役員たちにも使途不明金について問い詰められたウェンカイは「ご心配なく。その資金は自社工場設立に投じました」と話す。先日、工場のストライキが発生しましたが状況は事前に把握していました、そこで損害を防ぐため自社工場の設立を考えたのです、と。ウェンカイは新工場の契約書控えと資料をアイシャに配らせる。さらに「輝耀の所有権を買い取ることで、すべての商品について自社生産が可能に」と言うウェンカイ。
役員たちが納得したところで、ズーユーの携帯にメッセージが届く。それを読んだズーユーは「見事な手回しのよさだ。しかし僕の得た情報では輝耀の買収額は1億5千万元。残りの3億元は?」とウェンカイに聞く。ウェンカイは「3億元の使徒について説明が必要なら…シェン会長の帰国後に必ず明らかにいたします」と話す。不満をもらす役員たちに、待つ条件として会長が帰国するまでの間、CEO名義での支出は一切許可しないことをズーユーは提案する。そしてウェンカイに「釈明すれば話は別です」と言うズーユー。それでもウェンカイは「やはり帰国後に」と言う。
天璽の前で車を止めていたズーユーは、すべて順調に進み、ウェンカイを追い詰めたことを電話で父に報告する。
ズーユーが電話を切ると、助手席にアイシャが乗って来る。臨時役員会の最中、携帯にこっそりメッセージを送ってくれたアイシャに「助かったよ。君の情報のおかげで、痛恨の一撃を与えられた」と話すズーユー。アイシャは「お楽しみは、まだこれからよ」と言う。
ズーユーは、そのメッセージを見て、君がウェンカイを見限ったと確信したと言い「女心を分かってないわ」と言うアイシャ。アイシャはウェンカイは勘の鋭い男、このままそばで欺き続けるのは難しいと話す。「鑫威は君を待ってる。大歓迎だ」と言うズーユー。
CEOに横領の疑いがあると社員たちにも噂が広まる。それを耳にするユータン。
秘書がウェンカイに営業1課と2課が集団退職したこと、ウェンディやアイシャも辞めたことを伝える。
その頃、アイシャは鑫威にいた。ジアやウェンディ、そしてアイシャに「ようこそ鑫威バイオへ」とズーユーは言う。
執務室。もう1つの積み木で作った城の頂点に、黒い人形を2つ置くウェンカイ。その1つは片面が白かった。それをウェンカイが見つめているとユータンが来る。
ウェンカイを心配しながら、ユータンはその黒い人形を見つけ「これって…ワン・ズーユー?隣はアイシャ?」と聞く。
ウェンカイはユータンを自分の横に座らせ、片面が白い人形を手に持つと「覚えているか。ワン会長を説得しようとしたズーユーの行き先は?」と言う。「ロシアよ」と答えるユータン。ウェンカイはその情報をユータンが知る前に、アイシャから“タルコフスキー氏からCEOも明日、ロシアに行くかと問い合わせが”とメッセージが届いていたことを話す。ユータンは“CEOも”という言葉が引っ掛かり「そこが大事だ」とウェンカイは言う。
同じ時、ウェンディやジアもロシアへ行っていると気付いたウェンカイ。その証拠も見せられたユータンは「何もかもズーユーが?」と言い、ウェンカイはうなずく。
ウェンカイは現在の形勢が自分にとってかなり不利だと話す。それでも心配ないと言うウェンカイに「そばで支えるわ」とユータンは言う。
「何より悲しいのはアイシャのこと。彼女が裏切るなんて信じられない」と言うユータン。ウェンカイは「心配するな。彼女なりの考えがあるんだろう」と言う。
営業3課が午後の業務の打ち合わせを始めようとした時、ジアが部下を連れて入ってくる。「昔の仲間が心配で、職探しをするよう忠告に来た」と言うジア。放っておきましょう、と言うユータンに、ジアは「チョン・ユータン。将来、仲間になる相手に冷たいぞ」と言う。「誰があんたとなんか」とフイシンが言うと、ジアはズーユーが天璽を吸収合併することを話す。
執務室に来たズーユーは「驚きましたか。CEOは会社の状況をご存知ないようだ。この1年間で鑫威は天璽株の30%以上を取得した。つまり両社が合併した暁には化粧品業界のトップが入れ替わる。だが心配しなくていい。僕は天璽を我が子のように大切にし、今よりもいい会社にする」とウェンカイに話す。だからしこりを残したくない、3億元の件を白状し、おとなしく去れ、と。
