プレゼンのための企画書をウェンカイに差し出すユータン。しかしウェンカイは何も見ずに横へとずらす。モン・ハーが「CEO、何か問題でも?3課の皆で心血を注ぎ、ユータンも懸命に準備しました。ですので何か…」と話すのを止めたウェンカイは「そう焦らずに僕の話を聞いてくれ」と言う。そこに「お客様がご到着です」とアイシャが知らせに来る。
客というのはズーユーだった。ウェンカイは「ワン秘書室長にプレゼンをしてくれ。美美の今後は秘書室長の判断にかかってる」と言う。仲良く食事をしただけで契約が成立できるとでも?中身を伴わない提案なら秘書室長は鑫威の社員を説得できないと。ウェンカイの話は最もだと思うものの、それにらば鑫威の開発部主任や役員の方たちも呼んでプレゼンをしたほうが正式かもしれないと言うモン・ハー。アイシャは「企業の代表の多くは自分の後継者に主任秘書を経験させ仕事を覚えさせます。彼は鑫威バイオの秘書室長でありワン会長のご子息でもある。つまり鑫威グループの後継者です」と言う。驚くユータン。ウェンカイは「つまり彼は正真正銘の“王子”というわけだ」と告げる。
ユータンは古いイメージのある美美をリニューアルするカギが卵殻膜エキスだとプレゼンをし、ズーユーは面白いアイデアで内容も完璧、データもすべて信用でき、3課を信じたいと言ってくれる。
帰り際、ウェンカイは「3課と仕事する夢がかない、うれしいだろう?おめでとう」とズーユーに言う。ズーユーは笑顔で「何か言いたげですが…」と返す。何のことだか、ととぼけるウェンカイ。ズーユーが「僕の目的を知りながら提携を許してくださった」と言うと「魅力的な提案だからだ。会社としては反対する理由がない」とウェンカイは話す。それに彼女が御社と提携することを望んだのは、決して私的な感情からではないはずだと。
「今はそうでも、将来、変わる可能性もあります。距離のほうが勝負には有利かと」と言うズーユー。笑ったウェンカイが「実にユーモアがある。僕のデスクを3課に移せば距離は君より近い」と返すと、ズーユーが「では、まめに打ち合わせで3課を訪れ、距離の遠さを補います」と言う。ウェンカイは歓迎するが、アドバイスとして私情を挟まないよう話す。ズーユーは「公私混同はしませんが、プライベートでは遠慮しません」と言う。「同感だよ。僕は挑戦を好む人間でね、相手になるよ」と言って右手を差し出すウェンカイ。2人は強く握手する。
「さっきのプレゼンは最高だった」とユータンに声をかけるアイシャ。新生、美美が成功するといいわね、と言ってくれたアイシャは「だけど注意してね、正式な契約までは誰にも知られないように」と話す。
3課が卵殻膜エキスを使おうとしていると知り、1課をおびやかすとはと怒るジア主任。ジア主任はどんな手を使ってでも阻止しようと考える。
ジア主任が1課の社員を連れ3課に来る。「まさか汚い手を使って1課のパートナーを奪うとは」とモン・ハーに詰め寄るジア主任。モン・ハーは「1課も3課も天璽の仲間です。お互いに切磋琢磨して会社に貢献しましょう」と言う。しかし、ジア主任は卵殻膜エキスは1課の大事な宝、美美には使わせない、鑫威との提携を中止しろ、と譲らない。ユータンが卵殻膜エキスと美美のターゲット層は異なる、市場での独占力が奪われることはないと話し、モン・ハーも「鑫威はすでに3課の企画案を受け入れ、提携はほぼ確実。今さら一方的に中止することはできません」と告げる。ジア主任は引かない3課に「だったら1課と3課、どちらが重要がCEOに直談判だ」と言い出す。
ウェンカイを前に卵殻膜エキスは富裕層向けのマスクに使われている、廉価な美美に配合などできるわけがない、卵殻膜のマスクの価値が下がる、と主張するジア主任。ユータンは「卵殻膜エキスは美美の新成分の1つです。しかもマスクに比べ配合される量も少ない。もし美美の人気が高まれば卵殻マスクもより注目を集められます」と言い返す。
