実家に帰ると言う吕雉を引き止めた義父は、これから先この家を取り仕切ってほしいと引き止める。荷が重すぎると断わろうした吕雉だったが、頼み込まれうなずく。
夜。義父が今日からこの家のことは、どんなに小さな事でも吕雉に決めさせる、わしも吕雉に従うと息子(劉邦の兄)とその嫁に告げる。義父の差し出した鍵を受け取る吕雉。義姉はそれが気に入らない。
項羽の陣営に戦から項狄が戻る。駆け寄って項狄を労う項羽。見ていた虞姫は、項狄が父を殺した男だと気付く。
武安侯に封じられた劉邦が項羽と同等になったと喜ぶ仲間たち。劉邦は自分が武安侯になれたのは皆の助けがあったから、それに俺たちは武安侯で満足しない、これからも俺の名前は劉邦だと言う。
羋心は魏豹を魏王にする。
魏豹が羋心から兵を借りようとしていることを知った簫何は、その兵を我々にしてもらえれば項羽から独立するための助けになると劉邦に話す。
長安侯となった項羽は、羋心が自分を抑え込もうとしていると怒り、抗議に行こうとする。それを止めた范増は、楚国が誰のおかげで成り立っているのか国中の者が知っている、今は辛抱の時だとなだめる。
劉邦の開く酒宴に簫何は魏豹を招く。しかし、その酒宴に劉邦の姿はなかった。劉邦は昨夜、宮中の宴に招かれ、深酒をしたために体調を崩して休んでいると言い訳する簫何。そのお詫びとして美女2人が現れる。簫何は機嫌を直した魏豹に、魏を奪い返す戦の時、もしよろしければ劉邦の兵が共に戦うと申し出る。それを折を見て懐王(羋心)に進言してほしいと。
簫何と一緒に魏豹と会った盧綰は、簫何と2人きりになり、本当に魏豹と一緒に魏に行くのか聞く。簫何は「酒と女に溺れるつまらぬ男だ。大事など成せるものか。まずは項羽の傘下から抜け出し自由を得る、それが目的だ」と返す。
劉邦が独立する気でいることを悟り、項羽はやっかいなことだと范増に話す。やつは一筋縄ではいかない、ここで押さえつけねば乗り手のいない暴れ馬となると范増は言う。項羽は私と劉邦は義兄弟、信義を欠くようなことはしないと言い返すが、この乱世で信義を重んじる者などいないと言う范増。奴はすぐに本性を表すと。
項羽に呼びつけられ怒った羋心だったが、自ら指揮を取る宣言をするため出向く事に。
軍営に来た羋心に挨拶もせず、無礼な態度を取る項羽。そんな項羽に羋心は章邯の拠点から一旦撤退し、呂臣の部隊に合流するよう命じる。しかし項羽はできないと拒絶。章邯との戦が劣勢になり、趙国を失えば指揮権を返すと。羋心は受け入れた後、我が軍には統率する者がいない、しばらくは私がその役をすると告げる。
敵の奇襲に合い、項狄が怪我を負う。連れ帰った項羽は虞姫に介抱を頼むが、虞姫は恨みを持つ項狄を見つめるだけで返事をしない。
項羽が出て行き、項狄は項羽将軍の大切な部下、心に秘めておこうと虞姫に話す緑衣。しかし父を殺した者には命で償わせると約束した、私がもっと冷酷ならお父様の仇を討てるのにと虞姫は返す。その話を戻ってきた項羽が聞いてしまう。
驚いた項羽に「まさか敵討ちする約束をほごするの」と虞姫が聞く。項羽はとにかく怪我を治療してほしいと頼み、戦が終わってから話し合おうと頭を下げる。その姿に「分かったわ」と虞姫は静かに言う。
趙の地。敗戦した李良と率いる兵は、来る馬車に王が乗っていると思いひざまずく。しかし馬車に乗っていたのは王の姉だった。王の姉から侮辱を受けた李良は、怒りを抑え切れず馬車に乗っている王の姉の首を斬ってしまう。「王のために命を懸けた結果、何を得た?侮辱だ。王は愚か者だ。今こそ反旗を翻せ。謀反を起こす」と叫ぶ李良。兵たちは賛同し、政変が起きる。
李良が趙王を殺し、章邯の軍に投降する。それも天の配剤だと思った章邯は、川を北上することを決める。
目を覚ました項狄は、夢うつつで虞姫を姉と見間違える。今は実の姉と連絡がとれない項狄は、姉と呼ばせてほしいと虞姫に頼む。家族を失った自分には、家族を得ることは憧れだったと。そして虞姫の顔に見覚えがあると言う項狄。虞姫は項狄に薬を手渡すと出て行く。
ーつづくー
劉邦は簫何がいて本当に心強いですね。
劉邦がみんなのおかげだと思っているのもよかった。
でも戚夫人を簫何の前で抱き寄せたのは…ちょっと微妙だったかも(;´д`)ノ
項狄も悪い人には見えないのだけど…どうして虞姫の父親を殺してしまったんだろう?
