「梅園の下で」
黄金を手に入れたシャオメイたちは、ゴーシャオが自らおとりなったことに気付く。すぐに戻ろうとするサンニャンだったが「ゴーシャオの気持ちを考えろ。俺たちを信じて黄金を託した。俺たちも信じるんだ」とフーが止める。
3人は黄金をハイ・ルイの屋敷へ届けることに。
捕われたゴーシャオは黄金の行方を聞き出そうとするインから、鍼を使った拷問を受ける。かつてインもゴーシャオの妻となったルーイーを好きだった。
ゴーシャオは「なぜあんな悪党のために、性格まで変わってしまったんだ」と聞く。インは「寄らば大樹の陰だ。イェン閣下は朝廷一の権力者。出世の好機だ」と答える。
ハイ・ルイ邸。侵入したフーは、ハイのいる部屋まで行くと、黄金を1本取り出して渡す。「リー・ゴーシャオの代理として救援金の黄金をお届けに」と話すフー。残りの黄金は安全な場所にあると。後からサンニャンとシャオメイも部屋に入ってくる。
「よくぞ命を懸けて黄金を守ってくれた」と3人に感謝するハイ。サンニャンが「命を懸けたのはゴーシャオです。私たちに黄金を託し捕らえられました」と言い、ハイは我が命を懸けてでもゴーシャオを守ると約束する。
ホアン・シュイとリン・ジャオが天牢にいるゴーシャオに酒と食事を運んで来る。夢中で酒を飲むゴーシャオ。ひどい拷問に耐えてまで、なぜ黄金を守るのかホアン・シュイが聞く。ふっと笑ったゴーシャオは「お前の子供は、もう5歳だな」と言う。「覚えてたのか」とホアン・シュイが返すと「もちろんだ。俺が去る前に生後1ヵ月を祝った」と話すゴーシャオ。あの日は楽しかった、2人とも役人になりたての頃だったな、それが今や千人隊長だ、大したもんだ、と。そんな話しをしている中、ハイが来る。
ハイは牢の中に入り、ゴーシャオと酒を飲む。そして小声で「例の物は安全な場所にある」と話すハイ。ハイは「陛下に願い出て、私が裁きを執り行えば助けられるかもしれん」と言う。しかしゴーシャオは「いいえ。私の罪を免じて、誰を罪人に?」と言って断わる。それでもハイは必ず助けてやると言う。
梅園にある石でてきた卓の上に“峨嵋派のお頭の印”“武芸禁止の誓い”“1両”と“縁ありし友へ 死んでも悔いなし”というゴーシャオの書き置きが置かれていた。“峨嵋派のお頭の印”を手に持ち「自力で奪うと言ったのに」と言うサンニャン。“武芸禁止の誓い”を手に取ったフーも「なぜこれを?また武芸禁止か?」と言う。そして1両を手にしたシャオメイは2500両のはずなのに1両?と思う。最初からコーシャオが死ぬつもりだったと分かる3人。
考えたサンニャンが「私たちがいたから黄金を奪えた」と言うと「兄さんだけじゃ無理だった」と言うシャオメイ。サンニャンは「そうよ。私たちがそろって奇跡を起こせた」と言い、3人の気持ちが固まる。
裁きの場。陛下に許可を得たハイが、イェンたちの前でゴーシャオの裁きを執り行うことに。援助金を奪った罪を認めるゴーシャオ。黄金は飲み代に消えたと。ハイは裁きを引き延ばそうとするが、イェンを始め、大臣たちは急がせる。ハイは仕方なく「明日、午の三刻に刑を執行する」と告げる。
天牢。ゴーシャンに上等な酒を振る舞ったホアン・シュイは「ハイ様のウソを初めて聞いた。親しげな話し方も。あなただからだ」と言う。「あなたを助けられず、ハイ様は裁きの後、家で大荒れだったそうだ。それも初めてだ」と言うリン・ジャオ。ホアン・シュイは「援助金は極秘で被災地に運ばれたとか。なぜ急に黄金が戻ったのだ」と話す。真相が聞きたいと言われたゴーシャオは「いいだろう、教えてやる。真相はこうだ。もし本当に黄金が被災民の手に渡ったなら、天の情けだ。この世にも、まだ正義が残ってた」と言う。