ウェンカイはジア主任に「君の仕事ぶりは評価している。うちの社員の誰もが会社の支柱は1課だと認識している。だが…君の話を聞いていると、まるで卵殻膜エキスがなければ商品が売れないと聞こえるが?」と言う。どんな商品だろうと売れる方法を考える、それがプロの営業に必要な能力だと。
卵殻膜エキスを美美に用いることが1課の脅威にはならないとウェンカイは言うが、それでも1課が損をすることは明らかだとジア主任は納得できない。ジア主任は「CEOが3課を守るというなら、私も同様に部下を守ります。エリートの私たちはどこでも活躍できる。天璽にこだわる必要はない」と言う。脅すつもりはないが、ゴミは処分すべきだと。「では教えてくれ。3課がいくら売り上げを出せばその価値を認める?」と聞くウェンカイ。ジア主任は「1か月に少なくとも3,000万元。無理なら3課は解体です。誰も困りませんよ」と答える。
達成できれば“掃きだめ”と呼ぶのをやめ1課の上半期のボーナスを譲る、だが達成できなければ3課は解体だ、とジア主任から言われ、ユータンは受けて立つことにする。「先にお礼を言わせてください。ボーナスは3課が頂きます」と言うユータン。
ユータンの話を聞き、どうやって宣伝するかを考える3課。みんなは1課を見返してやろうとやる気を出す。
お店の広告やセールのDM、電子掲示板などで重点的に美美を宣伝しようと3課は考える。
3課は美美のおかげで変り、団結できるようになった、きっと大勢の未来を変えてくれるとユータンは“よりよい変化を”というキャッチコピーを考える。
仕事が終りウェンカイの家へ行く途中、ユータンは駄菓子屋を見つける。高校生の時、ミニカーの欲しいウェンカイがくじを引き、残念賞ののしイカばかり当たっていたことを思い出すユータン。そののしイカはみんなユータンがもらっていた。結局ウェンカイは当たらず2人で店を後にしたが、その後1人でユータンが訪れウェンカイのためにくじを引き、お小遣いも底をついた最後のクジでユータンはミニカーを当てた。
自然と駄菓子屋に足が向いたユータンは、景品がウェンカイの家にあった物と同じだと気付く。“ミニカーが欲しいなんて成長してないわね”と思うユータン。
ユータンはミニカーを当てようとクジを引くが残念賞ののしイカばかりをもらうはめに。おじさんは「のしイカを欲しがってくじを引く青年もいたけど、運よく景品ばかり当たってね。2人が入れ替わればいいのに」と言う。
ユータンはウェンカイの家へ行くが、ウェンカイは留守だった。そこにシェンレンが来る。
親友のシェンレンはウェンカイの家のカギを持っていた。シェンレンと一緒にウェンカイの家に入るユータン。
ユータンが置いた荷物にのしイカが入っているのをシェンレンが見つける。懐かしそうに「まだ、あるんだな」とシェンレンから言われたユータンは、シェンレンがグローブボックスに入れっぱなしにしていたというのしイカをウェンカイからもらったことを思い出し「好物なんでしょ?」と聞く。「好物だって?勘弁してくれよ、こんな古くさい物」と言うシェンレン。ユータンが「あなたがくじを引いたんじゃないの?」ともう一度聞くと、シェンレンは「くじって…神通力でもあるの?実はおみくじを引いたんだ」とシェンレンはおみくじの話しを始める。
“なぜシェンレンが買ったとウソをついたの?”と思ったユータンは、ウェンカイがのしイカを食べてしまった時のことや、戸棚から景品が落ちてきたこと、そして駄菓子屋のおじさんがのしイカを欲しがってくじを引く青年がいたと話していたことを思い返す。
“もしかして…”とユータンが考えていると、シェンレンがユータンの当てたミニカーをカッコいいと言いながら手に持つ。これはウェンカイにあげるの、とユータンが言うと、シェンレンは「ウェンカイにね」と意味ありげに笑う。たまたま当たっただけで誤解しないでと言うユータン。
シェンレンは「高校の同級生なのに、なぜ、いがみ合ってる?大きな恨みでもあるみたいだ」と言う。「高校の時は仲が良かったんだけど、ある時、私が…彼を傷つけたの」とユータンは話す。
