台ドラ+韓ドラで探せ!

台湾ドラマや中国ドラマ、韓国ドラマ、海外ドラマのあらすじなどが中心です。

中国ドラマ「岳飛伝 THE LAST HERO」 第52話 あらすじ

2016年02月20日 09時35分17秒 | 岳飛伝(中)

「秦檜の復活」 


高宗の話を聞いた呉夫人は「陛下が二帝と母君を思うのは当然です。でも、宋の皇帝が公の場で金の使者に膝を屈すれば、江南の民は希望を失い、中原の民の誇りも傷ついてしまいます」と言う。「朕もそのことが心配なのだ」と言う高宗。そこに「大変です。大臣たちが陛下に会わせろと、大殿を動きません」と姚太監が知らせにくる。和議の話を聞きつけて、慌てた大臣たちが陛下のご意向を知りたがっていると。高宗は「“国と民を思う”とは口ばかりで、肝心な時には何の策も出せぬ奴らめ。無能な大臣にはませる禄などない」と怒りだす。姚太監は頼るべき者が1人おります、秦殿です、と言う。


高宗のから命じられ姚太監は秦檜に会いに行く。しかし秦檜は病に伏せ、吐血までしていた。

姚太監が帰るとすぐに体を起こす秦檜。王氏は「なぜ陛下に叛くような真似を?見つかれば、一族全員が死罪だわ」と言う。「五国城から臨安まで常に危険にさらされ人の顔色ばかり見てきた。金に弱みを握られ、陛下に振り回される日々など、もうたくさんだ。こうなったら一か八か勝負に出てみる。陛下に次ぐ地位を手にするか、何もかもすべてを失うかだ」と秦檜は返す。陛下が怖くないの?と言う王氏。秦檜は「陛下か…陛下は私を逸物と考えて重用したが、疑いを持つようになった。これからは私は陛下にとって、恐るべき存在になる」と答える。


張俊が秦檜を訪ねてくる。鼠を獲らせるために連れてきた波斯国の猫を王氏に渡す張俊。張俊は秦檜に「おめでとう。陛下が貴殿をお召しだ」と言う。急いで支度をして参内しようと。しかし秦檜は、困った時だけ頼られても迷惑、ここで私が請われるままに手を貸せば事が済んだあとでまた捨てられる可能性もある、と返す。「陛下のお召しを何度も断わっているそうだな。首が危ないぞ」と張俊は心配するが、秦檜は動じない。


「秦檜め、罪のある身で思い上がりも大概にしろ」と腹を立てる高宗。しかし他に役に立つ者もおらずイラだつ。


体調の悪い岳飛母は、以前、住んでいた湯陰を懐かしむ。そして苦しそうに咳をしながら「昨日の夜にね、夢を見たの。お前と一緒に影絵芝居を見に行った夢よ」と岳飛に言う岳飛母。岳飛も小さい頃、よく影絵芝居を見せてもらったことを覚えていた。岳飛母は「あれからもう20年以上経ったのね。飛や、私が死んだら高い山の上に埋葬してちょうだい。生きている間に帰れないなら、死んだあとでも構わないわ。毎日、故郷を眺めたいの。張用が蘆山の話をしてくれた。いい所らしいわ。いつか故郷に戻れる日には、私の棺を持ち帰り、お前の父上の隣に葬ってね。故郷には誰もいない。お前の父の墓地にはきっと草が伸び放題ね」と話す。涙を流す岳飛。