積み木の頂点に置いてあった青い人形を持って屋上へ行ったウェンカイ。そこにユータンが来る。「捜してたのよ、電話にも出ない。不安だったわ」と言うユータン。ウェンカイは心配させた事を謝る。
鑫威との吸収合併が本当のことだとウェンカイに確認したユータンは「やっぱり私が秘書に戻るわ」と言う。ウェンカイに何も言わせず「選択肢はない。今回の異動は決定よ」と。ウェンカイは「分かった。正式に発令する。チョン・ユータンは営業3課から異動し、秘書室長となる。だが約束だ、3か月の試用期間で不合格なら戻す」と告げる。ユータンは「安心して。絶対に合格する」と言う。そんな2人の元に営業3課の皆が来る。「私たちもいる。営業3課もCEOのそばにいます」と言うモン・ハー。
ユータンが歩きながらスケジュールをウェンカイに説明していると「忙しそうだな」とズーユーが声をかけてくる。「最後まで会社のために尽力か、すばらしいよ。だが自身の今後を考えたほうがいいのでは?」と言うズーユー。
ズーユーはユータンが秘書をしていると知り「一刻も早く、君を僕のものにしたい」とユータンに言う。
ウェンカイは自宅で青い人形を手に持ち、ぼんやりとしていた。それを見たユータンがラベンダー茶を持ってくる。「リラックスできるわ」と言うユータン。ウェンカイはユータンの手をにぎり、お礼を言う。
ウェンカイは「もうこんな時間だ。帰ったほうがいい」とユータンに話す。ユータンはウェンカイの隣に座り「あなたが悩んでいるのに私には何もできない。でも覚えておいて、何か話したくなったら私が聞くわ」と言う。
ウェンカイは「僕が何を悩んでるか知りたいなら1つ聞いてほしい。長い間ずっと言い出せなかった。もし君に話したらきっと君のことを悲しませる」とうつむく。「平気よ。どんな話だろうと、ちゃんと聞くわ」と言うユータン。言いにくそうに「おばさんが…亡くなった日のことだ。なぜ自分で地鶏の卵を買いに行ったと思う?おばさんは…」とウェンカイが話し出すと、ユータンが「あなたにオムライスを作るためね」と続ける。「知ってたのか」と聞くウェンカイ。ユータンは「知ってたわ。地鶏の卵と聞いて、何となく分かった」と答える。
ウェンカイは「すまない」と謝る。ユータンは「母さんは病気で亡くなったの。卵を買いに行かなくても亡くなってた。母さんが恋しくてたまらない。もっと生きててほしかった。だけどあなたには何の責任もないわ」と言う。自分を責めないで、落ち込んでる私たちを見たら母さんが悲しむわ、と。成長したユータンにウェンカイは驚く。
ウェンカイが母に自分を守ると誓っていたと知り、ユータンは「元気を出して負けずに立ち向かってほしい。そうでなきゃ、安心してあなたに頼れないわ」と言うとウェンカイの胸にもたれる。「ありがとう」と言うウェンカイ。
翌日。出勤するユータンをズーユーが待ち伏せしていた。「話があるんだ、いいかな?」とズーユーが言う。ユータンは「あなたと話すことはないわ」と返し、行こうとする。そんなユータンに「ウェンカイのことなら?」と言うズーユー。ユータンが立ち止り「彼が天璽にとどまることができるか、そしてCEOであり続けられるか」とズーユーが言う。「話って?」と聞くユータン。
退勤後に迎えに来たズーユーに連れられ、ユータンはある店へ行く。そこにはアイシャがいた。
ーつづくー
ウェンカイが使った3億元て、鑫威の株を買ったからだったりして…( ̄∇ ̄)
他社の株を買うことと手に入れることに必死で、致命的なミスをズーユーがしそう。
ズーユーがウェンカイに何かすればするほど、ユータンの気持ちは離れていくのに…(*´Д`*)
お金とか地位でウェンカイを裏切るようなら、はじめからズーユーもユータンを好きになっていないと思うし。
ウェンカイがユータン母のことをユータンに話すことができてよかった。
そして、ユータンがちゃんと気付いてて、ウェンカイの責任じゃないと言ってくれたのも嬉しい(´ω`。)
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