皇后が皇太后の食事の世話をしている時、雍正帝が来る。「実はお前に頼みがあるの」と雍正帝に言う皇太后。皇太后は「莞嬪(甄嬛)が身重なのに天象が原因で迎えられぬとか」と話し「子よりも大切なことはない」と言う。皇后にも同意を求め「ええ」と皇后は答える。天象は気にしなくていい、第四皇子は命を狙われ、甄嬛の子にまで何かあれば「こなたは許さない」と皇后は言う。
同意はしたものの、皇宮に戻したくない皇后は、ただ甄氏が嬪の位を廃されたという事実を宮中で知らない者はいない「廃妃を戻した前例もないかと」と言う。雍正帝は、また新たに冊封すればいいと言うが、皇后は言官が黙っていないのでは?と。それでも雍正帝は自分が子を身ごもっている甄嬛を外に置いては置けないと考えていた。「いつどのように迎えるかは陛下が決めなさい」と言う皇太后。そして自分が病のため面倒を見られない第四皇子に、養母をあてがうように話す。
皇后は莞嬪が身重でも寵愛しすぎてはダメだと忠告し、皇后に「反対できないわね?」と聞く。「私も甄氏を懐かしんでいました。喜ばしいことです」と平静を装いながら皇后は答える。
安陵容が香を調合していると皇后が来る。「陛下は莞嬪を戻す気よ。お心変わりさせる香はない?」と言う皇后。安陵容は「私めは無能です」と答える。「いかがするおつもりで?」と安陵容が言うと、どうにもならない、陛下が固執するなら従うしかない「目の届かぬ所に置かれるより安心できる」と皇后は返す。
雍正帝は甄嬛のために新しい宮を建てるつもりでいたが、朝儀で提案したところ大臣たちから示し合わせたように反対されてしまう。反対を押しきるのはよくないため、文句が出ないよう内務府に永寿宮を修繕させることに。別の手も打っておきたい雍正帝は、甄嬛が廃妃で罪臣の娘のうえ、漢軍旗下五旗出身だということで反対されていると、甄嬛を満軍旗上三旗に昇格させ鈕祜禄(ニオフル)の姓を与えることを決める。
皇后は慎重に考えるように言うが、雍正帝の気持ちは変わらない。さらに皇子を産んだこともなければ腹の子も性別が分からないことも問題だったため、第四皇子の生母とすることにする。甄嬛と第四皇子とは、たった7歳違いだと言う皇后に「難しくはない」と言う雍正帝。「嬛嬛は皇子を産んだ後、祈祷のため皇宮を離れたとし、年齢の件は年を加えて32歳にすれば問題なかろう」と。
雍正帝は甄嬛には妃の位も与え、"莞"から新しい封号の"熹"にする。
宮中の準備も整い、あとは入内するだけになる。熹妃に封じ、永寿宮に住まわせ、第四皇子を養育させる、と甄嬛に話す蘇培盛。第四皇子を?と聞く甄嬛に廃妃が戻れば噂も飛び交うため、鈕祜禄の姓を下賜し、年齢も32歳にして第四皇子の生母ということにと説明する。
皇宮に戻るまでの数日を甄嬛は甘露寺で過ごすことに。
蘇培盛が聖旨を持ってくる日。用意をしなければいけないが、甄嬛は気が重い。「皇宮に戻る以上、捨てねばならぬものも。例えば、心です」と言う崔槿汐。少しの情けもかけてはならない、心を捨てて冷酷に徹するのです、と。崔槿汐だけが忠告してくれると、甄嬛は崔槿汐と手を取り合う。
甄嬛は勅命を受け、聖旨を受け取る。3日後に冊封使が甄嬛を迎えに来ることに。
