銀雪(銀せつ)/雪衣王(せつい)/雪公子…ヴィック・チョウ
烈如歌(れつじょか)/歌児(かじ)…ディリラバ
玉自寒(玉時間)/静淵王(せいえん)…リウ・ルイリン 烈火山荘の二番弟子 第七皇子
雷驚鴻(らいけいこう)…チャン・ホー 江南霹靂門の若君
刀冽香(とうれつこう)…ダン・スー 刀無暇の妹
戦楓(せんほう)…チャン・ビンビン
刀無暇(とうぶか)…チー・ハン 天下無刀城の若君
刀無痕(とうぶこん)…ガオ・ヤン 刀無暇の弟
姫驚雷(きけいらい)…チェン・イエリン
蝶衣(ちょうい)…ユエン・ユーシュエン 歌児の侍女
暗夜羅(あんやら)…ライ・イー
「救えなかった命」
朝餉の時刻になっても銀雪は部屋から出てこない。“お嬢様”が戦楓をかばったからご機嫌斜めなんだと言う雷驚鴻。歌児は戦楓だけでなく堂主2人を信じたと言い返す。そんな中、外が騒がしくなり歌児たちは見に行く。
黄を呼び止め、みんなが何を喜んでいるのか尋ねる歌児。黄は上納金を搾り取っていたのは断雷荘の曹人丘だと無刀城の若様が暴いてくれたと言う。暴かれるのが怖くて謝荘主を殺したんだと。歌児はなぜ下手人だと言い切れるのか聞く。今朝、烈火山荘が自供を受けて街のあちこちに知らせを張り出してる、同じように無刀城も言い広めている、と答える黄。
歌児は戦楓を信じていいのか分からなくなる。私たちを納得させて追い払うかのように、上納金を搾取した黒幕が現れたのは都合がよすぎると言う黄琮。雷驚鴻も無刀城は驚くほど悪賢い、すぐさま民を味方に引き入れたと言う。歌児は荘主の遺体を見に行くことに。
戦楓は曹人丘の自供書を受け取る。それは気が遠のいたところで署名させたものだった。
歌児は蝶衣と黄琮を連れ断雷荘へ行くが屋敷の中へ入れてもらえない。しばらく待っていると慕容堂主が出て来る。慕容堂主は先ほど1年にわたり謝荘主に毒を盛っていたことを曹人丘が自供したと話す。そして皆の前で戦楓に盾突くことはまかりならぬ、と言う。分かるけどできない、真実を追い求めたい、と言う歌児。慕容堂主は屋敷の中へ歌児たちを入れる。
歌児たちが待たされている間、小風が椅子に縛られている曹人丘の縄をほどき一緒に逃げる。それを瑩衣が見ていた。
瑩衣は戦楓にうなずく。戦楓はそれを見てから歌児たちの元へ行く。
曹人丘が謝荘主を殺したと言うなら証を見せて、と言う歌児。凌堂主は毒殺に関わった者たちが証言していると言う。さらに署名や使われた毒も見せる凌堂主。戦楓は曹人丘の自供書を出し、慕容堂主に筆跡を確認させる。証人は謝荘主は殺される前夜、副荘首と言い争いを、ここ幾月かは何度か口論になっていたと証言。それでも荘主とお別れをして、曹人丘と話すと歌児が言う。
昨夜、曹人丘が遺体を溶かしたと言う凌堂主。戦楓も大罪人の曹人丘に会わせることはできぬと言う。一方的な言い分だと言う歌児に、我らが申し合わせて曹人丘を陥れたとでも?、と凌堂主が怒り出す。それでも会うと言い、歌児は烈火令を見せ曹人丘をはじめとする事件に関わる者と会わせるよう命じる。烈火令に逆らえず連れてこようとする戦楓。そこに曹人丘が逃げたと配下が知らせに来る。
戦楓は歌児の言うことは聞かず、婚約を破棄された腹いせに私を困らせるのだな、と言う。そして曹人丘を連れ戻し尋問させてやると出て行ってしまう。
歌児たちが断雷荘を出たところに雷驚鴻が来る。曹人丘が逃げ戦楓が追っていることを歌児が話すと、口封じに殺されると言う雷驚鴻。
逃げていた曹人丘の前に戦楓と配下が現れる。戦楓が小風の手を引き連れて行く。配下たちが曹人丘を刺し殺し、それを見てしまう小風。
小風が戦楓を、父上の敵め、と殴る。その時、“楓、ほだされたか”という声が戦楓に聞こえる。再び小風を連れて歩き出した戦楓だったが、あっという間に暗夜羅に連れ去られてしまう。小風を殺した暗夜羅は、恨みを抱かせたまま野放しにするのか、と言う。
森の中で爆破が起こり、戦楓が小風を抱きかかえ配下たちの元へ歩いて来る。曹人丘は自爆した、烈火山荘の者も巻き添えになった、今日見た火薬のことは内密にせよ、と告げる戦楓。そこに歌児が来る。戦楓の腕から小風を取り、何度も呼びかける歌児。殺したのはあなたね、と歌児は涙を流しながら戦楓に言うと、鞭を出し剣を抜くように言う。相手にならぬ、と言う戦楓。雷驚鴻や黄琮も駆けつける。
