20万人の兵が死んだのはすべて私のせいだと自分を責める章邯。司馬欣は兵は戦のために存在するもの、兵はあなたより先に埋葬されただけ、あなたは将軍、戦場へ戻り名誉ある死を遂げるしかないと話す。
鍾離昧の幕舎で酒を飲んでいた韓信に「今日は当直だろう」と言う鍾離昧。韓信は一口酒を飲んだ後「辞めます。他を探してください」と返す。一晩で武器を持たない捕虜20万を殺した、それが天下を狙う者のすることかと。鍾離昧は何も言い返す事ができない。
20万の兵を殺した項羽も苦しんでいた。ここ数日、項羽が悪夢にうなされていたことを知っていた虞姫は、つらい項羽を責めてしまったことを謝る。そして優しく座っている項羽を包み込むように抱き締める虞姫。項羽は虞姫の手をにぎりながら泣く。
函谷関で劉邦軍と項羽軍の戦が起きる。誰が函谷関を守れと命じたか張良が問題にするが、仲間たちの中に命令した者はいなかった。誰がそんな命令を下したか調べるように言い、張良以外を劉邦は下がらせる。
劉邦は笑い出し、命令を下したのは俺だと張良に話す。張良は驚き、函谷関の守備を命じれば咸陽は自分のものになり、関中の王になれるとお思いですかと怒る。しかし劉邦には何が悪いのか分からない。張良は「あなたは美女をはべらせ、金銀財宝を守り、この咸陽を守って項羽が来るのをお待ちください」と言うと宮殿を出て行く。
劉邦の軍によって咸陽の町は治安が乱れていた。それを見た張良は簫何に会いに行くが、簫何は軍紀を正せと命じたが状況が変わらないと言う。劉邦に仕えたのは横暴な秦を倒し、民に泰平の世をもたらすためだった張良は、このような状況では自分がいる必要はないと感じ「お暇いたします」と行こうする。簫何は引き止め、何日か待ってほしいと頼む。
張良はそう遠くないところでじっと我々を見つめている者がいることを忘れてはいけない、その者が今の状況を知れば、ほどなく咸陽は我々の墓場になると簫何に忠告する。その者が項羽だと悟る簫何。
范増は鍾離昧を函谷関へ向かわせ、項羽が間もなく咸陽に着くという噂を流すよう命じる。
曹無傷が民家に入りみ、金銀を取っただけではなく、妻を奪い、夫を殺そうとしていた。それを周勃や樊噲が止め簫何の元へ連れて行く。しかし簫何は曹無傷を何人殺しても混乱した状況は何も変わらないと縄をとかせてしまう。この状況が全軍3日間の休養をとるよう劉邦が命じたことが原因だと分かった樊噲は、劉邦の元へ行き、命令を撤回してもらおうと考える。そんな樊噲に「こう言うんだ」と助言する簫何。
劉邦と会った樊噲は、町中がめちゃくちゃになっている、目を覚ましてくれと訴える。そして「項羽はまだ死んでいない。函谷関の向こうから見つめていますよ。沛公(劉邦)は天下を取りたいんですか?それとも金持ちになりたいだけですか?」と言う。
樊噲を下がらせた劉邦は、樊噲の言葉を深く考える。
劉邦は自分の犯した事に気づき、咸陽を離れることを決める。このまま咸陽に留まっていたら、項羽に攻める口実を与えてしまうと。劉邦は門を封印して覇上へ引き返す事にする。
曹無傷は項羽の陣営へ向かい、項軍に身を投じたいと言う。懲罰がでたらめな劉邦にはついていけないと。曹無傷が劉邦の悪行の記録と軍の配置図を持参したと聞いた項羽は出陣することを決める。
項伯は命の恩人の張良を逃がそうと、誰にも気付かれないよう張良に会いに来る。項羽が攻めてくると知った張良は、このまま去るには仁義に反する、暇乞いをすると劉邦の所へ行く。
張良は項伯が来たことを劉邦に話し、明朝、項羽が攻めてくることを伝える。そして張良は劉邦に項伯に会うべきだと言う。
ーつづくー
項羽が虞姫の前で子供のように泣いて…いつもの項羽じゃないみたいでした…。
虞姫はやっぱり優しい人ですね。
劉邦のダメっぷりが…( ̄◇ ̄;)
あそこまで乱れているのに何もしないなんて。
劉邦も疲れていたのかもしれないけど(*´Д`)=3
やっぱり劉邦は仲間に恵まれていますね。
その仲間の言うことをちゃんと考える劉邦は偉いと思うけど…。
曹無傷は本当に裏切ったんだよね?
そうだ、韓信もあの後どうしたんだろう?
そしてそして項羽と劉邦はどうなるんだろう?というところで来週に続くですヽ(@ω@;)ノ
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両雄の最初の対決ですね。
劉邦と項羽の駆け引きや項伯と項荘の剣舞の裏に隠れた生命掛けのやり取り、
劉邦と張良が范増の企みをかわし項羽の虎口から如何に逃れるか?
張良と韓信の最初の出逢い等々
これらが如何ような演出で描かれるが楽しみです。
「項羽と劉邦」自体は司馬遼太郎の小説や横山光輝の作品を読んでるので大まかな流れと結果は知ってるけど、それでも尚本作品は充分楽しめますね。
劉邦にあきれて、張良がお暇をいただきますと、、。劉邦は、本当はお金持ちになって女性をはべらせたいだけなんじゃないでしょうか、本音は。
張良は、見限ろうとした劉邦に項伯の話を聞いて、すぐ知らせにいきましたね。秦を倒すという目的は同じなのに、なぜ、項伯と先に出会ってたのに、項羽につかなかったのでしょうか。惜しいです。もしかしたら、もう范増がいたから居場所がないからかな。
項羽は、頑固で范増さんでも聞いてもらえないんですね。范増も短気に見えて似たもの同志にみえます。
項羽は悪夢にうなされてたんですね。虞姫も好きだから理解しようとするんですね~歌の場面はここだったんですね。
謎の東洋人さん、本を読まれてるんですね。色々な解釈あるようで、私もこれからの場面がどう展開するか楽しみなんですよ!鴻門の宴、、やっと役者とそのあたりですね、
とうとう、項羽と劉邦の一番みたい所に近づいてきましたね!
暑さ、雨が厳しいですが、よろしくお願いします。それから、台風や、沖縄や九州や四国の被害がらありませんように。