岳飛は影絵芝居を見に行き、隣に母を座らせる。孫たちと楽しそうに影絵芝居を見る岳飛母。岳飛母は岳飛の肩にもたれながら静かに息を引き取る。


岳飛は家族や張用、楊再興たちと母を蘆山に埋葬する。「母上の教えは忘れません。いよいよここでお別れです。どうか安らかに眠ってください」とつぶやくように言う岳飛。


和議のことが気がかりな高宗は、食事も睡眠も十分に取れない。「私がお供しますから街を散策されては?」と呉夫人が言い、高宗は出かけることにする。


街。橋の上で高宗は「そなたは覚えておるか?初めて会ったのも、こんな場所だった」と言う。「早いもので、もう10年になります」と沈んだ顔になる呉夫人。それに気付いた高宗が「あの時は王淵と康履が、朕に隠れてひどいことをした。すまなかった」と言う。このことは今でも朕の胸のしこりとなっていると。呉夫人は「過去はお忘れください。私も忘れます」と言う。「恨んでいるか?」と高宗が聞くと、呉夫人は「恨みました。でも恨んでも苦しいばかりです」と答える。

高宗たちが雨宿りのためにある店に入ると「物乞いなら外でやってくれ」と言う声が聞こえてくる。様子を見に行き、高宗に「北からの難民のようでした。戦乱を避けて南へ逃げくるのです」と話す姚太監。呉夫人は「気の毒に。身ひとつで逃げてきたのね」と言う。「かつての汴京は世界各地につながる繁華を極めた都だった。今、朕の唯一の願いは、江南の地を守り抜き、民のために再び繁栄を築き上げることだ」とため息をつく高宗。呉夫人は「和議がまとまれば平和が訪れます。陛下なら必ず実現されますわ」と言う。

「和議には国と民の平和が懸かっている。なのに朝廷の大臣の中には頼りになる者がいない。頭が切れるのは秦檜だけだが、病気を言い訳に会おうとしない。どうしたものか…」と高宗が言うと、呉夫人が「十数年前、私は父から豆腐店を受け継ぎましたが赤字でしてね。ある日、大きな料理店から注文が入ったので、皆、大喜びしました。大口の取り引きです。でも運悪く大豆が値上がりしました。受けた注文を断わるわけにいかず、豆腐は収めました。その時は損をしましたが、注文どおり収めたことで店の信用ができたんです。年間を通じて注文が来るようになりました。店の商売も、おかげで上向きになっていったんです」と話す。高宗は「今の話には得るところがある」と言い、秦檜の家へ自ら行くことにする。


荒れた家に住む秦檜と会った高宗は「宋と金の和議に関するそちの意見を聞きに来たのだ」と言う。秦檜は「私が思いますに“和議は共に利あり、戦は共に利なし”です。私の見るところでは、今回程度の額ならば2年も経たぬうちに取り戻せるでしょう」と話す。しかし「言うことはよく分かるが、金は難題を押しつける。進貢を要求するばかりか、朕にひざまずけと言うのだ。それはできぬ」と言う高宗。「条件をのまなければ和議は実現しないでしょう」と秦檜が言い、高宗は「しかし、それでは宋の面目は丸潰れだ。回避する方法を考えねば」と返す。

「こうも考えられます。太上皇の喪中である陛下は、公の場に出ずともよい。金の使者を迎えずとも礼には反しません。使者に会わなければ、ひざまずく必要もないかと」と秦檜は言う。高宗は「来たのは無駄ではなかった。しかし、それで金が納得すると思うか?」と聞く。「私が必ず話をつけます。交渉は私にお任せください」と言う秦檜。高宗は「秦丞相、苦労させたな。明日、丞相府に戻るがよい」と言うと、家を出て行く。


「金が拒絶したぞ。どうすればいい?」と丞相に戻った秦檜に聞く高宗。朕が金にざまずけば、朕自身が抗金派の大臣に殺されかねない、と高宗が話していると、姚太監を振り払って趙鼎が入ってくる。「秦檜を用いてはなりません。金の手先ですぞ」と言う趙鼎。しかし高宗は「秦檜は行動に移せる有能な人物だ。きれいごとばかりのそちたちとは違って、唯一、頼りになる」と言って聞こうとしない。高宗に下がるように言われても「金は信用できません。和議はお留まりを」と趙鼎は言う。それでも聞いてもらえず、趙鼎はひざまずいて頭を下げる。

