「男装の麗人」
夜更け。劉縯(りゅうえん)に汁物を運んでいた義姉と、話ながら歩いていた伯姫(はくひ)。そこに麗華(れいか)が通りかかり、どこに行くのか気になった義姉がついていく。さらにその後を伯姫が追いかける。
川で水浴びをしていた麗華に近づこうとした義姉を、慌てて劉秀(りゅうしゅう)が呼び止める。義姉からなぜここにいるのか聞かれ、劉秀は「暑かったので陰兄弟(麗華)と共に水浴びを」とごまかす。「陰戟(いんげき/麗華)と親しいの?」と義姉が言い「数年来の友人です」と答える劉秀。
劉秀は屋敷に戻る義姉を途中まで送る。その間に伯姫が麗華の衣を盗んでしまう。
衣がなくなった麗華に、劉秀は自分の上着を貸す。
劉秀と麗華が戻ると、伯姫から間者がいると聞いた劉縯が仲間を連れて歩いて来る。川辺で伯姫が怪しい者を見たらしい、と劉縯から聞き、劉秀は「きっと見間違いだ。私と陰兄弟で水浴びをしていた」と止める。ばつの悪い伯姫は「なぜ陰戟が兄上の衣を?」と聞く。「陰兄弟の衣が川に流されたんだ。体が冷えると悪いから私の上着を貸した」と劉秀は話す。
間者の話は誤解だということになり、各自、部屋へと戻っていく。
劉秀は伯姫を呼び止め「なぜ面倒を起こして麗華に嫌がらせをする」と問い詰める。本当に間者だと思ったと嘘をつく伯姫。劉秀は「麗華の衣を盗んだな」と言う。伯姫は悪びれもせず「悪い?私はあの女が大嫌いなの」と返す。「馬鹿者」と劉秀は怒鳴り「いい加減に現実を見ろ。麗華につらく当たっても鄧禹(とうう)の心は得られない。いいか、お願いだ。明日、麗華に衣を返して謝れ」と言う。泣きながら「私が恥をかいても構わないわけ?私の心はずたずたよ。分かったわ、衣は返すわよ」と言うと、伯姫は行ってしまう。
翌日。麗華のいる書房に来た伯姫は、投げつけるように衣を返す。「昨夜は危うかったわ、ずる賢い女ね」と言う麗華。伯姫は「陰さんには負けるわ。禹兄さんを虜にした上、兄上まで誘惑するなんて」と言い返す。さらに陰家は下品で…と伯姫が言いだし「陰家を屈辱したら許さないわ」と麗華は怒る。
「化けの皮を剥いでやる」と言う伯姫を麗華は卓の上に押さえ込み「告げ口してもいいけど、縯兄さんは公平よ。言が発覚して恥をかくのは卑怯で心の狭いあなたのほうだわ」と言うと出て行く。
麗華は尉遅峻(うっちしゅん)から声をかけられる。「なぜ、ここに?」と麗華が聞くと「兵を集めていたので私も加わりました」と答える尉遅峻。
尉遅峻は「ここにいるのは荒くれ者ばかり。男勝りなお嬢様でもいづらいかと。伯姫も厄介です」と話す。麗華は新野に戻って“陰家にも類が及ぶから防備を怠るな”と陰興(いんきょう)に伝えるように言う。
陰識(いんしき)には内緒にしておいてほしかった麗華だが、尉遅峻は「とっくに若様が知らせました」と告げる。
陰識は陰興からの文を読む。そこに宗卿師(そうけいし)が死罪に処され、息子の李通(りつう)が企てた謀反の件を甄阜(しんふ)が朝廷に奏上したと言う知らせが。
数日以内に宛へ討伐軍が派遣され、恐らく李家は皆殺しとなる。鄧家の縁者でもある陰家にも害が及ぶと分かり、麗華が劉家にいる以上、自分たちの身も危ういと思った陰識は新野に戻ることにする。
母が60歳の誕生日を迎え、一族を招待した劉縯は「13年前、憎き王莽は帝位を奪い劉家を排斥しました。我々は朝廷に迫害されて、田畑を奪われました。いずれ民からに落とされるやもしれません。各地の反乱に呼応せねば死に追い込まれてしまう」とみんなの前で話す。共に挙兵して漢を再興しましょうと。しかし、言うは易く行なうは難し、と言われてしまう。さらに説得を試みるが、支持を得ることができない。
場の雰囲気が悪くなり、伯姫が「最近、会得した越女剣で母上の誕生日をお祝いしましょう」と言って剣舞を舞い始める。
「ここは任せた」と言い、外へ出て行こうとする劉縯。麗華も誘われ、一緒に行こうとする。それに気付いた伯姫は麗華に近づくと、転びそうになるふりをし、髪を結んでいた麗華の布をほどいてしまう。
宴に招かれていた食客にも、女だったと分かったしまう麗華。驚く劉縯に「忘れたの?3年前に命を救ってあげた陰麗華よ」と伯姫が言う。「日を改めて釈明します」と言って、麗華はその場を後にしようとする。しかし留めた伯姫が「待ってよ、縯兄上に本心を伝えたら?救われた恩を返しに来たのよね。陰さんは縯兄上が好きよ。妾にしてはどうかしら」と言い出す。
いたたまれず立ち去ろうとする麗華を、今度は劉秀の母が「こちらにいらっしゃい」と言って引き留める。
劉秀は麗華の手を取り、母の前に行くと「私は今まで妻を娶りませんでした。なぜなら長安にいた頃、誓いを立てたからです」と言う。
