タイトル通り、アメリカ合衆国の歴史を、「大統領」で見ていく本です。ヨーロッパなら、歴代の国王や皇帝、といったところでしょうか(といってもそれぞれの王朝や変遷があるから、雰囲気としてはちょいと違うのかも知れないけれど)。
個人的には、ありそうでなかった本というイメージがあります。ちなみに、発行は2012年9月なので、昨年末にあったアメリカ大統領選直前に発行された本、ということになります(まぁ、一応オバマ政権が続きましたけどね)。
・三十六年周期の政治変動
・リンカーン大統領が、意外に何回か大統領選を経験していた
・10代大統領、タイラーの次の大統領は、副大統領が昇格という形で大統領が選出された(以降、この慣例が適用された)という話
・T=ローズヴェルトの日本びいきの話と、テディベアの話
などなど、歴代大統領にまつわる話はもちろん、アメリカ史、そしてそれを取り巻く世界の様子などを読みやすくまとめてくれています。キーワード的に、英語の単語なども載っており、適宜、写真も添付されており、飽きずに読み切れました。
アメリカに興味のある人は、ぜひ手に取って読んでもらいたい一冊です。