秦檜もすぐにひざまずき「ここまで言われては和議を進められません」と言う。それを聞き「宋は趙殿の国ではない。朕の国だ。秦殿、立たれよ」と言う高宗。秦檜は立たないまま「他の大臣たちもきっと趙殿と同じ考えでしょう。実は金が宋の条件を拒否したのには訳が…」と言いかけてやめてしまう。「はっきり言えばいいだろう」と趙鼎が言い「陛下にひざまずくよう金がここまで強硬に要求するのは、金と交渉した際に趙殿が傲慢な態度を取ったためです」と言う秦檜。怒った趙鼎は「でたらめだ。“君子は和して同せず”。狡猾で野蛮な金の言いなりになる気か?」と言い返す。


ーつづくー


随分前から岳飛母、具合が悪かったものね(;△;)
でも素敵なお母さんだったから、本当にいなくなってしまうのが悲しくて。
そして昔話や故郷の話はつらくて。
岳飛だって故郷に連れて行きたかったよね。
いつか棺を故郷へ運べたらいいんだけど…(;д;)
でも岳飛母は亡くなる時、すごく幸せそうだった。
家族と懐かしい影絵芝居を見ながら岳飛と手をつないで、そして岳飛の肩にもたれながら亡くなって。

ずっと気になっていた呉夫人の気持ちが聞けたのもよかったかも。
もう10年も前のことだったとは…。
あの時、心が死んだみたいな感じだったのに、最近は高宗と“いい夫婦”になってるから、あれ?って思っていたの。

そして、とうとう秦檜が復活(*´Д`*)
もう、趙構は他の人の話しなんて聞かないよね。
全部計算していた秦檜の勝ち(o´д`o)=3


個人的には太監の名前が“姚”だと分かって、それはスッキリ(≧∇≦)ノ



↓ポチッと押していただけると嬉しいな。
 よろしくお願いします
にほんブログ村 テレビブログ 華流・アジアドラマ(韓国以外)へ
にほんブログ村

いつもポチッをありがとうございます(*´ー`*)





3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ペルシャ猫 (ねこ)
2016-02-20 16:17:51
岳飛母は最愛の息子にもたれかかり、手をつなぎながら天に召され・・・とても幸せな最期だったと思います。
岳飛の母の回想や頬を伝う涙を見ながら、私も思わずもらい涙しました。

岳飛母も太監の名前と同じでしたね。
「岳姚」氏と番組HPの相関図に初めから載ってたのに・・・知らなかった。

秦檜が綿密な計画の元、とうとう復活しました。
金や罷免先での悲惨な生活で味わった辛苦がバネになっているからこそでしょう。
ネズミの肉の味・・・・中国では何でもあるのであまり驚きませんでしたが、ネズミといえば猫。
それもペルシャ猫でした!
返信する
さようなら、岳飛ママ (time)
2016-02-21 18:54:03
岳飛ママ、とうとう逝ってしまいましたね。
影絵を見ながら、岳飛の肩で眠れたことが
救いでした。
岳飛のいろいろな危機に道を示してくれた
ママが居なくなるのはちょっと不安ですけれど、
あの山の上からきっと見守ってくれているはずです。

そして、秦檜が復活。
椅子に座るシーンが印象的でした。
上に立つのもいいですけれど、
私欲でなく民のために、政治を行って欲しいと祈るばかりです。
返信する
岳飛のお母さんが… (naa)
2016-02-24 17:33:58
とうとう亡くなりましたね…
故郷には戻れなかったけど懐かしい影絵を見ながら家族に囲まれ岳飛の側で逝けて穏やかな最期だったのではと思います。

そして、秦檜がとうとう復活。
腹立たしい位悪知恵が働きますよね(ーー;)
救いようの無くなってる高宋をこれからどう操るのか…
最後、趙鼎を陥れるような物言いでしたが、大丈夫でしょうか?

『姚』の名前、岳飛母と太監と同じなんだ…とちょっとびっくり(°▽°)

岳飛伝、全60話だと勘違いしてたので、終わりが近いと構えてたら69話と気づきちょっと一安心!?
少し得したかな(*^^*)
返信する

コメントを投稿