その頃、果郡王は母の元へ戻ってきていた。死んだと思っていた息子に会え、抱きしめて涙を流す舒太妃。再会を喜んだ舒太妃は、甄嬛が皇宮に戻るという悲しい現実を果郡王に話す。「いつかきっと甄嬛のつらさが分かる」と言う舒太妃は、果郡王の子を宿していると言うことが出来なかった。皇宮に戻ると聞き驚いた果郡王は、取り乱し甄嬛に会いに行く。
「外で空を見るのも最後ね」と空を見上げながら崔槿汐と浣碧に言う甄嬛。そこに「嬛」と果郡王が駆けてくる。あまりのことに立ち尽くす甄嬛。浣碧は抑えられず果郡王に抱きつく。
「待たせたな」と果郡王は言うが、甄嬛はもう後戻りはできなかった。
母の言っていたとおり甄嬛が皇宮に戻ることを知り「戻ってよかった」と言う甄嬛に「こんなことなら戻らぬほうがましだ」と言う果郡王。甄嬛はつらい気持ちを隠しながら「私がずっと待ち続けたとでも思う?今頃になって私の薄情さに気付いたわけ?そう、私は薄情な女よ」と叫ぶように言い返す。そして「今、私には罪悪感しかない」と言うと、住まいに入ってしまう。甄嬛の切り絵の入った袋を握りしめる果郡王。
夜。果郡王に浣碧が会いに来る。「お嬢様が郡王をお呼びに」と言う浣碧。果郡王は待ち合わせの場所へ向かう。
舒太妃に「真実を伝えては?」と積雲は言うが、舒太妃は見ているのはつらいが、性格からして事実を知れば何も顧みず甄嬛を連れて逃げてしまう、陛下も自分の子ではないと気づくと話す。こうでもしないと、皆が命を繋げないと。
待ち合わせの場所に甄嬛が来る。「郡王も無事だったし、心残りはありません」と言う甄嬛に。裏を返せば、私が死んだと伝えられ、日々、苦しんでいたのだな、と返す果郡王。勘ぐりすぎだと甄嬛が言うと「皇宮に戻ることになったから突き放すのか?」と果郡王は言う。「縁は尽きたわ」と言う甄嬛。
"皆、縁を口実に近づく半面、縁がないことを別れの言い訳にする"と甄嬛は言っていた。「縁など信じないのだろう?」と果郡王は言うが「忘れたの?どうしても困った時には私も使うと言ったわ」と甄嬛は返す。そして「言えるのは1つ。あなたとは終わった」と。
甄嬛は子供も3か月で果郡王の子ではないと話す。そして雍正帝だけが父の命も甄家の未来も私の栄華と富も与えられると言う甄嬛。栄華や富など望んでいなかったことを知っている果郡王は「噓だ」と言うが、甄嬛は買いかぶりすぎだと言い、私は低俗な女だと言う。
果郡王は船が沈み何日も流されてしまっていた。ようやく岸に上がれたが、ジュンガル部の密偵に連行されたと話す。そこで毒蛇にかまれた男がジュンガル部のハーンの長子だったことを知った果郡王。「奴の罠だったのだ」と果郡王は言う。
身分を知られ、待遇も変わったが、隙を見て馬を奪って逃げた果郡王。甄嬛や母を安心させたくて、日夜、駆けたと言う。その話に抑え切れず涙が止らなくなる甄嬛。「まだ間に合う。逃げよう」と果郡王は言うが「もう遅いわ。情だけで生きられないのよ。勅命も下りたわ。私たちが逃げれば周囲の者を巻き込む。彼らを犠牲にして結ばれるなんて私もあなたもできないはず」と甄嬛は言う。逃げられるなら何もかも捨てたい、でも両親や一族は皆殺しになってしまう、犠牲にはできないと。
