【登場人物】
白浅(はくせん)/司音(しいん)/素素(そそ)…楊冪
夜華(やか)/墨淵(ぼくえん)…趙又廷
白鳳九(はくほうきゅう)…迪麗熱巴
東華帝君(とうかていくん)…高偉光
素錦(そきん )…黃夢瑩
折顔(せつがん)…張智堯
迷谷(めいこく)…張宥浩
「よみがえった記憶」
きっと夜華は目隠しをしている姿があまりに素素に似ていたから私を愛したのよ、と鳳九に言う白浅。鳳九は苦しむ白浅を見て悲しくなる。
酔った白浅が1人になりたいと言い、鳳九は部屋を出て行く。
寝床に横になった白浅は、眩しすぎると術で蝋燭の火を消す。しかし結魄灯の火だけが消えない。体を起こした白浅が、お前も消してやるわ、と再び術を使うと結魄灯が床に落ち壊れてしまう。結魄灯から出てきた煙が漂い、白浅は破片で指先を切る。その瞬間、煙が白浅の中に吸い込まれていく。素素だった時の記憶が映像のように現れ、自分が素素だったと分かる白浅。
人間界。照歌は縁談にも耳を貸さず青丘を探していた。照歌の夜伽を仰せつかっても断り続け、一途な照歌を見守る素素。
九天にいる時、狐の姿になってよく一攬芳華へ行っていた鳳九。白浅は「素素が天君に見つかり天宮へやって来た時、脅しに行ったわね?叔母の許婚を奪ったと思ったからでしょ?」と鳳九に聞く。鳳九は「なぜそのことを?私と帝君と司命しか知らないはずなのに」と言う。白浅は鳳九の顔を見ながら「だって私は阿離の母親だもの。素素は私よ」と話す。
鳳九は酒の飲みすぎだと思い「叔母上は神仙で素素は人間なんですよ。素素は素素、叔母上は叔母上です」と言う。ため息をつき「あれは上神に昇格するための愛の試練だった。“素素”は私の修練だったの」と言う白浅。
部屋を出て酒を飲み始めた白浅に「さっきの話は本当ですか」と鳳九が言う。白浅は「もちろんよ。やるべきことがある」と返す。「酔っ払いが何をすると?」と尋ねる迷谷。白浅は「私が修練で人間だった時、素錦に目を奪われたの。修練はもう終わった。素錦の目に私の目は合わないはずだし、やっかいだろうから返してもらおうと思うの」と言う。そして鳳九に「どう思う?取り返すべきかしら?」と聞く白浅。
鳳九は「天宮で苦しんだあの素素が本当に叔母上なら取り返すべきです」と言う。すぐに「行ってくる」と白浅は出て行く。ついて来ないで、と。しかし1人では危険すぎると、鳳九も追いかけることに。
白浅は池から玉清崑崙扇を取り出し天界へ向かう。
素錦の寝殿から出てきた辛奴を動けなくすると白浅は中へ入る。白浅に気づいた素錦が挨拶をしたあと「夜華様の近況を私に聞くためでしょうか?夜華様でしたら例の素素がお世話をして仲むつまじい様子です」と笑いながら話す。「それならよかったわ。あなたの気配りのおかげで私も安心よ。だから私も気配りをしに来たの。素錦、私の目を300年も使ってるようだけど、具合はどう?」と言う白浅。顔色を変えた素錦が「今、何と?」と聞き返す。白浅は「どうしたの。使ってるうちに元の持ち主を忘れた?」と言う。
「300年前、私は愛の試練に遭い両目を失った。それを思い出したから取りに来たの」と白浅が話すと、涙を流しながら「あなたが、あの素素?」と言う素錦。白浅は「その目を自分で取り出す?それとも私がする?」と聞く。座り込んだ素錦は「そんなの、あり得ない。あり得ないわ」と言う。素素は間違いなく人間だったわ、神仙じゃなかった、と。素錦に近づきながら「人間でも神仙でも関係ない。300年前の私は少し気弱だったようね。お前のような者に目を奪われ、罪を着せられたわ」と言う白浅。
素錦が怯え、白浅は「どうやら自分で取り出すのは難しいようね。最近、祝い事のせいで酒を飲みすぎてね。手が震えるから痛いかもしれないけど大目に見てね」と手を振り上げる。素錦は「やめて、目を取らないで」と逃げ出そうとするが、白浅が術で入り口を塞ぎ、弾き戻されてしまう。
