「SAN値直葬」は「産地直送」とかけています。気づきましたか。
「知らん」
「分からん」
「かつお節」
初投稿です(半泣き)。 菊地
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太陽光が猛威を振るったここ一ヶ月間、してきたことの一切が的外れであったことを断言しておこう。
自律自治、進取究明、和敬信愛、質実剛健など、雄々しき瀧の原健児となるための布石の数々をことごとく外し、通常の遙か斜め下を逡巡なく突き進む料理を作るなどという、打たんでもいい布石を狙い澄まして打ちまくってきたのはなにゆえであるか。
責任者に問いただす必要がある。責任者はどこか。私か、そうか。
おいしさを生み出す要素を一つ一つ丹精込めて消していき、別にやらんでもいいアレンジをして色々と台無しにしていく様子、「石橋を叩いて壊す」とは正にこのことである。
バラ色のキャンパスライフは終ぞ見つけること叶わず、今や自分の居場所は実家にしか残されていない。
私とて誕生以来こんな有様だったわけではない。四則演算も知らぬ三歳の頃の私はコミュ力お化けの名をほしいままにし、陽キャもキャアキャア逃げ惑うほどの積極性でもって男女構わず話しかけ、友達の輪・笑顔の輪を量産しまくったと言われる。それが今はどうであろう。日々の出来事を省みる度怒りに駆られる。なにゆえお前はそんなことになってしまったのか。これが現時点におけるお前の総決算だというのか。
「いや何やってるんですか。」
蛇のごとくウネウネと評価が蠢く自己分析に足をつけまくった結果論理の大跳躍を見せ、ナメクジ搭載型ロケットが発射された頃、後ろの方から聞き慣れた声を投げかけられた。
荒井さんであった。なぜここにいるのか。
「おい、貴君、講義はどうした。」
「朝食べたステーキが美味しかったので休みました。」
「なんたる悪行、大学生の本分たる学問を疎かにするとは何事か。」
第1セメスターが終わった時点での取得単位及び成績が恐るべき低空飛行であったのに、なぜか本人はどこ吹く風であった。果たして大学に滞在する意味があるのかと危ぶまれる。
なお、私の成績を保存したパソコンは本棚の上にある。
「そういう山田さんこそ、今日は実験があるとか言ってたじゃないですか。」
「昼食べた学食カレーが珍しく美味しかったから休んだ。」
「草生える。」
彼女は時折ネットスラングなるものを吐くことがあった。普段は丁寧な口調であるがゆえ、初めて聞いた時は耳を疑ったものだ。
「それ使うのはよせと言ったではないか。もっと上品な言葉に言い換えられないのか。」
「?おハーブが生えましてよ。」
ちがう そうじゃない
〇〇〇〇〇〇〇
「―――ところで話を戻しますけど、何やってるんですか。」
彼女の目には困惑の色が見て取れた。
「見て分かるだろう、釣りだ。」
先っぽに糸を垂らした竿を持ち、一人ぽつねんと佇む私。大学にて耳にタコどころかイワシが生えてくるほど聞かされた、「多角的」だとか「論理的」だとかいった見方でもってしても釣りにしか見えないはずである。
そして釣りという行為自体はさほどおかしなことではない。水場があったら釣り針を投げ入れるのはアタリマエのことである。私には彼女が戸惑う訳を測りかねた。
「いやまあそれは分かるんですけど、あの・・・」
何やら歯切れ悪そうに話している。
「なんで水溜まりで釣りを?」
私たちのいる場所はとある道路の真ん中辺りであった。ここら辺は長らく舗装工事が行われておらず道はボコボコ、自動車は揺れに揺れてカップに入ったコーヒーを盛大にぶちまけ、自転車は穴に落っこちて操縦者が地面と熱い接吻を交わすこと請け合いであった。その所業のために、若き男女が大盥四つと半分の苦い涙を流したという。
この道路にいくつか大きな穴が開いているのは今し方述べたが、そのうち一つには水がたまっている。長年の雨が蓄積されたものなのか、はたまた何者かが水遊びしようとして張った工業廃水なのかは誰もが与り知らぬことであった。
「こんな立派な水溜まりだ、何か釣れるやもしれぬだろう。」
「前から思っていましたけど、あなたホントに頭おかしいですよね。」
グンッ!
荒井さんが何やら言っていると何かが竿を力強く引き始めた。どうやら当たりがきたようだ。
「えっ、ウソ、ホントに?って山田さん、なんでそんな辛そうな顔してるんですか。」
もはや返答する余裕もない。それほどまでに竿が重いのだ。これは大物に違いない。
だがこのままいくと退廃した私の肉体はガンガゼの針のごとくポキリと折れるのが関の山だ。ゆえに獲物の動きに合わせ・・・
「どっせえええぇぇぇい!」
ザッバーン!