最後まで突き放されていたら納得しなかった果郡王も、甄嬛の本当の気持ちを知り、甄嬛が二度と戻らないことが分かる。最後に甄嬛を抱きしめる果郡王。甄嬛は果郡王の胸に抱かれながら「あなたとの日々が夢のよう。永遠に覚めたくなかった。人生でもっとも幸せだったあの夢をあなたが与えてくれた」と言う。同じ気持ちだった果郡王は「君のその言葉だけで人生に悔いはない」と返す。そして私の思いは婚姻の書き付けに記した、君以外に生涯誰も愛さないと言う。
果郡王は雍正帝に会いに行く。無事に帰ってきた果郡王に喜ぶ雍正帝。雍正帝はいい時に戻ってくれたと、果郡王に皇宮に戻す熹妃の封冊使を頼む。「承知です。熹…」と言いかけて「陛下のためなら本望です」と果郡王は気持ちを隠して言い直す。
大掛かりな儀式で熹妃を出迎えることを知った皇后。永寿宮も豪華絢爛だった。「もう防ぐ手だてはないので?」と言う安陵容に「なくても結構。この世は皇帝の地だけど、後宮はこなたが実権を握っているわ。勝手に戻ってくればいい」と皇后は言う。そして甄嬛の性格を熟知している安陵容に「機を逃さないで」と話す。
甄嬛が皇宮へ戻る日。外では封冊使となった果郡王が待っていた。郡王の子孫繁栄と末長い幸せを祈っていると話す甄嬛。「君を失い、幸も去っていった。残るは虚しさのみ」と果郡王は言う。
果郡王に手を取られ、歩き出す甄嬛。門の前では甄嬛を見送るために住職や静白、尼たちがひざまずく。甄嬛は静白法師に修行で世話になったと言い「法師からの恩は決して忘れない。必ず報いる」と話す。静岸住職に写経を渡すと、住職は「できれば拙尼の願いをかなえてくださいませ」と言いながら静白を見る。怯えきっている静白に甄嬛は「殺すつもりはない。改心して御仏に仕えることね」と告げる。そして一番世話になった莫言に「静岸は住職として気が弱すぎる。今日より静白の監寺の職を継ぎ甘露寺の風紀を正すのよ」と言う甄嬛。さらに死は免じたが静白の罪は重いと、戒めとして板打ち20回に処すと命じる。
ーつづくー
やっぱり果郡王は戻ってきましたねヽ(@ω@;)ノ
でも毒蛇にかまれた男の仕業だったなんて…。
助けた男に罠にはめられ、別れなくてはいけなくなった2人。
悲しすぎる(;△;)
お別れのシーンは切なくて切なくて。
果郡王の気持ちを考えると可哀想で(TωT)
でも、果郡王も母親を犠牲にはできないよね…。
雍正帝は知らなかったことだけど、果郡王を封冊使にしたのも可哀想で(ノ_・。)
雍正帝ぃぃぃぃぃぃって思わずにはいられなかった(*´Д`)=3
あとね…果郡王が来た時、浣碧が抱きついたのは…ちょっと違うと思ったの(@_@;)
それをしたいのは甄嬛だし、できないのも甄嬛だし。
甄嬛の気持ちを考えたらできないよね…我を忘れたなんて言ってほしくないな。
甄嬛が第四皇子の"生母"にさせられ、年齢も32歳に!!Σ( ° △ °|||)
え~~~!?
もう、ここまでくるとビックリどろじゃない(;´д`)ノ
そんなの有りなの!?
第四皇子は大好きな甄嬛が母になって嬉しいと思うけど…。
でも、甄嬛の子にした以上、雍正帝も第四皇子を今までみたいに扱わないよね!?
それは良かったのかな?
