「もろ刃の剣」
ゴーシャオは食事を用意してくれたルーイーに「役人はお断りでは?」と聞く。「お金はもらわない」と言うルーイー。席についてゴーシャオは食べ始める。
その後、何度も会い、互いに惹かれ合っていくゴーシャオとルーイー。しかし、ゴーシャオは突然“あなたと出会えて幸せだったわ。私の境遇を気にしないと言ってくれたけど、私は自分の幸せだけを考えられない。悲惨な境遇になっても見捨てず、ライインはずっと私を守ってくれた。彼は私に好意を抱いているけれど、私は兄としか思えない。でも彼には今までの恩義がある。あなたと一緒になったら彼のことを傷つけてしまう。私のことは忘れてちょうだい。さようなら”というルーイーからの手紙を受け取る。
あちこちルーイーを捜し回るゴーシャオ。そして、ようやく梅園でルーイーを見つける。
「俺の前から去るというのか」と言うゴーシャオに、ルーイーは「私は誰も傷つけたくない」と言う。ゴーシャオは「彼のためになるのか?」と聞く。泣きながらルーイーは「彼は私のために、ずっと犠牲になってきた。あの人は恩人よ」と答える。「それは彼を見下した考えだ。愛する人に見下されるほどつらいことはない」と言うゴーシャオ。そしてゴーシャオは「本当に愛してるなら、君の幸せを願うはず」と言ってルーイーの手紙を目の前で破いてしまう。
ゴーシャオが「俺との約束を忘れたのか」と言うと、ルーイーはこの梅園でゴーシャオに後ろから抱かれながら、君の手料理を俺の家で食べたいと言われたことを思い出す。「かなえてあげる」と言ったあと、恥ずかしそうにうつむいてしまったルーイー。そんなルーイーにゴーシャオは口づけをした。
ルーイーが「忘れるはずないわ」と言う。「誓ったはずだ、2人で。もう二度と、こんなこと考えるな。俺がついてる」と言うゴーシャオ。
ライインと会ったゴーシャオは「ルーイーと婚約したい」と話す。「冗談はやめてください。言葉巧みにだましたんですか」と怒るライイン。ゴーシャオは「君とは争いたくない。口を慎め」と言う。それでも「権力をかさに着て、手込めにする気でしょう」と言うライイン。ゴーシャオが「彼女のことは真剣だ」と言うと「だまされないぞ」とライインはゴーシャオの頬を何度も叩く。何も抵抗せず叩かれたゴーシャオは「おとなしく殴られれば信じるか」と言う。
「信じるものか、殴り返せよ、見下してるのか?」と言うライイン。ゴーシャオは近くにあった包丁を持って差し出すと「殴られても気持ちは変わらん。嫌ならこれで俺を殺せ」と言う。受け取ったライインは「できないと思うな」と言い返すが「なぜ私の前に現れたんだ。お前のせいで私が愚かに見える」と言うだけで何もできない。「それでも男か、腰抜けめ」とゴーシャオがあおり、ライインはゴーシャオの肩に包丁を振り下ろす。そこにルーイーが。
ルーイーは「やめて。正気を失ったの?」とライインを突き飛ばし、ゴーシャオに「あなたに何かあったら、生きていけない」と言う。「遅かれ早かれ、彼とは決着をつけねば」とゴーシャオが言い、ルーイーはライインの前に跪いて「私たちを許して」と詫びる。「わかった。君がそう望むなら…」と返したライインは、ゴーシャオに「彼女を幸せにしてください。もし彼女を泣かせたら、私が許さない」と言ってその場を後にする。
ゴーシャオとルーイーの結婚式の日。「兄として結婚式の証人に」と頼むルーイー。ライインは「身分も年齢も彼より下だぞ」と言うが、ゴーシャオも「彼女の兄代わりだ。君以外にいない」と言う。
ライインを座らせ、ゴーシャオが「これからは俺も君のことを兄と思う」とお茶を差し出す。そのお茶を飲んだライインに「次は私の番ね」とルーイーもお茶を。「幸せを祈ってる」と言って、お茶を飲むライイン。
儀式のお茶の後、ゴーシャオはライインと酒を飲む。酒に弱いライインは無理して飲み、止めるゴーシャオに怒り出す。「あなたは何も知らないんだ。私と彼女の間に何があったかなど、何も知らないくせに」と言うライイン。そして「私も彼女も互いを必要としてる。なのに、あなたは…。すまない、ルーイーに罪はない。悪いのは私だ。愛してるのに大切にしなかった。バカな私は“愛してる”とさえ言えなかった。なさけない男だ。結婚する君を黙って見てるしかない。私の負けだ。どうすることもできない」と泣き崩れる。
