1977年(昭和52年)9月3日の19時8分、後楽園球場(現在の東京ドーム)で巨人の王貞治選手はヤクルト戦の第2打席に入りました。そして次の瞬間、日本中の野球ファンが球界史に残る大イベントを見守る事になります。
フルカウントからの第6球を打つと、それが王選手の第756号ホームランとなりました。ハンクアーロン選手の米メジャーリーグの記録を抜いて当時の世界最多本塁打記録を達成した瞬間でした。
当時中学生だった私は巨人ファンだったので、王選手の新記録樹立の瞬間を見たくてたまりませんでした。その日は土曜日、私は7時30分からの塾に行く予定でした。夕食を終えてテレビ中継を見ていました。
第1打席は四球でした。塾へ行く時間が迫る中、私は第2打席に入った王選手をテレビで見ていました。そしてその瞬間が訪れました。ホームランを打った時は感動して嬉しくてたまりませんでした。結局塾へは少し遅刻してしまいましたが、それでも今から思い返すとあの時にテレビで世紀の瞬間を見る事ができて良かったと思っています。
先日の「今日は何の日」で王選手のホームラン記録の事が取り上げられていたので、昔の事を思い出しました。私の人生の中で、記憶に残る日のお話でした。
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