私は冷たい人間なのかもしれない…と思った。
先日、親戚の葬儀があって参列してきましたが何故か泣けない…
寂しいと思うけど悲しくないのだ。
この三十年の間、父方の祖母が亡くなり祖父が亡くなり父そして姉と近しい人が亡くなったからか?
一番涙が出たのはそれより前、小6の時に親代わりに世話をしてくれた祖母が亡くなった時かもしれない…
でもその時は葬儀に出られなかったのだ。亡くなった当日から学校の「林間学校」があって、家に帰った時には葬儀は終わっていた。
悲しむ事が出来なかったからなのかな…
もういい歳ですから沢山の方を見送りました。生後2ヶ月から90過ぎのお婆ちゃんまで…
父の時は末期だったので本当に辛そうで亡くなった時は「お疲れ様」と、姉は急であっけなかったので残された人たちを支える事しか頭になかった…
ある意味生きている方が大変ですから…
悲しみや辛さ寂しさを抱えながらも負けないように生きなければならない、簡単には逃げる事が出来ないのだから。
子供達を見ていても思う。母親が居ない事で色眼鏡でみられたり、待遇が悪かったり、いないぶん一人で切り抜けようと頑張っている姿をみると置いていかれた方が大変だ。
子供達は強くなったと思う。
姉が亡くなった時はまだちいさかったから…
自分達も身体が大変でも闘ってるわけですからね…
今回は前触れも無く寝てるまま朝起きたら心臓が止まっていたそうです。
残された方の気持ちを思うと悲しいというよりは…
人に厳しく、ハッキリものを言う人でした。でも人一倍愛情の深いひと。人に厳しく言えると言う事は自分にも厳しい人だったんだと思う。
特徴のある声だったのでまだ話し声が優しい言葉と共に聞こえるようです。
もしかしたら本人も亡くなっている事に気付いていないかも…
母は「私もポックリがいいわ」なんて言ってました。
私は母が居なくなったら悲しくて途方にくれるのだろうか?
たぶんたんたんと片付けをするんだろうと思う。
こんな私はやっぱり冷たいんだろうな