銀雪(銀せつ)/雪衣王(せつい)/雪公子…ヴィック・チョウ
烈如歌(れつじょか)/歌児(かじ)…ディリラバ
玉自寒(玉時間)/静淵王(せいえん)…リウ・ルイリン 烈火山荘の二番弟子
雷驚鴻(らいけいこう)…チャン・ホー 江南霹靂門の若君
暗夜羅(あんやら)…ライ・イー
「運命と天意」
翌朝。起きた銀雪は歌児の寝顔を見つめる。しばらくして目を覚ました歌児に、玉のごとき美人、と言う銀雪。心の中に私がいるか?と銀雪が聞く。ためらった歌児は、いないわ、と答え体を起こす。歌児のつぼを突き動けなくすると銀雪は靴を履かせ、こんなに親切なのはこの世で私だけだ、と言う。そしてつぼを解き、そろそろ洛陽に戻ると告げる。
追っ手から逃げていた雷驚鴻は、見かけた烈火山荘の荷馬車の下に隠れる。如歌に命を救われたも同然、この恩はいずれ返す、と思う雷驚鴻。
艶娘は配下から雷驚鴻に逃げられたと報告を受ける。配下は門主に知られることを気にするが、艶娘は私が若君をたしなめても門主は何も言わない、と言う。
艶娘は探し出して連れ戻すよう命じる。
品花楼の鳳凰の部屋に逃げ込んだ雷驚鴻。内傷を負っている雷驚鴻は、銭をやる、頼まれてくれ、と鳳凰に言う。雷驚鴻は刀無暇が聖人君子ではないと見抜き、八方美人でもない鳳凰なら頼れると見込んでいた。
雷驚鴻を助けることにした鳳凰は薬を取りに行く。
雷恨天は艶娘の痛めた手首を見て、静淵王の屋敷で私のために負った傷か?さすがは烈明鏡の弟子だ、恩知らずめ、と言う。さらに艶娘から驚鴻を捕らえようとしたが味方を傷つけて逃げたと聞き、激怒する雷恨天。それでも霹靂門の後継者は驚鴻しかおらず、私たちの娘がまだいれば烈如歌と同じ年頃だ、と雷恨天は言う。そうですね、とつぶやくように言う艶娘。
雷驚鴻は如歌に渡して欲しいと鳳凰に使いを頼む。
黄琮が品花楼から使いが来たと言い、如歌に渡してほしいという品を蝶衣に見せる。その品には雷驚鴻が蝶衣に描いたお守りと同じ印が付いていた。
品花楼に行くことにした蝶衣は、この件は内密に、と黄琮に言う。
蝶衣が来て驚く雷驚鴻。如歌がいないことを伝えた蝶衣は、伝言があるか聞く。鳳凰を部屋の外に出すと、雷驚鴻は霹靂門にやられたことを話す。これは全て義母の差し金だと思うと。そして如歌に、艶娘に用心しろ、と伝えるように言う。
蝶衣が帰り、烈如歌の侍女にいやに優しいと思った鳳凰が、特別な子なのか雷驚鴻に尋ねる。雷驚鴻はふと笑っただけで答えない。
鳳凰はいつまでここにいる気か聞く。あと数日療養して、こっそり父と会うまでだと言う雷驚鴻。その時また手を借りたいと雷驚鴻が頼む。鳳凰は口先だけじゃなく、お礼が欲しい、と言う。
鳳凰が好きな女がいるか聞く。いるさ、間もなく嫁ぐけどな、と言う雷驚鴻。うなずいた鳳凰は、だったら私を娶って、心をくれとは言ってない、正式な妻でなくてもいい、と言う。雷驚鴻は一難去ってまた一難だと思う。
戻った如歌に、雷驚鴻が霹靂門の内紛でけがをしたと伝える蝶衣。蝶衣は雷驚鴻が洛陽にいて“艶娘に用心しろ”と言っていたことも話す。
玉自寒と会った歌児は、銀雪とどんな関係か尋ねる。共通の敵がいて、共通の友がいる関係だと答える玉自寒。うかない顔をしている歌児に心配か玉自寒が聞く。歌児はなぜか胸騒ぎがすると言う。
銀雪は女将に品花楼の権利を渡す。他の商いは有琴泓に任せることにする。