皇位争いは始まりそうだけど…。
崔槿汐が、少しの情けもかけてはならない、心を捨てて冷酷に徹するようにと言ってましたね。
最後の甄嬛は怖かったです。
自分から板打ちの罰まで命じてしまうなんて…私は静白に罰を与えてスッキリしたというより怖かったの(;_;)
莫言が監寺の職に就けたのは良かったな(*´ー`*)
いい人だものね。
皇后も戻ってきた甄嬛に何かをしてくるはず。
ドキドキしますー(*≧ω≦*)
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浣碧の”果郡王を好きなのアピール”ちょいちょい出てたけど、抱きつくのはないよね!!まったく<`~´>
甘露寺を正すのはさ、いいんだけど・・・権力を持ったとたんの大鉈振るい、私もスッキリしなかったです。
舞台が後宮に戻りますね、怖い怖い。
うさ娘娘、停電大丈夫でした?ニュースで知りました。
こちらは、夜中ずっとピカピカゴロゴロで家が揺れてました。
果郡王は動じなかったけど…甄嬛の事を考えたらあんな事出来ないと思う( ; ; )
嫌だな~
やっぱり、果郡王は帰って来てくれました~でも遅いよ( ; ; )
ジュンガル部のあの毒蛇に~助けてあげたのに( *`ω´) やっぱり嫌な奴だったのですね!
助けなかったらよかった( ; ; )
辛い!果郡王も甄嬛も…お腹の中の赤ちゃんの事も言えないし~どうなるのかな( ; ; )
知られるのも、知らないままも、どちらも辛いです( ; ; )
二人の別れが辛かったです( ; ; )
雍正帝~甄嬛を第四皇子の生母にしたり、歳も変えたりで、あり得ないですよね~
静白に罰を与えましたね!あの甄嬛の姿は本当に怖かったですね( ; ; )
莫言は、良かった~この人がいたら甘露寺も大丈夫かな~
これからの甄嬛が心配!皇后だけでなく、色々な人が陥れようとするはず!
第四皇子も危ないよね~
怖いけれど…続きが凄く気になります!
うさ娘娘、毎日ありがとうございます。
おかげさまでこの物語・・テレビで見て楽しみ・ここで見て(うささんのあらすじ説明)また楽しむという・・そう2倍楽しませてもらっています
それほど深い物語だと感心しながらw
私は浣碧が抱きついたことも・静白にバツを与えたことも素直に受け入れられました
浣碧なりの「好き」が現れていて、そして甄嬛なりの「心を捨て深く固い決意」があの目に表れていて
私の今の一番のヒットは、、果郡王の・・母親に甄嬛の皇宮に戻ることを聞いた時の・・表情ですw
これからがますます楽しみです
これからも贅沢にも2倍楽しませてもらいますね。
ジュンガル部の息子が清の皇族の果郡王に対して
報復していたとは。。。
甄huanには手出しをしないといいですね。
戻るに当たり、
第四皇子にも良い方向になりそうですし、
それはよいですけれど、
封冊使となった果郡王は切なかったですね。
折角取った手も、振り切られる感じになって。。。
果郡王、温大人、甄huan自身も
自分をおさて過ごす日々が始まるようです。
子供のことは言えなかったけど甄ケイの本心は隠しきれなくて果郡王も分かったよう・・・だからこそ
別れが切なくて(;△;)
封冊使に選ばれたことも追い討ちを掛けて・・・(;;)
浣碧、皇宮出てから身分の上下が緩んだのか結構果郡王にアピールしてましたよね・・・慕う気持ちは分かるけど、抱きついたのは、甄ケイのことを思うと複雑(;;)
甄ケイを戻すためとはいえ、雍正帝、いくらなんでもこじ付け方がすご過ぎ!年まで変えるってどうなの?皇帝だけど大丈夫?(@@)
甘露寺を出る甄ケイ、怖かったですね(><)
態度もだけど化粧も濃いし印象が変わりました。
あっ、ついでに浣碧の髪型も(*^_^*)
これも崔槿汐が言った“情けもかけず、心を捨てて冷酷に徹する”ためであり、舒太妃のつぶやいた“皆が命を繋ぐため”なのかな?
皇宮では皇后はじめ安陵容たちが待ってます。どうなるのか、今後が楽しみであり心配です。