「思いがけない刺客」
【登場人物】
莘月 …狼に育てられた娘
九爺 …医学の知識も高い御曹司
衛無忌 …皇帝の妃の甥
紅姑 …落玉坊の元女将
石風 …石舫の見習い
李佶 …南朝の将軍
石 …石舫の家職
石謹言 …九爺の側近
夜。九爺の屋敷まで来た莘月だったが入る勇気が出ない。しかし、このまま帰りたくないと思った莘月は、屋敷には入らず屋根から様子を見る事に。
明かりがついている部屋て九爺が何をしているのか気になる莘月。その温かな明かりが今の莘月にはとても遠くに感じる。そんな莘月を衛無忌が見つめていた。
その頃、部屋にいた九爺は、車椅子から立ち上がり、松葉杖一本で歩く練習をしていた。しばらく歩いた後、松葉杖を手から離す九爺。しかし両手を使い足を一歩出すが転んでしまう。悲しい声で九爺は笑う。
夜が明け帰ろうとした莘月は、衛無忌がいることに気づく。莘月は「ずっといたの?」と聞く。「夜通し何を悩んでいた?」と衛無忌は返す。それには答えず、立ち去ろうとする莘月。そんな莘月に「砂漠に行くか?」と衛無忌は言う。振り返った莘月が「出兵するの?」と言うと、衛無忌は陛下のお許しが出たと話す。砂漠の地理や気候はもう知ってるはず、軍には案内役もいる、私の出る幕はないと莘月は言う。「だが君よりも詳しい者はいない」と言う衛無忌。しかし疲れていると莘月は帰ってしまう。
莘月はまた仮病を使って九爺に文を出す。それを読んだ九爺から処方箋の文が届き、それだけで莘月は嬉しい。九爺の文には、以前、莘月が痛めた喉への気遣いも書かれていた。
「私も九爺様も何事もなかったふりをしてる。結局、元の関係に戻ってしまったのね。でも、私が喉を痛めたことを覚えていてくれた。苦味が嫌いな事も」とつぶやき、莘月は溜め息をつく。
莘月が金銀花に水を与えていると衛無忌が来る。植物の名前や花が咲くか聞く衛無忌に、金銀花という名と、きれいな花が咲くことを教える莘月。夏になるまで待って、と。それを聞いた衛無忌は「砂漠から戻る頃だな」と言う。莘月は1か月後に衛無忌が出兵することを知り、砂漠の民を案内役に使うなら、厚遇してあげてと頼む。
しばらく会えなくなるため「私の助けが必要な時は、陳に言付けを」と言う衛無忌。莘月は「凱旋して陛下に褒美をいただいたら、一品居でごちそうして」と言う。「分かった」と返した衛無忌は「出兵の見送りは?」と聞く。「そんな間柄じゃないでしょ」と言った莘月だったが、大きくうなずく。
莘月が九爺の屋敷を尋ねると、九爺は書物の整理をしていた。九爺の読んでいる書物の中に、初めて見る文字があり「漢字ではないわよね」と言う。「なぜ、内容を尋ねない?」と聞く九爺。莘月は「あなたも尋ねないわ。なぜ私が狼と暮らし羯族にいたのに漢語を話せるのか。羯族のことは話題にさえしない。いつかあなたが教えたいと望むなら、その時はそばで聞かせてほしい」と答える。ある人に "大事なのは今の君だ"と言われた、私も同じ気持ち、私の心にいるあなたが大事だと。「決められずにいることがたくさんある。だから話せない」と言う九爺。「私は何があろうとあなたを支える」と莘月は言う。
友人に会いに行くと言う九爺は、もし暇なら一緒に行かないかと莘月を誘う。うなずく莘月。
石が御者を務め、九爺と莘月は馬車に乗って出かける。しかし、突然、2人の刺客が現れ襲われてしまう。石が何とか食い止めたが、そんな石を見て慌てて刺客たちはひざまずく。
落玉坊の女将を暗殺するようある方に雇われたと話す刺客たち。刺客たちは御者が石殿とは思いもしなかった、女将が石舫に縁のある方と知っていたら銀子をいくら積まれても襲わなかった、だが掟に反するため雇い主は言えないと言う。
刺客たちが「月亮湖の名にかけて誓います。行方は決して漏らしません」と言い、それが遊牧民の誓言だと分かる莘月。しかも命を懸ける時に使う重い誓言だと。
九爺に助けてもらい家族が生き延びる事ができた刺客は、九爺に恩を感じていた。