体が冷えやすい師匠が寒の呪いを吸い込めば己の体を損なうと止める有琴泓。しかし銀雪の気持ちは変わらない。
配下からの知らせで、静淵王の屋敷に動きがあると知る艶娘。銀雪が都を離れたのち、屋敷の守りは厳重になっていた。艶娘は今夜こそ銀雪を殺す絶好の機会だと思う。
竹林に囲まれた家の寝台に座る玉自寒。銀雪は7つの蝋燭の明かりを絶やさないよう歌児に告げる。
銀雪が玉自寒の寒の呪いを解くための治療を始める。蝋燭の明かりを守る歌児。
艶娘は配下たちに静淵王の屋敷を襲撃させる。刀無暇もなかなかやる、と言う艶娘。しばらくすると艶娘は侍衛の数が少ないことに気づく。反撃され、艶娘は逃げる。
息のある敵を探していた黄琮、玄璜、蝶衣たち。蝶衣の見た者が持っていた火薬が転がり、爆発する前に気づいた黄琮が蝶衣を助ける。
品花楼にも銀雪たちはおらず、謀られたこと分かる艶娘。
治療が終わる。銀雪は玉自寒を3日3晩眠らせるよう歌児に指示を出す。何があっても決して起こさないようにと。歌児は顔色の悪い銀雪を心配するが、そなたより腕が立つし有琴泓もいると言う銀雪。歌児は送ったらすぐ戻ると言う。銀雪は、そなたの心に私がいる、だから戻ってくるのだな、と尋ねる。それには答えず、待ってて、と歌児は言う。
歌児が行ったあと、倒れこむ銀雪。蝋燭の明かりもいくつか消えてしまう。
翌日。突然現れた艶娘は弱りきった銀雪に、これまで見た中で最も目を疑う光景よ、と言う。暗夜羅が愛するのは別の女と知って髪飾りで自分の胸を16回も刺すとは、これも目を疑う光景だ、と言う銀雪。昔、お前の姉弟子を誰が逃したかも知っていると。
銀雪を攻撃し殺そうとしていた艶娘。そんな艶娘を戻ってきた歌児が剣で刺し、銀雪が飛ばす。銀雪が座り込んで凍え、歌児は烈火功を使って体を温める。
艶娘が起き上がり、歌児は剣を使って闘う。そんな中、負けそうになった歌児の封印が光る。歌児がこれまでになかった力で烈火拳を使い、受けた艶娘が苦しむ。私の烈火拳にいつこんな威力が?と驚く歌児。2人は家から出る。
歌児に支えながら逃げていた銀雪。しかし銀雪は暗夜羅に連れ去られてしまう。
思う女がいるのは苦しかろう、と銀雪に言う暗夜羅。銀雪は、それはお前のほうが分かるはず、と返す。暗夜羅が、私があの女を傷つけると?案ずるな、何もしない、なぜならお前が死ねばどうせ女は後を追う、と言って銀雪を投げ飛ばす。そして、私に感謝しろ、ここで死ねば女はお前を永遠に忘れない、と言うと暗夜羅は銀雪に一撃を与える。
ーつづくー
雷驚鴻は刀冽香を好きだという自覚があったのね(*´艸`*)
でも刀冽香が嫁ぐと思っているから諦める気なのかな?
いやいやいや、その前に鳳凰の問題がヾ(・ω・`;)ノ
鳳凰は本気なの!?
本気だとしたら雷驚鴻は鳳凰から逃げることができる?
艶娘は烈火拳を顔に受けたのかも…。
歌児のことをすごく恨みそう(;´д`)ノ
そして艶娘は暗夜羅が好きだったのね!!
艶娘の娘って本当に雷恨天が父親なのかな?( ̄▼ ̄|||)
暗夜羅も好きな人がいるのね。
誰だろう?
最後に攻撃されてしまった銀雪が心配。
もともと弱っている体にだものね。
そういえば歌児は封印が解けたのかな?
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