高校時代、プールサイドでウェンカイとダンス祭の時にユータンに声をかけてきた人たちがもめているのを見たユータン。ユータンはウェンカイが殴られると思い「悪いけどウェンカイは先生に呼ばれてるの」と嘘をついて逃がす。自分も呼ばれているとユータンも逃げたが、後から結局ウェンカイは彼らとケンカし生活指導の先生に呼ばれる。その先生が「ユータンまで巻き込むな。大学受験に響いたらどうする」とウェンカイを叱り、ユータンはかばうために「先生、心配は要りません。こんな劣等生には私の友達になる資格はありません。何の影響もないです」と言ってしまう。さらに先生から「ユータンにすら嫌われるとは、人間失格だな」と言われたウェンカイは「余計なお世話だ」と言い返し、その場を後にする。
しかし、その話には続きがあった。ウェンカイが行ったあと、先生に「彼はそこまで悪い人ではありません。あの人たちにからまれてる私を助けたせいで目を付けられたんです」と説明したユータン。あっちが先に手を出してきたんだと思うと。
その時の話を聞いたシェンレンは「そんな美しい物語があったのか。いや…悲しい過去だな」と言う。「その日からウェンカイとは疎遠になってしまった。私は彼にとってまるで空気も同然だったわ」と言うユータン。シェンレンが「変だと思わなかった?」と聞き、ユータンは「もちろん思ったわ。なぜ私への態度が変わったのか」と答える。「ユータン、まいったよ。君みたいな鈍感な女の子は初めてだ。本人に聞けばいいだろ」とシェンレンは言う。
ユータンは「たぶん忙しかったせいね。大学受験を控えていたし、ある出来事で家も混乱してた。その後、彼が急に引っ越し会えなくなったの、彼が天璽のCEOとして現れるまでね」と言う。“君は兵士、俺は将軍”と言われた時、2人の間の溝の深さを思い知ったと。「だったらこの際、腹を割って話して誤解を解けばいい」とシェンレンが言う。溜め息をつき「もう昔のことよ、どこから話せばいいのか。だけど今のウェンカイには自信があるわ。とても嬉しく思う。確かに私の知ってる昔のタマゴ君とは違うけど、望んでいたとおりの姿に成長してくれた」と言うユータン。
ユータンは話を終わりにし掃除に行ってしまう。「まいったな。まるで織り姫とひこ星だ。天の川に橋をかけてやろう」とシェンレンはつぶやく。
シェンレンはユータンに営業の仕事はどうだ?と聞く。まだ勉強中だとユータンが答え、シェンレンは「こう見えて俺は営業のプロだ。幼稚園の頃はアイスを売って小遣い稼ぎを」と話す。さらに「営業にとって欠かせないのが接待だ。相手のために酒を注げば契約なんてすぐに取れる」と言うシェンレン。ユータンは「接待が大切なのは分かってるわ。だけど私はお酒に弱くて、この前も…」と言いながら、酔ってウェンカイに会いに来た時のことを思い出す。私にとってお酒は何の役にも立たない、と逃げ腰のユータンに、シェンレンは「営業成績でウェンカイを見返すんだろ。試そうともせずに諦めるのか?飲めないなら訓練しろよ」と説得する。
酔うのは小脳がまひするから、酒を飲むごとに早口言葉を言って左脳を働かせていれば絶対に酔わないと言うシェンレン。
シェンレンはグラスに入った酒を飲むと早口言葉を言い「君の番だ」と言う。「それだけ?」とユータンが聞き、シェンレンはうなずく。
ーつづくー
またまたジア主任が変なことを言い出したヾ(・ω・`;)ノ
ライバル心を持つのも悪いことではないと思うけど(頑張るために)、「エリートの私たちはどこでも活躍できる。天璽にこだわる必要はない」はないよね。
そんな社員、信じられないというか。
高校時代にユータンが言ったこと…ウェンカイはまだ誤解しているのかな?
どっちにしても今、ユータンを好きってことが大事(@^−^@)
今回もウェンカイとズーユーが火花ばちばち。
早くウェンカイとユータンのドキドキを見たいけど、このバチバチも面白い(*≧ω≦*)
本当に早口言葉で酔わないの!?( ̄▼ ̄|||)
それとも、そう言って酔わせてしまうのが、シェンレンの言う天の川に橋をかけてあげるということなの!?
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