃川。

女将も郭も覃川に早く嫁いだ方がいいと言う。私には思い人がいる、お金がたまったら豆豆兄さんが迎えにくる、と話す覃川。豆豆兄さんの仕事が絵描きだと聞き、郭が「まさか」と言い出す。あり得ない、川を見初めるはずがない、と言う女将。覃川が誰のことが聞くと、2人は公子斉だと言う。覃川は動揺するが知らないふりをする。「彼に姿絵を描いてもらえたら、それだけで礼部に呼ばれるそうよ」と言う郭。覃川は公子斉がどこにいるのか聞く。


東苑。靂渊に挨拶をする秋華夫人と玄珠。「白河龍王が死んだのに、なぜ無事で?」と靂渊が玄珠に尋ねる。玄珠は「師匠は弟子を守って亡くなりました。一方の香取山主は弟子を捨てて逃げ延びました」と答える。堂々としている玄珠に「私を恐れないとは、いい度胸だ。気に入った」と言う靂渊。

妃候補の姿絵を持ってこられた靂渊は「見たところで大差はない。絵師の技を見るにすぎぬ」と言う。左詹事、そうであろう?と言われた紫辰は「皆、名を売ろうと必死な絵師ばかりです。絵師よりお妃を選ぶべきかと」と話す。絵姿を差し出し「見ろ」と言う靂渊。代わりに評価を、と。

姿絵を見た紫辰は“これは…まさか”と思う。光り輝くその絵を紫辰から取った靂渊は、素晴らしい絵だと言う。「これは公子斉の作品です。以前、驪国にも現れたことが。絵と音楽に精通し色を好む仙人です」と言う秋華夫人。公子斉の名は靂渊も聞いたことがあった。面識があるか聞かれ紫辰も玄珠もないと言う。秋華夫人は「噂では女遊びをするので顔を隠していると。毎日仮面をつけ、琴を弾いて過ごすとか」と話す。靂渊は琴だと聞いて驪国を攻めた時に攻撃してきた仙人を思い出す。


公子斉の家には靂渊の花嫁候補になるために姿絵を描いてもらおうと女子たちが集まっていた。ロバと一緒に公子斉の家に向かった覃川。覃川がその場を後にしようとした時、紫辰を連れた靂渊が来る。急いでロバの陰に隠れた覃川は“なぜ彼らが一緒に?”と思う。


ーつづくー


とうとう左相国を倒した覃川。
覃川の気持ちも分かるけど、どんな人間でも紫辰にとってはたった一人の父親。
あんなに好きだった紫辰のことは考えなかったのかな?
それより、やっぱり皇女としての使命感の方が強いのか…。

秋華夫人が本当にずうずうしい(ㅎωㅎ*)
左家のツケで買い物しまくって。
それに玄珠を紫辰よりも皇子に嫁がせたいという欲もあるみたい(;´д`)ノ

あんなに嫌がっていたのに、本当に紫辰は父の遺志を継いで靂渊に仕えることにしたの?
それとも何か考えがあるのかな。

傅九雲の言っていた「川が復讐を遂げても霊灯をともせるとは限らぬ」って言葉も気になる。


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