銀雪(銀せつ)/雪衣王(せつい)/雪公子…ヴィック・チョウ
烈如歌(れつじょか)/歌児(かじ)…ディリラバ
玉自寒(玉時間)/静淵王(せいえん)…リウ・ルイリン 烈火山荘の二番弟子 第七皇子
雷驚鴻(らいけいこう)…チャン・ホー 江南霹靂門の若君
刀冽香(とうれつこう)…ダン・スー 刀無暇の妹
戦楓(せんほう)…チャン・ビンビン
刀無暇(とうぶか)…チー・ハン 天下無刀城の若君
刀無痕(とうぶこん)…ガオ・ヤン 刀無暇の弟
姫驚雷(きけいらい)…チェン・イエリン
薫衣(くんい)…マー・ダーヤー 侍女長
蝶衣(ちょうい)…ユエン・ユーシュエン 歌児の侍女
景献王(けいけん)…ジーン・オウ 第三皇子
裔浪(えいろう)…ファン・イーニン
鐘離無涙(しょうりぶるい)…リー・ドンホン
暗夜羅(あんやら)…ライ・イー
「葬られた真相」
お焼き店を襲ったことで刀無痕に責められる刀冽香。兄上の邪魔になるからだと刀冽香は言うが、刀無暇は“平安鎮を去れ”と警告したと分かっていた。刀無暇は父上はなぜ死んだか申せと言う。刀冽香は、天下一の腕を持つ父上は卑怯な烈明鏡と戦飛天に2人がかりで戦いを挑まれ泰山の頂で敗れた、と答える。天下一の称号を奪われ、失意の中この世を去ったと。刀無暇はそのことを胸に刻むように言い、刀冽香を下がらせる。
冽香おかげで断雷荘を警戒させてしまったと考える刀無痕。しかし刀無暇は大勢に影響はないと言う。
夜。お焼きの店が壊されたと小風から聞いた謝厚友。謝厚友は小風が眠りに行ったあと、天下無刀城が動き出しそうだな、例の件とも関係しておろう、と曹人丘に話す。上納金のことだと分かり、烈火山荘に知らせては?と言う曹人丘。しかし謝厚友は、烈火山荘の謀報組織である青龍堂がこの件を把握していないのは、知らせを握り潰している者がいるからだと考えていた。曹人丘はその裏切り者は烈荘主に近しい者だと思い、不正を暴くことで逆に窮地に陥るかもしれないと心配する。
無刀城と事を構えないよう、平安鎮から離れては?と言う曹人丘。しかし謝厚友は民を見捨てることはできないと言い、曹人丘と口論になる。それを門弟2人が聞いてしまう。温厚な荘主の怒る様子に門弟たちは驚く。
屋根に人の気配を感じ攻撃する銀雪。それは玉自寒の侍衛・黄琮だった。黄琮が主君の命で如歌様の護衛をしていると話し、銀雪は、近いうちに一波乱ある、歌児から目を離さないでくれ、と言う。
夜襲に備え、一晩中お焼き店で見張りをしていた雷驚鴻。
歌児が起きてきてから寝に行く。
小風が椅子に座ったまま死んでいる謝厚友を見つける。
お焼きは完売したが、今日は見知らぬ客ばかりだった。そんな話を歌児が銀雪に話ていると、雷驚鴻が駆けてきて謝厚友が死んだと言う。
鐘離無涙に平安鎮から伝書鳩が。
文には“謝厚友の死について烈火山荘の捜査を”と書かれていた。
烈明鏡は断雷荘の捜査を戦楓に任せることに。姫驚雷には慕容堂主と凌堂主を平安鎮へ向かわせるよう命じる。
行こうとする戦楓を呼び止め、想定以上に複雑な事態かもしれぬ、かつてお前の父も…、と言いかけてやめてしまう烈明鏡。2人が集賢堂を出て行ったあと、いいのですか?、と裔浪が聞く。楓を信じよう、と言った烈明鏡は、いつか荘主の位を楓に譲る時が来たら支えてほしい、ただし天下を乱す行いがあれば正当な裁きを、と頼む。
鐘離無涙を呼び出した蝶衣は、平安鎮にいるお嬢様のことを詳しく教えて、と言う。他言無用と言われていた鐘離無涙だったが、平安鎮で殺しがあった、真相究明のため戦楓殿が派遣された、とだけ教え行ってしまう。お嬢様の周りには頼れる人がいない、と思った蝶衣は平安鎮へ行くことを決心する。
戦楓は瑩衣を帯同し、配下たちと平安鎮へ出発する。
断雷荘。死因を明らかにし下手人を捕らえるためにも烈火山荘が来るまで現場を保全すると言う刀無暇。曹人丘は現場を守るのは弟子の務めでは?と言うが、刀無痕は下手人はこの中にいるかもしれぬと誰も部屋の中へ入れさせない。
町で、謝荘主を殺したのは天下無刀城だ、謝荘主は刀無暇の悪行をつかんだのだろう、それで殺されたというわけか、ひどいといえば烈明鏡と義兄弟だった戦飛天も変死を遂げた、三大門派など悪党ばかりだな、と男たちが話しているのを聞いてしまう歌児。そして偶然通りかかった雷驚鴻も、一番の悪玉は霹靂門に違いない、烈火山荘と天下無刀城が争えば霹靂門は漁夫の利を得る、と話しているのを耳にする。