思い切り竿を引くと中からマグロが現れた。鈍く輝くその巨体は空を舞い、私たちを影で覆った。
「えっ」
どっかのTVで見たような大きなマグロは地面と熱い接吻を交わしながらビチビチと元気よく暴れ回った。
「え、なんですかこれ。・・・えっ?」
こはいかに。荒井さんはマグロを見たことが無かったようだ。
「これはマグロといってだな、海で獲れる魚で刺身にするととても美味しいのだ。」
「いやそれは知ってますけど・・・やっぱこれおかしいですよね。どうして水溜まりからマグロが釣れるんですか。」
「知らん、釣れてしまったのだからしょうがない。」
「納得いかない・・・!」
立派なのはいいことだが流石に立派すぎた。私一人では食べきれないゆえ、このマグロは後でご近所さんに配ることとする。
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常識を疑え、量産型になるな、な人生RTA、もう始まっている!
さあ、今チャートも中盤へとさしかかりました。現在の経過時間は13時間21分36秒です。プレイヤーの腕が良かったのでしょう、今のところガバは一切ありません(大嘘)。このままいけば最速タイムを狙えるのではないでしょうか。
さて、食料調達のため近くの水溜まりで釣りをしていたら荒井さんとエンカウントしてしまいました。彼女と交友関係をもつことは本来チャートに含まれていませんでしたが、ガバってフラグを回収してしまいこのようなことに。
まあ他人と接することで新しい発想を得られるとか偉い人も言ってたから誤差だよ誤差!
これを専門用語でロスと言います。
JD・・・マグロ・・・閃いた!💡
コメント「Q: 何を?」
A: 適当に考えておいて!
コメント「うん分かった!」
はい、冗談はさておき、閃いたので今回は鍋を作ることにしましょう。そうと決まればもうここに用はありません、帰ります。では、サラダバー!
<自宅・キッチン>
さて、今夜私がいただくのはお前の魂 ミルフィーユ鍋です。あれです、以前CMでもやってた豚バラ肉と白菜を重ねたやつ。自分結構好きなんですよね。では早速作っていきましょう。
まず白菜と豚バラ肉を交互に重ねていきます。目安としては白菜→肉→白菜・・・の順で8層作るくらいですね。
これをいくつか作ったら5cm幅で切って鍋に敷き詰めていきましょう。まあ5cmでなくともいいんですが、少なくとも一定の幅で切ることを意識しましょう。見栄えが全然違うはずです。私はやりませんが。
次に春菊を切りましょう。
なんか太いですね、まあえやろ(適当)。縦半分に切って側面に竹串を敷き、程ほどに雑に切りましょう。
するといい感じになります。
ところでこれを見てくれませんか(唐突)。
ちょいと洒落たカットをしようと思ったのですが案の定失敗しまして。やっぱ肉とか切る普通の包丁じゃ難しいですわ。
にしてもこれ、ジャガイモに見えてきませんか。なんか色がそんな感じで・・・馬鈴薯ですね(洗脳済み)。ジャガイモなら鍋に入っていてもおかしくありません、入れましょう(錯乱)。
それでは煮込んでいきます。火加減は分からないので適当に、味付けは本だしと
い つ も の
まあ15分くらいが目安でしょうね。
ここから待ち時間が発生するのですが何の面白みもない淡々とした状況がつづくので、この間は
み な さ ま の た め に ぃ ー
アル中パウダーつくりまーす。
からし粉とわさび粉。
おばあちゃん(味の素)。
一味(今回は七味)。
まじぇまじぇして完成です。
非常にどうでもいい余談なのですが、5店舗くらいSEIYUを回って店員さんにわさび粉とからし粉のありかを聞いた時、在庫がないと言われるばかりか全員に困惑されました。なんで?(困惑)最後は業務スーパーまで行く羽目になりました。
2種類の粉を入手するためだけに1時間半くらい辺りをさまようことになるとは・・・
すぅぅ・・・
本走中にお前ふざけんなよお前お前お前!!
すみません、取り乱しました。
おお、見た目はいい感じですね。皆さん、ここは「b」ですよ。・・・誰ですか「p」やら「q」やら打ち込んだひとはぁ!?
とりあえず出来ました。ポン酢を用意していただきましょう。
*うまい!
・・・えっ?
*周りの豚肉と白菜は言わずもがな、一見合わなそうなリンゴも美味しく食べられる。以前食べたことある味だ!
ちょっ、まっ、香辛料にものをいわせるのは陳腐だったとはいえこれで十分なはずでは・・・
*そうだ、幼い頃よく食べたリンゴとサツマイモの煮物に似ている。ほんのり残る甘さとほどよい食感は未だに忘れられない。
・・・
正気度が 上がった!
あああああああもおおおおおいやだああああああああぁぁぁぁっ!!!
すでに指名された人に加え、絵が上手と評判の吉永さん、部ログの投稿をお願いします。
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