翌日。黙って出て行こうとするライインを呼び止めるルーイー。ライインが昨夜のことを謝り「もう2人の邪魔はしません」と言うと、ゴーシャオは「もう忘れたよ」と返す。そして、ここにいてくれ、3人の関係は何も変わらない、と言うゴーシャオ。ルーイーからも「行かないで、私たちは家族じゃないの」と言われ、ライインは残ることになる。
ゴーシャオがジョンに推薦し、ライインは錦衣衛に。
その夜。食事の最中、ライインは「もう“兄さん”はやめてください」とゴーシャオに話す。身分も全然違うし居心地が悪い、あなたの方が年上だ、私が兄と呼ぶべきだと。そしてルーイーに「妻の君も私の姉として振る舞ってくれ」と言うライイン。
錦衣衛となったライインは、ゴーシャオに従わない。「教育しろよ。彼はもろ刃の剣だ。一歩、間違えば、お前の敵になる」と言うジョン。それでも「彼は信用できます」とゴーシャオはかばう。
相変わらず単独行動をし、ライインは「捕まえれば、それでいいでしょう」とゴーシャオに言う。
訓練も重ね、ライインはどんどん強くなり、昇進もする。さらに上を目指そうと、残虐になっていくライイン。
ジョンは解雇しようとするが、ゴーシャオは「時間をください。必ず正しい道に導きます」とかばい続ける。
5年後。命令に従わずライインは罰を受けが、賊を捕らえたライインは納得することができない。ジョンは「いずれお前が長となった時、傲慢なライインは妨げにしかならない」と言う。
朝議。イェン・ソンは皇帝陛下の気分がすぐれず「代理を務めるよう仰せつかった」と話す。「ならば朝議は中止すべきだ」と言うジョン。イェン・ソンは「だが陛下は処分を急いでおられる」と言う。そして「過去3年、弾劾の上奏はなかったが、昨日、弾劾書が提出され、陛下がご心痛でおられる。錦衣衛親軍都指揮使司ジョン・ドンリウ長官の上奏である」と言うイェン・ソン。
ジョンは「みんなの前で言わせてもらう。国に忠義を尽くしてきた私には、腐敗は見るに忍びぬ。悪党が法を曲げ、民を苦しませ続けている。お前という悪党だ」とイェン・ソンを指差す。
イェン・ソンは「私が陛下に変わって、お前のような奸臣を処す」と言い、ジョンを捕らえさせる。そこにゴーシャオが。
ゴーシャオはイェン・ソンの前まで歩いて行き「陛下と同じ位に上られるおつもりか」と言う。イェン・ソンが答えず、その場にいたリャンに「主君を欺く罪は何の刑に?」と聞く。リャンが「決まっておる。斬首だ」と答える。「宰相が一存で陛下の代わりとなり、処分を科したことは君主を欺く罪に値する。宰相、リャン様によれば、あなたは斬首です」と言うゴーシャオ。そしてゴーシャオは「耳が悪いので、もう一度、聞きます。ジョン長官のご処分は?」と言う。イェン・ソンは「天牢に入れて、陛下のご決断を待て」と言うしかない。
出て行こうとするゴーシャオに「名を名乗れ」とイェン・ソンが言う。ゴーシャオは「リー・ゴーシャオです」と答える。
ーつづくー
ゴーシャオが刺されてどうなるんだろう!?と思ったら、今回はまるまる過去のお話でしたね。
ゴーシャオとルーイーがどうやって惹かれ合っていったのかも分かったし、サンニャンに花嫁衣装を着せた時にちらっと出てきたライイン(イン・ウーチ)のエピソードも、どういう状況だったか分かって…。
ライイン、小心者のくせに、命令を聞かないって…( ̄▼ ̄|||)
ルーイーのことでわだかまりはあるかもしれないけど、錦衣衛になれたのはゴーシャオのおかげだし、かばいつづけてくれたのもゴーシャオだったのに(;´д`)ノ
最後はイェン・ソンとゴーシャオの因縁の始まりみたいな感じでした。
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