「目を奪われたあの日、夜華は言ったわ。“借りを作れば必ず返すものだ”とね。お前が目を失った理由は互いに知ってる。私の目が、今そこにある理由も互いによく知ってる」と言う白浅。白浅は、私が自分の物を取り返すのは当然のこと、300年経てばお前の物になるとでも?と言うと自分の目を取り返す。倒れこみ両目を手で押さえる素錦。
白浅は「300年前の出来事は天君が秘密裏に進めた。だから私も秘密裏に取り戻した。お前が私にしたことは2つ。目を奪ったことと誅仙台での悪事よ。目は返してもらったけど、もう1つはどうする?」と言う。そして「誅仙台から飛び降りてみる?または天君に直訴するのはどう?“擎蒼を封じた東皇鐘を私の弱い仙力で見張ります。天宮には戻りません”とね」と言う白浅。素錦は震えながら「いやよ。絶対にいや」と言う。
鼻で笑った白浅は「うれしいわ、やっと本性を見せてくれた。自分で言わないなら私が天君に話してあげる。でも私は考えがころころ変わるたちなの。もっと大きな懲罰を天君に願うかもしれないわ」と言う。そして入り口の術を解き「悪には悪の報いがあるものよ」と言って出て行く白浅。
動けるようになった辛奴がすぐに素錦に駆け寄る。素錦はそんな辛奴を振り払い「白浅め、絶対に許さない」と泣き叫ぶ。
夜華は天宮にいないが、従者の天枢星君はずっと若水にいた。東華帝君が「何かあるのでは?」と言うと、司命星君は「婚儀を前に翼族を警戒しているのでしょう。若水は翼族との境ゆえ守りを固めているかと」と話す。そうとは思えない東華帝君。司命星君は「では東皇鐘に何かあるのでしょうか?そんな大事なことなら殿下が隠すとは思えません」と言う。しかし東華帝君は何か理由があって隠しているのかもと考え、若水へ行くことにする。
白浅を追いかけて天界へ来た鳳九だったが、南天門で足止めされていた。若水へ行こうとしていた東華帝君は、司命星君に「見てこい」と言う。
東華帝君が太晨宮でこの方をお待ちだ、と司命星君が言ってくれ、鳳九はようやく入ることができる。鳳九は素素が叔母上だったこと、それが上神になるための愛の試練だったことを司命星君に話し「叔母上は素錦に会いに来たの。昔、素素が素錦を誅仙台から落としたでしょ?あれはぬれぎぬだったから目を取り返しに来たのよ」と説明する。そして急いで洗梧宮へ駆けていく鳳九。
辛奴と一緒に正殿へ向かっていた素錦は、途中で“おじ上”と呼んでいる首領たちと会い助けを求める。そこに鳳九が来る。
白浅が目を奪い、天君に訴えると言う素錦。鳳九はぬれぎぬを着せられた叔母上が自分の目を取り返すのは当然のことだと言い返す。2人は言い争いになるが、味方をしてくれた首領たちと一緒に素錦は正殿へ行ってしまう。天君の前で叔母上を悪者にさせない、と鳳九は追いかけようとする。そんな鳳九を東華帝君が止め「私と来るのだ」と言う。
誅仙台。“夜華、あなたに分かる?300年前の痛みが昨日のことのようよ。大義とか道理とか何もかも私を守るためだったとか、そんなのどうでもいい。私が覚えているのは一攬芳華での孤独な夜や、わずかな望みさえ少しずつ消えていったことだけ”と思う白浅。白浅は「夜華、あなたとは一緒になれない」と言う。
十里桃林に来た白浅は、目の入った小箱を折顔に渡し「仙体から取った目は49日を超えると使えなくなるのよね?」と言う。そして私の目に戻してほしい、と頼む白浅。折顔が「戻すことはできるが、まずは目についた邪悪な気を取り除く」と言い、白浅は「分かった」と返して行こうとする。そんな白浅を呼び止め、目を持っていた相手を聞く折顔。白浅は話すほどのことじゃないと言う。
