台湾ドラマ「ショコラ」第12話 あらすじ

「自責と涙」


自らの命で千恵を救おうとする秦是吾に「英雄にはさせん」と言うと、タイマーを作動させた携帯を投げる楚椎名。是吾はナイフを投げ捨て、必死で携帯を手に取る。しかし懸命にタイマーを止めようとするが止らない。

是吾がふと気づくと、椎名は屋上の縁に立っていた。「今回は負けじゃない」と言った椎名は、泣いている母親に抱えられながらビルから飛び降りた時のことを思い返す。そして、そのまま体を前へ倒し"俺はあの時、死んだ人間だ"と思いながら落ちて行く。
倒れている椎名に向い、屋上から「椎名!」と叫ぶ是吾。

同じ頃、タイマーがゼロになり、千恵に襲いかかろうとしていた犬の鎖が外れる。縛られて逃げられない千恵は恐怖で目をつぶるが、寸前のところで謝沢が犬の鎖をつかみ助けてくれた。


千恵は謝沢に送ってもらい家に帰ってくる。外で待っていた麦松奇に、是吾が無事か真っ先に聞く千恵。松奇は「大丈夫だ。火葬場で用があってな」と千恵を安心させる。

千恵が家に入った後、松奇は謝沢に礼を言う。うなずいた謝沢は、椎名の件はこれで終わらない、奴はずっと裏社会にいた、あの男のバックは非常に複雑で厄介、是吾も用心したほうがいいと忠告し帰って行く。


千恵や皆が夕食を食べている時に是吾が帰ってくる。

皆と一緒に食べなかった是吾に千恵は食事を持って行く。是吾は千恵を気遣ってから、電話しても出ない奈奈の様子を見て来てほしいと頼む。あきれた千恵は「他人のことは、もう放っとけば?」と言う。是吾は言い返しもせず上着を手に持ち外に出て行く。

一緒に外に出て来た千恵は「どこへ行くのよ。椎名は悪人よ。あれは自業自得。私を殺そうとしたのよ、あなたは悪くない」と是吾を止めようとする。雨が降り出し、俺が死ぬべきだった、俺がボス面をしたせいで奴は陰の存在に、俺は知らずに奴を傷つけてた、俺が奴を殺した、と言い返す是吾。歩き出した是吾を千恵は「待って」と引き止める。そんな千恵を突き飛ばし、もう俺に構うな、ついて来るなよ、と言うと是吾は走って行ってしまう。「離れないから」と千恵は追いかけるが、角を曲がった是吾の姿はどこにもない。


奈奈の家にびしょ濡れのまま千恵は訪ねる。
服を着替え、暖かい飲み物をもらった千恵は、ウェディングドレスを目にし「この事件がなかったら、やっぱり椎名に嫁いでた?」ともう一度聞く。奈奈はうなずき「彼の愛を信じてたわ」と答える。「だけど…是吾の方がもっと真剣でしょう?」と言う千恵。「知ってる」と言った奈奈は、それが彼と別れた本当の理由だと話す。子供の頃から家庭を持ちたかった、ごく普通の家庭が欲しくてたまらなかった、麦組長が襲われるまで是吾ならその夢を叶えてくれると思ってたと。そして椎名のことで家庭など高望みだとだと思い知ったと言う奈奈。

奈奈も椎名を殺したのは私だと自分を責めていた。「違うわ。彼の死は自業自得よ。そんな言い方やめて」と言う千恵。つらい奈奈は「もう、この話はしないで」と泣きながら言う。そんな奈奈を抱き締めながら「こんなの不公平よ。どうして神様はあなたたちを引き合わせたの。何で誰も彼のことを考えてあげられないの」と千恵は激しく泣き出す。"なんて真っすぐで愛らしい人なのかしら"と思う奈奈。


是吾は椎名の葬式をし、千恵や松奇、阿栗たちも参列する。その様子を撮っていた者がいた。


稲重会の会長が松奇に会うため家に来る。椎名はメキシコ麻薬王の子分だった。メキシコの売人は必ず敵を討ちに来る、と遠回しに是吾をよこせと言う会長。この豊安で稲重会の後ろ盾があれば連中も好き勝手はできないと。松奇はすでに組は解散し是吾とワシは店主と従業員の関係に過ぎない、提案に異論はない、直接、本人に聞いてくれと返す。
しかし松奇は会長がもう是吾と話をしたことを知っていた。