項羽は項狄を大切にしているみたいだし、虞姫の事も大事だし…(;_;)
それだけじゃなく、いろいろなことで項羽は厳しい状況になってるよね?
羋心にも宣言しちゃったし、すごく心配。
↓ポチッと押していただけると嬉しいな。
よろしくお願いします
にほんブログ村
運命が、乱世の皮肉というか、、しょうりばつのように、項羽は、虞姫の敵うちをするのでしょうか、、同じ項ですし、従兄弟のような腹心の部下ですよね。指の拷問にも耐えてかえってきてすぐにまた戦で傷ついた、、
大きな項羽が、頭を下げて、看護してくれと、、それを引き受けた彼女は、もう二人は、お互いに愛情あるんですねー。耐えてますね。
それにしても、羊飼いからひっさらってもらって王にしてもらった、最低限の感謝はないの??それが、天子というひとつ上の存在なんでしょうか?項一族は生命がけに楚の復興なのに、あれれです。
章かん殿には無事、帰って秘めと再会してほしいし、そうなると、秦はそのままだし。
今後の展開が楽しみです。
呂ちは応援してます。しょう様はどうして劉邦に低姿勢でいられるのか、大人ですね。
ますます、劉邦とある人がダブります。
今回何がそんなにぐっとくるのか色々考えながら観ていますが、もう一つわかったことがありました。
それは「エキストラの質の向上」でした。
昔の中国や香港映画を観ていると、合戦などの集団のシーンでやる気のないエキストラが談笑していたり、死体なのに顔や体をポリポリ掻いていたりすることが度々ありました。(^_^;)
今回は戦争シーンにとても緊張感があり、戟や戈の使い方、歩兵から見た戦車の怖さ、盾を使った防御陣形の滑らかさなど、実に統率のとれたエキストラを使っていますね。
もしかしたら少林寺の周りの武術学校から大量に動員してきたのかしらと想像しますが、画面に映る兵士達の顔が本当に殺されそうな必死な表情をしているのを見ると、旧来の解放軍の兵隊さんを連れてきてとりあえず整列と行進しておきなさいという時代のものと明らかに違います。
一部時代考証に合わない部分もありますが、その辺は映画『HERO』や『レッドクリフ』の成功にかなり影響を受けているかもしれませんね。
この点から見ても、歴史ドラマ好きにはたまらない映像です。(^O^)
劉邦の大望を知った二人の会話で
楚を再興する炎へ薪をくべ、
楚による天下統一の炎を燃え上がらせ、
項羽の成長を見届けたい
と言っていた范増。
項羽の気持ちをポジティブに変えたと思ったのですが、
宋義が絡んできて、
あんな約束をしてしまった項羽は
大丈夫なのでしょうか?
ところで、劉邦も現状に驕らず
姐姐も仰っているように、サポートのお陰と
スムーズに言えるところは流石。
蕭何さん的にはやや予定が狂っているようですが
今後が楽しみです。
呂稚も小姑問題から解放されましたし。
でも、虞姫は複雑。。。
項羽も虞姫との約束に揺れていますね。
Berryさんが仰っているように、こちらの二人の
今後はどうなるのでしょう?
追伸 素問さんご指摘について、何回か前となりますが、
項羽が破った丸い陣の時は
陣形についてよく分からない私でも
すごい演技だと思ったのを思い出しました。