戦楓に向け鞭を振るう歌児。歌児が押し、木に飛ばされた戦楓が傷つく。そんな戦楓に抱きつく瑩衣。歌児が鞭を持って襲い、瑩衣をかばった戦楓が歌児に深手を負わす。負けを認め、小風を連れて歌児は帰る。
お焼き店。傷ついて帰ってきた歌児に駆け寄る銀雪。銀雪は歌児を眠らせ、治療を施す。
断雷荘に戻った戦楓は、歌児が目を見張るほど成長したと感じていた。そんな戦楓に、断雷荘の弟子が立ち去り屋敷は無刀城の物に、と言う報告が。
戦楓は明日、帰ることにする。
歌児が目を覚ます。長年鍛練した烈火拳は全く歯が立たず、役立たずだと銀雪の胸で涙を流す歌児。もっと強くなりたいと思った歌児は、稽古をつけて、と銀雪に頼む。銀雪は、そなたのそばに私がいる、そばに置いてくれたら私が守ってやる、誰にも傷つけさせない、と言う。
銀雪に肩を抱かれ、再び眠りにつく歌児。銀雪は“封印が解ければ二度と修復できぬ。せめてほんの少しでも時を遅らせよう”と歌児に術を使う。
刀無痕は静淵王の体が日ごとに弱っているという密書を読む。それを聞いた刀無暇が、己が招いたことだ、と言う。そんな話をしている時、刀無痕が人の気配を感じ、何者だ、と言う。隠れていた刀冽香に近づいて来る刀無痕。しかし香児が菓子を作ったので持ってきたと助けてくれる。
刀無痕と刀無暇が行ってしまい、今後はご注意を、若君が疑いの目を向けています、と刀冽香に言う香児。刀冽香がなぜ助けたのか聞く。香児は、歌児に救われました、恩人の友を助けるのは当然です、と答える。
戦楓たちが烈火山荘へ帰って行く。
夜。暗河宮の幻術“流れ火”を持った娘たちが、お焼き店に来る。
暗夜羅が復活したことを銀雪に伝え、縹緲の主を気にかけておられますと言う娘。そして持ってきた歌児の傷薬を差し出す。
暗河宮はよみがえるのか、と複雑な気持ちになる雷驚鴻と黄琮。蝶衣が聞きたがり、烈明鏡にまつわる江湖に伝わる噂だ、暗河宮の手を借り戦飛天を殺して荘主になった、と話す雷驚鴻。嘘よ、と蝶衣は怒って信じない。雷驚鴻は、妹よ、そう怒るな、何もかも兄さんが悪い、と言う。蝶衣は、親しげに“妹”と言わないで、と言うと行ってしまう。
歌児は烈火山荘に帰り、父に調べ直してもらおうと考えていた。銀雪は、謝厚友の遺体もなく下手人も“死人に口なし”、戦楓の言い分を覆す証もない、どうやって説得する?と聞く。どうすればいい?と言う歌児。銀雪は、今は耐えて待つのだ、と言う。耐え抜けば好機は巡る、疑いが芽生えたなら心に植えつけて忘れるな、時が来たら思う存分懲らしめよ、そうは言っても五分五分の見込みならば余計な真似は慎むべきだ、と。
ため息をつく歌児に、銀雪は縹緲に行くか聞く。他の門派でも入れるの、と言う歌児。銀雪は、総帥の私が許す、と言う。驚いた歌児が縹緲派の総帥がなぜ妓楼を開いたのか尋ねる。歌児を待つため、と答える銀雪。歌児はくすっと笑い、私たちは品花楼で初めて会ったのよ、私を待っていたなんてあり得ないわ、と返す。
歌児は雷驚鴻たちに縹緲へ行くと伝える。世から隔絶された縹緲には縁がないと入れない。雷驚鴻が、数百年もさまようぞ、と言うと、歌児は当てがあると話す。
歌児たちは小風を火葬し、遺骨を持って断雷荘へ行く。謝松風を生家に埋めさせてほしいと刀冽香に頼む歌児。刀冽香が、屋敷に入りたいなら私と戦って勝つことね、と言い雷驚鴻が相手をすることに。
戦いながら、歌児に“玉、危うし”と、と雷驚鴻に言う刀冽香。
雷驚鴻が負け、遺骨は私が埋めると刀冽香が言う。遺骨を渡し、歌児たちはその場を後にする。
ーつづくー
小風がまさか殺されてしまうなんて(;д;)
謝厚友や曹人丘が殺されても、歌児たちと一緒に行動すると思ってた…。
ひどすぎるよ戦楓。
きーーーーーーーーーーーーーっ(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
殺したのは暗夜羅だけどさ、ぶぅ。
歌児を傷つけたのも許せない。
兄たちと違い、刀冽香は根はいい人(´ω`。)
そして香児も恩を忘れていなかった!!
味方になってくれたら刀冽香も歌児も心強いよね。
ただ刀無暇に知られないようにしないと…。
それが心配ヾ(・ω・`;)ノ
雷驚鴻は玉自寒が危ないと歌児に伝えてくれるかな?
とにかく玉自寒の体が心配(。>﹏<。)
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