床に臥していた照歌は素素を近くへ呼び、お前を“素素”と呼ぶのは、初めて会った時、素朴な衣を着ていたからだと話す。そして青丘の神仙を待ち続けた照歌は「もう待てない」と言う。泣きながら「照歌様はずっと独り身でした。約束を破ってません」と言う素素。照歌は手に持った数珠を見せ「責められずに済むな。私が死んだら亡骸を焼いて灰にし、この数珠と葬ってくれ」と言うと亡くなる。
目覚めた夜華は崑崙虚にいた。すぐに墨淵が来る。
池を前にして2人で座り「私を“兄上”と呼んでくれて」と言う墨淵。兄上?と聞く夜華に、墨淵は「そなたは父神の子。私の弟だ」と話す。ある事故により眠りについたそなたの元神を父神が金蓮の中に入れた、父神は金蓮を私に託し私はこの池に置き目覚めるのを待っていた、ここで白浅が修行していた時、金蓮の世話をするのが好きだった、今にして思えば天意だったのかもしれん、大切にすべきはそなたたち2人の縁だ、と。
素錦が正殿に来ると、天君の他に央錯と楽胥もいた。跪いた素錦は「お助けを…。天君、私に味方してください。当時のことはご存じのはず」と涙を流す。そこに鳳九と一緒に東華帝君が来る。「白浅上神は私の目を奪っただけでなく、誅仙台で私に陥れられたと言うのです。罰として若水で東皇鐘を見張り、二度と天宮へ戻るなとそう私に命じました」と訴える素錦。首領たちも素錦をかばい、鳳九は「素錦の話だけで叔母上を悪者にする気?」と言う。
「この件は双方の話が食い違っている。天君は不愉快かもしれぬが私から意見を申したい」と言う東華帝君。東華帝君はかつて素錦は天妃だったゆえ夫であった天君が口を挟むのはよくない、裁きに私情が絡んでいると青丘に疑われる、四海八荒の主だった私はあらゆる一族と関わりがない、ゆえに私がこの件を裁けば世も納得するでしょう、と話す。“青丘の立場を考え身を退、け”ということか、と思った天君は、東華帝君に任せることに。
東華帝君は素錦に「7万年前のことから話し始めるがよい」と告げる。事の子細を話す機会を与えよう、と。
ーつづくー
久しぶり書いた続き!!
今まで一度書けなくなったドラマの続きを書いたことってないかも…。
このドラマは大好きなので、がががが頑張る。(つもり)
ただ、間が空いてしまっているだけに、多分あらすじの書き方が変わっていたり、忘れてて変なこと書いてしまうかも。
そこは大目にみてくださいです(;´д`)ノ
この回、すごく動きがあってw(*゚o゚*)w
まず、白浅が素素だと思い出したこと。
まさか自分に嫉妬していたなんて白浅も思わないよね。
だけど素素だった時の自分は辛いことばかり。
忘れたくて忘れたのに…(இωஇ )
そして、そして、目を取り返した白浅。
素素と違って強い強い。
見応えがあったというか、やっとスッキリした!!!
素錦の目が痛々しくて、素素の時もこんな感じだったのかな?ヾ(・ω・`;)ノ
夜華も照歌としての一生を終えて戻ってきて。
墨淵に会えたし(ฅ´ω`ฅ)
墨淵が兄だと分かり、金蓮だった自分を白浅が世話してくれていたことも知って。
次の素錦の裁きで、もっとスッキリできそう(๑>◡<๑)
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かっこよかったです!
素錦のところに乗り込んで、スパッと目を取り戻しましたね。
皆さんが書かれているように、本当にすかっとしました!
その後、天君のところに直訴に行ったところでも、
帝君がうまく対応してくれて!
帝君がいなかったら、天君はどうしていたのか、
ちょっと気になる場面もありましたが(汗)
白浅への誤解も、白浅の心も晴れるといいですよね~