是吾が大学へ迎えに行くと、千恵が奈奈と楽しそうに話ながらやってくる。「先生も一緒に乗せてあげて」と言う千恵。

一緒に家まで来た奈奈は、是吾と酒を飲みながら、よりを戻せないのは椎名の件とは無関係だと話す。幼い頃からの私たちの関係は一番近しい家族で恋人じゃない、身近な家族だったのに恋人と誤解してた、私には"私だけの人"が必要なの、私を一番に思ってくれる人が欲しい、と。家族の絆なら一生ものだと納得する是吾。
是吾が奈奈の肩を抱き寄せたため、見ていた千恵は酒をがぶ飲みする。


送ろうとする是吾に「送らないで」と言う奈奈。送られたら別れがつらくなる、またお茶を飲んで、空港まで一緒に行き、結局別れられないと。そして奈奈は是吾の心配をした後、心の扉を開いてあなたの周囲をよく見るの、あなたを思う人がいる、その人の思いを受け入れて、あなたを愛する人の気持ちに応えて、あの子は私より勇敢で強い女性よ、あなたを私より愛してる、と話す。

千恵がキスをし「彼女を取り戻したいんでしょ。彼女がいないと生きていけないんでしょ。いいわ、取り戻すのに協力してあげる」と言った時のことを思い出す是吾。しかし是吾は「今の俺は色恋を語る気分じゃない。その資格もないよ」と言う。それでも逃がしてはダメ、大事なものを見過ごさないでと言う奈奈。2人は抱き締め合う。


翌日。謝沢が是吾に会いに来る。椎名の件を"カンパニー"が処理すると話す謝沢。カンパニーとは誰も実態の知らない謎の暗殺組織だった。用心するように言い、謝沢は帰って行く。

謝沢の話を一緒に聞いていた松奇は、身を隠すよう是吾に言う。恐れていない是吾は「自分でカタをつける」と言うが、松奇が「言う事を聞け。ワシをおやじと呼ぶならな」と怒り、是吾は従うことにする。

強い是吾が逃げることに納得できない千恵は、店にいる阿栗たちに「是吾が逃げるなんて、一体、どんな敵なの?」と言う。その時、店には珍しく客が来ていた。客は何も買わず、会釈だけして帰って行く。まさかカンパニーの?と心配する阿栗。「何なの?」と千恵は聞く。


翌早朝。船に乗る是吾を見送りにきた松奇は、直した似無刀を手渡す。
千恵はずっと車に乗っていたが、駆け出すと動き始めた小型船に飛び乗ってしまう。どうすることも出来ない松奇たち。
是吾も困り果てるが、千恵は是吾との逃亡が楽しくて仕方ない。


船から降りて飛行機に乗った是吾と千恵は、車を何台も乗り換え、ある旅館にたどり着く。そこは血連組の逃亡者専用の隠れ家で、是吾に命を助けられ恩を感じている、大和、阿泰、大虫が切り盛りしていた。
風呂に行く是吾は、おとなしく部屋で待つよう千恵に言うと出て行く。


露天風呂から出てきた是吾に「千恵さんがどこにもいません」と大和が知らせに。女湯にも部屋にもいないと。


ーつづくー


ままままま、まさか椎名が死んでしまうなんて!!
しかも、なぜか是吾がカンパニーに狙われることに!?（０д０∥）
えぇぇ???

あのお店に来た老人は誰!?
初めてお店にお客が来たのを見たけど…。

是吾も奈奈も、椎名の死を自分のせいだと思っててつらい(；△；)
初めは奈奈が嫌な女じゃないかと疑っていたけど、すごくいい人だった～～～～。
ごめんなさい、奈奈(。-人-。)
奈奈に言われて、是吾が千恵のことを考えてくれるといいな。

でも、隠れ家で千恵におとなしく部屋で待つように言ってたから、是吾はまだまだ子供扱いしてるよね(o´д`o)=３
そんな千恵がいなくなったのは"カンパニー"に関係があるの!?
それとも、じっとしていられない千恵が部屋から出ちゃっただけなのかな?
捜すために是吾がウロウロしたら、せっかく隠れてても…ヽ(＠ω＠；)ノ




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