ゴーシャオを刑場へ運んでいたのは、元部下たちだった。「見送ってくれて感謝する」と言うゴーシャオ。リン・ジャオが「リー様、潔白なのでしょう」と言うと、ホアン・シュイも「あなたが黄金をイェンの手から取り戻した」と続ける。元部下たち保身のため悪に加担したことを認め、ゴーシャオは「男は家庭を守らねばならん。家族がいる者は…」と理解する。「だが我々にも、ものの善悪は分かります」と言うリン・ジャオ。ホアン・シュイが「十を数える間、何も見ない。お元気で」と言うと、皆一斉にゴーシャオから背を向ける。
元部下たちが数え始めると、サンニャンたちが現れる。最後まで逃げようとしなかったゴーシャオをギリギリでその場から3人は連れていく。
「10」と元部下が数え終わり「逃げたぞ、追え!」とリン・ジャオが言う。4人を追いかける元部下たち。
しばらくして追いつかれたゴーシャオは、フーたちに「俺が片をつける」と言う。たった1人で、容赦なく元部下たちを殴り倒していくゴーシャオ。フーが「本気だ」と言うと「いいの?」とサンニャンも言う。「あとで彼らが疑われないためさ」と言うシャオメイ。
去っていくゴーシャオを、傷ついた元部下たちは笑いながら見送る。
ゴーシャオと一緒に倒れ込むシャオメイとフー。シャオメイが突然泣き出し「やり遂げたね」と言う。目頭を熱くするフー。そして今度は皆で笑い合う。
「ありがとう。だが全員、重罪のお尋ね者だ」と言うゴーシャオ。サンニャンは「捕まらなきゃいい」と言う。
ゴーシャオが「元気でな、もう会うこともない」と別れを告げ、4人は別々の道を歩き出す。
ゴーシャンと別れたサンニャン、フー、シャオメイだったが、寂しさを募らせ梅園へ向かう。そこにいたゴーシャオも3人のことを思っていた。
飛んで来た峨嵋派のお頭の印を受け止めるゴーシャオ。「勝手に返さないで。私は天下の女盗賊よ、自力で奪い返すわ」と隣に座ったサンニャンが言う。ゴーシャオが「預かれと?」と聞くと「気をつけて、いつ奪うかわからない」と言うサンニャン。笑ったゴーシャオは「喜んで預かろう」と言って酒を渡し、サンニャンはそれを飲む。そこに、今度は武芸禁止の誓いが飛んで来る。
「あんたに命を預けた身だ。勝負するまでは、絶対に離れねえぞ」とゴーシャオに言うフー。ゴーシャオが「そうか、分かったよ」と返し、サンニャンが酒を差し出す。フーもその酒を飲む。つぎに1両が飛んで来る。フーから酒を取り、飲むシャオメイ。「怖くないのか?」とゴーシャンが聞くと「もちろん怖いです。2500両の約束を破られるのがね」とシャオメイは言う。「一生かかる」と言うゴーシャンに、シャオメイは「もっと大きな仕事を請け負えばいい」と話す。「どうせ捕まる運命なら、何かしたいわね。面白いことをして暴れたい」と言うサンニャン。
シャオメイが「民から愛され、悪人から恨まれる…名前は?」と聞く。梅を見ながら「梅の花は力強い。風雪に負けず、雄々しく花開く。一枝の梅を旗印にしたい」と話すゴーシャオ。皆が納得し「これからは我々4人で“一枝梅(イージーメイ)”と名乗る」とゴーシャオは告げる。そして右手を差し出したゴーシャオの手に、自分たちの手を重ね、悪をくじき、使命を負って、弱きを助け、民を守ることを4人は誓う。
ーつづくー
元部下たちを本気で倒すゴーシャンがカッコよくもあり切なくもあり(;д;)
でも、元部下たちは自分たちが傷ついてもゴーシャンが逃げてくれることが嬉しそう。
インはまたゴーシャンにやられたって思うよね。
皆で逃げていたシャオメイが、泣きながら「やり遂げたね」って言うのが可愛くて(*´艸`*)
まさかその直後にお別れしちゃうとは。
その後、みんな心にぽっかり穴があいたみたいになってしまって。
それで自然とみんなの気持ちが1つになって、再び集まることに。
いいねいいね!!(*´ー`*人)
そして、最後に“一枝梅(イージーメイ)”の誕生ヽ(;▽;)ノ
これからの活躍が楽しみっ♪
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