項羽の説得を頼むつもりで咸陽の民が群れをなしてこちらに向かっていると簫何は言うが、気休めは言えないと劉邦は会わない。そして燃える咸陽を見て、今までは欲しいものは譲ってやったがもう譲れないと言う。六国を滅ぼしてからは秦の民にも罪はあったと言う張良に「どんな罪があるのだ。みな普通の民だ。人の命なのだぞ」と怒鳴る劉邦。劉邦は町が灰になってしまったのは自分のせいだと思う。
略奪が続く咸陽を見ながら、劉邦が略奪をしなかったのはやがて来る項羽の大軍を恐れたからかもしれないと韓信は思う。そして"劉邦が項羽と同じくらい強かったとしたらどうしていただろう?"と考える韓信。
お腹を空かせた子供達のために虞姫は虞子期に止められながらも倉庫へ行く。そこに食料はなかったが、若い女性が倒れているのを見つける。
放っておけない虞姫は、その女性を連れ帰る。元は趙の者だと話した女性・若姜は、戦のせいで家族が咸陽に移り、ここで私は生まれたと言う。
英布は重要だと話し、絆を深めるために妻を与えるよう項羽に言う范増。
虞姫は若姜と姉妹の契りを交わしたと項羽に話す。項羽は若姜を英布に嫁がせることに決め、
美しい若姜を妻に迎えることができた英布は項羽に感謝する。
韓生は漢中の地で天下を取ってほしいと項羽に話す。漢中の肥えた土地ではどんな大軍にも食料を供給することができる、始皇帝も漢中のおかげで天下を取れたのだと韓生は進言するが、楚に帰ることを決めていた項羽はまったく聞こうとしない。項羽がこれほどまでに幼稚だったとは、と笑い出す韓生。怒った項羽は、韓生を釜茹でにするよう命じる。
項羽は羋心を義弟にし、関中を3つに分けて、章邯、司馬欣、董翳他に与えることにする。そして一度行けば戻れないと言われている僻地の巴蜀を劉邦に与えることに。
巴蜀を与えられると知り劉邦の仲間たちは怒るが、朝廷のあらゆる記録を読んだ簫何は、巴蜀は土地が肥沃で水が豊富、英気を養いながら力を蓄えることができると話す。まさにこれは天がくれた好機だと。さらに張良は巴蜀の地に加えて漢の地ももらうべきだと言う。
張良は項伯に贈り物をし、酒宴の席で助けてもらった劉邦が義理がたい男だと思わせる。そして項伯から項羽に漢の地を劉邦に与えるよう話してほしいと頼む。漢も関中の一部、劉邦も安心し、項羽も懐王(羋心)との約束を破らなくてすむと。納得した項伯は全力を尽くしてそのようにすると返す。
項伯から話を聞いた范増は、これで劉邦はなす術がなくなり、劉邦を王にすることで項羽への陰口を抑えられると言う。それを聞き項羽は漢も与えることにする。
項羽は兵を減らすことを決めていた。家族を亡くしている呂馬童は、自分は戦うことしかできない、側に置いてほしいと項羽に頼む。しかし項羽は戦は終わったと家に帰るように言う。
呂馬童は簫何の元へ行き、劉邦軍に入りたいと言う。不毛の地の巴蜀へ行くための道のりは険しく項軍のような贅沢もできないと話す簫何。それでも劉邦についていくと決めた以上、生死は天に任せると呂馬童は言う。仕える主人を代えても項羽を悪く言わない呂馬童を気に入り、簫何は騎兵将軍にする。
ーつづくー
項羽はいろいろと選択を間違えていますよねヾ(・ω・`;)ノ
范増も分かっていなくて、これからが……。
一方の劉邦はまたまた運がいい。
僻地だと思われていた巴蜀は良い土地で、まんまと漢まで手に入れちゃった。
後で絶対項羽は後悔することになるよね(o´д`o)=３
呂馬童を手放したことも…。
呂馬童が簫何に会いに行った時に、ちょこっと蘭陵王に出ていたあの人も出ていましたね(*´艸｀*)
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項羽は世に隠れてひもじいときも、守られて働いたり世間の人々の生活を見てないお坊ちゃんだからですか、、ダメダメが目についてきました。せっかく韓生が黄金のようなアドバイスを授けてくれてるのに釜茹でなんて！
それに、軍を減らしていいのかな？慕っているいい部下をふりはらうし、英布の結婚はいいけど、お嫁さんは漢陽育ちだから変な影響はないのか心配です。
簫何と張良は二人で知恵を絞り合ってますね。簫何に帳簿や台帳を託した秦の役人のおじいさんは、胡亥に反乱はありませんよと嘘を報告して褒美をもらって引退した人ですよね、、。気になってたので登場してくれて良かった。(違う人でしたらごめんなさい)
劉邦の来る人は拒まずみたいな所は長所ですね。劉邦は普段はなにをしているのでしょう。