劉秀がひざまずき、一緒に麗華もひざまずく。「私の誓いは“仕官するなら執金吾。妻に娶らば陰麗華”」と言う劉秀。みんなが慶事だと喜び、母は「高貴な身なのに苦労を厭わない陰さんを大事にしなさい」と話す。劉秀が「分かっております、ご安心を。麗華の他に妻は娶りません。生涯、麗華を愛し抜きます」と言い、涙を流す麗華。
劉秀と2人で歩いていた麗華は「さっきの言葉は私を助けるための方便よね」と言う。「違う、すべて私の本心だ」と言う劉秀。劉秀は麗華の両手をにぎり「私はずっと…」と言いかける。その時「文淑」と呼ぶ声が。
「お前が謀反人とはな。久しぶり」と言う子陵(しりょう)。いつものように冗談を言っていた子陵は、劉縯と李通(りつう)の陰謀が発覚した、李通の一族は皆殺しに、と知らせる。都で討伐軍が組織されていると。劉秀は急いで劉縯に伝えに行く。
その場に残された麗華と子陵は子供の頃の話をする。
子陵は1年ほど前に鄧禹とも会っていた。「君の話ばかりしていた。大業を果たすまで、お父君に会わす顔がないとか」と言う子陵。
麗華は屋敷で休むように言うが、子陵は用があるからと行ってしまう。
李通と連絡を取るため、劉秀が宛に行くことになる。そんな話をしている最中に戻ってきた麗華が「私も行くわ」と言う。宛にいる従姉さんが無事か確かめたいと。反対したい劉秀だったが、麗華に説得され2人で宛に行くことにする。
宛に着いた劉秀と麗華は、李家の人たちの遺体が焼かれているのを目にする。急いで公孫家へ向かう2人。
鄧嬋の兄が李通と謀反を企てたことにより、類が及ばないよう夫は鄧嬋と離縁していた。昨日、追い出したと言う妾。鄧嬋の元夫と妾の額を剣で傷つけ「従姉さんの身に何かあれば殺してやる」と言う麗華。
劉秀と麗華が屋敷の外に出ると、後から出て来た鄧嬋の元夫が、通りかった甄阜に向い「奴らは鄧晨の一味だぞ」と叫ぶ。馬に乗った劉秀は、麗華を後ろに乗せ逃げ出す。
劉秀と一緒に隠れた場所で、偶然、麗華は臙脂(えんじ)と再会する。
出産間近で動けない鄧嬋は廃家にいた。麗華の顔を見て涙が止らなくなった鄧嬋は、家に連れて帰ってと頼む。麗華たちは出産間近で馬車に乗るのは危険だと話すが、鄧嬋は宛にはいたくないと言い張る。ここには一刻たりともいたくないと。
李通と会わなければいけない劉秀だけが残り、麗華たちは馬車で帰ることにする。「春陵で落ち合いましょう」言い、麗華は劉秀と別れる。
城門を抜ける事ができた麗華たちだったが、すぐ官兵に気付かれてしまう。
急いで馬車を走らせる麗華。その振動からか、鄧嬋が産気づき危険な状況に。麗華は馬車を止め、臙脂に付近の家でお湯をもらってくるように言う。
臙脂が戻らず、麗華は名を呼ぶ。そんな中、追っ手が。麗華は馬車を走らせ、その直後に臙脂が戻ってくる。
臙脂は「車を止めて。置いていかないで」と叫ぶが、馬車は止る事がなかった。
臙脂は逃げようとする。しかし官兵たちに囲まれてしまう。「お見逃しください」と頼む臙脂。官兵たちは「解放してやってもいい。だが先に楽しんでからだ」と言い、臙脂を襲う。
官兵に追われている馬車を見かける陰識。陰識は見に行こうとするが、官兵ともめては面倒だと言われ、回り道をすることに。
ーつづくー
もう登場しないと思っていた子陵が出て来て嬉しかったー(≧▽≦)
でも、あっという間にいなくなるのね…。
もっと登場する役だったらよかったのに(*´艸`*)
あれ?
劉秀と麗華の関係は、後退したと思ったけど前進?
でも、伯姫のしたことが意味分からない(@_@;)
劉秀は駄目なのに、劉縯ならいいの?
麗華より劉秀を傷つけると思うんだけど…(;´д`)ノ
臙脂が臙脂が臙脂がーーーーーーーーーーー(;△;)
置いてきぼりは仕方ないことなのかもしれないけど、どうしてもひどいと感じてしまって。
解放されたとしても心配(;_;)
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伯姫から目が離せません。次は何をやらかすのだろう。
妾でもいいから陰識と結ばれていれば幸せだったのに。
鄧嬋が翻弄されてかわいそう。
最後、臙脂が・・・。
陰識も通りがかったのに。
ああ、どうなるの?
臙脂もあまりにも不運で。
妻に娶らば陰麗華、と言う劉秀はかっこよかったです。
伯姫が剣舞をし始めた時点では、そんな悪知恵を働かせてるとは思わなかったのに…甘かった "(-""-)"
劉縯の妾にしてはと言ったのは、嫌がらせのつもりなんでしょうね。麗華を使用人扱いして、いじめるつもり??そんな簡単に、意のままになるわけがないのにねぇ(;'∀')