刺客の雇い主に心当たりがあるか九爺に聞かれた莘月は「1人、私を恨んでる者がいる。砂漠の北西部を支配する男よ」と話す。莘月が心配な九爺は、砂漠の民に暗殺を禁ずる布告をするよう石に言う。
目的地へ着き、九爺が友人と会っている間、莘月は近くを散策をすることにする。
どこに行こうか迷ってといる時、石が馬車で出かけようとしていることに気づく莘月。莘月は刺客の2人を密かに殺す気だと悟り、九爺様の意に背くことはただの自己満足だと止める。自分のために人を殺したと知ったら、九爺様が苦しむと。出かけるのをやめる石。
衛無忌が出兵する日。
秦湘が皇后に次ぐ"夫人"に封ぜられ、落玉坊に公主からの褒美の品が届く。紅姑と褒美の話をしていた莘月は、何かを忘れていたが思い出せない。
金銀花に水をあげている時、莘月はその忘れていたことが衛無忌の出兵の見送りだったことを思い出す。
急いで向かう莘月。
すでに出発をしていた衛無忌を莘月は追いかける。
民に見送られる衛無忌を見つけた莘月は、高所から「一品居でね」と叫ぶ。その声が分かり、莘月へ顔を向けた衛無忌は、嬉しそうにうなずく。
砂漠。衛無忌は李佶と共に戦い勝利する。
莘月が九爺に呼ばれ会いに行くと、九爺は助けを求める来客と話しをしていた。
来客が帰り九爺と会った莘月は、用途は話せないが銀子を貸してほしいと頼まれる。石舫なら信用できると引き受けた莘月。しかしその額は大金だった。
紅姑には商売に使うと言い、莘月はお金をかき集めるが足りない。それでも九爺が相談してくれたことが嬉しい莘月は「苦難を分かち合いたいのよね」と思う。そして莘月は、力の限り九爺を支えたいと考える。
ーつづくー
金銀花の成長が早くてビックリ!!
お花が咲いたら、衛無忌と九爺とどっちが先に見るんだろう?
そのこともだけど、私もお花が楽しみ。
九爺が歩いた!!
いつもあんな風に1人で歩く練習をしていたのかな?
切ないよぉ(;д;)
きっと九爺を笑顔に出来るのは、莘月しかいないよね…。
莘月を見ている九爺、ついクスリと笑っているし。
その一方で、衛無忌も九爺を想う莘月を見ているのはつらかったはず。
それに出兵の見送りの約束まで忘れられて(o´д`o)=3
九爺のことばかりになるのも分かるけど、これは可哀想だった。
思い出してくれて、見送りに来てくれて、声も届けられて本当に良かった!!
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前回、冒雲珠が訪ねてきたことと絡みがあるのでしょうか?
隠れたつもりが、月兒だとばれていたのでしょうか???(心配)
无忌と李将軍、甲冑姿もお似合いでしたね。
一品居でご飯できるように無事に戻ってきてほしいです。
あと、九爺も月兒との関係を次のステップにあげるために、努力している模様ですね。
歩くことができるようになってほしいです。
ところで、呉爺は出てこなくなりましたね。
紅姑は大活躍なのに。紅姑は、月兒も无忌の心も
お見通しな気がしています。
黙って一晩付き合うなんて衛無忌~(*≧∀≦*)
一方、九爺は独り歩く練習を…全く歩けないのかと思ってたのでびっくりしました。
独りでの練習はシン月のためかな?
ゆっくりでも歩けるようになるといいですね。
思いがけずシン月が刺客に狙われて石さんが強いことも九爺が弓を射ったのかな、力強いことも分かってこちらもびっくり!
九爺の隠された顔も少しずつ見えてきたけどまだまだ謎は多いですね…
シン月は九爺のことばかりで衛無忌の見送りもすっかり忘れてたけど間に合ってよかった。
シン月の見送りに気づいた衛無忌の笑顔がすごく嬉しそうで(*^^*)
エンディングの最初にも出てくる金銀花、たくさん植えてあるから咲くと見事でしょうね。
私も楽しみです♪
うささん、このドラマ、テンション上がり過ぎそうなのでコメントは控えめにしようと思ってたんですが、やっぱり呟きたいことが多くて…とりとめもなく長くなってしまいますがお許し下さいませm(__)m