火薬を投げ男たちを脅し、霹靂門の悪口か、と言う雷驚鴻。男たちは謝ると、逃げるように行ってしまう。火薬を使うなんて、と雷驚鴻に近づいた歌児が言う。雷驚鴻は、懲らしめただけさ、と返す。その時、肩を落として1人で歩いている小風に歌児が気づく。
お焼き店に戻り、小風を寝かせていた歌児。そこに刀無痕が来て小風の身柄を引き渡すように言う。子風は嫌がるが、真相が究明されるまで断雷荘の者は全員留置しておくと言う刀無痕。幼い子供でも例外は認めないと。
歌児から伝書鳩が届いた玉自寒は、もしも如歌の身に何かあれば決して許さぬと刀無暇に伝えるよう玄璜に告げる。
夜。お焼き店に着いた蝶衣は黄琮から剣を向けられる。如歌様の侍女の蝶衣だと話すが、証拠を見せるように言う黄琮。そこに雷驚鴻が現れ、黄琮と剣を交える。すぐに玉自寒の侍衛だと分かった雷驚鴻は、蝶衣が如歌の侍女だと言ってくれる。
蝶衣と会った歌児は、黄琮が護衛してくれていたことを知る。雷驚鴻が見回りに行き、黄琮も見張りをするため外へ。
蝶衣は歌児に好物の木の実を渡すと、調査を担当するのが戦楓だと話す。
戦楓たちが平安鎮に来る。自分の焼いたお焼きを戦楓に差し出した歌児。受け取った戦楓に歌児は、食べてみて、と言う。しかし戦楓は瑩衣に声をかけ行ってしまう。
ぼんやりしている歌児に冗談を言う銀雪。
戦楓は客間で謝厚友の遺体を見る。検死は平安鎮の役人が行なっていた。死因は毒殺だと。驚いた戦楓は謝厚友の体を調べ、武術の心得があるか曹人丘に聞く。曹人丘は素質がなく、副荘主とは名ばかりだと答える。
戦楓は毒殺だと思うか刀無暇に聞く。刀無暇は、長らく毒を盛られていたものと考えます、と答える。死因は内功による技で武芸者の刀無暇なら分かるはずだと思った戦楓は、慕容堂主と凌堂主と共に再度検死を行うと話す。そなたと同じ見解ならよいが、と。刀無暇は扇子を広げ“暗河宮”という字を戦楓に見せる。良好な関係にある烈火山荘から疑われるとは残念だ、と言う刀無暇。そこに慕容堂主と凌堂主が駆けつける。
検死をすると言う慕容堂主たちに、すでに済んだ、毒殺だ、と言う戦楓。小風は内功による技で内臓が破裂したんだと訴えるが、公正な判断をしてくださると曹人丘はなだめようとする。父上はこの人たちが怖いだ、と言い小風は駆けて行ってしまう。
小風は泣きながらお焼き店に来ると、おじい様の死因が毒殺なんておかしいのに武術ができない父上は何も言い返せないと言う。内功による技で殺されたと言う小風の言葉を信じ、戦楓の所へ行こうとする雷驚鴻。しかし歌児は戦楓に盾突くことは烈火山荘に盾突くも同然だと止める。だから私が行くと。
戦楓の判断をもって真実の認定となる。期待に背かぬとよいが、と言う刀無痕。刀無暇は戦飛天の息子である以上、正しい選択をするはずだと言う。
断雷荘。歌児が来たことを瑩衣から聞き、酒を飲んでいた戦楓は急いで向かう。
歌児は弔問に来たと話し、謝荘主に会わせて、と戦楓に言う。しかし戦楓は認めず会うことができない。さらに天下無刀城の者も烈火山荘の者も客間に入ることを禁じてしまう戦楓。
公正に判断すると約束して、と歌児が言う。戦楓が適切に処理すると言い、歌児は信じて帰ることに。
曹人丘は荘主の座を狙い謝厚友に毒を盛ったという罪で死罪に処すと告げられてしまう。連行されながら無罪を訴える曹人丘。
曹人丘が捕らわれたと聞き、玉自寒が動く前に処理をしなくてはいけないと考える刀無暇。刀無暇は“上納金絡みの内輪もめで曹人丘は荘主を毒殺した。これぞ天誅だ”と世間に広めるよう刀無痕に言う。
戦楓が謝厚友の遺体を見つめていると、情に流されたか?、迷うな、両親を思い出せ、と扉越しに暗夜羅(あんやら)が言う。はい、と言う戦楓。暗夜羅がニヤリと笑う。
ーつづくー
戦楓はなぜ瑩衣を連れて行ったんだろう…。
瑩衣がいると歌児への気持ちを抑えられるから?
刀無暇がいろんな人と絡んでる(✽ ゚д゚ ✽)
戦楓の父親のことも知っているようだけど、真実を知っているのか、それとも嘘を吹き込まれているのか…。
小風がかわいそうだった(இωஇ )
大好きな祖父が亡くなっているのを1番最初に見つけたり、お父さんが罪人として捕まったり。
曹人丘が処刑される前に助けられるといいんだけど(;д;)
戦楓も罪悪感を感じていたみたいなのに暗夜羅から言われた途端…。
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