先日コーヒーをこぼしました。洗えない座布団は水浸し、ようやく乾いたジャージは再度洗濯機に超エキサイティン(フライング)。部屋は好物のコーヒーの匂いが充満していました。
かふぇ(かれ)はこひしたふコーヒーをまめにこぼします。
・・・
(しょうもない洒落で)いやな気分になりました、初投稿です。
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どうも、4票中4票を獲得し名物部員に見事選ばれた菊地です。なんで?(困惑)「個性の東京ビッグサイト~夏コミケのかほり~」とも形容すべき、クセの強い同期たちが揃っているにもかかわらず私が選ばれるとは・・・理由が皆目見当つきません。
最近寒くなってきました。もう常にウィンドブレーカーを着てないと凍えてたまりませんし、学校で対面授業を受けるときも指がかじかんでかなわんです。秋くんはどうしたんですかね、今年はまだ見てないんですが。インフル?
そんなわけで朝起きる時はどうしても布団から出られず、ゴミ出しの時間に間に合わないこともしばしば。段ボールは山となりペットボトルがたまりにたまる。でもまあ、これも一重に自らの怠惰さが原因かもしれません。実に勤勉な緑のおかっぱ頭に目玉を舐められぬよう悔い改め・・・
る必要はありませんでした。忘れてた、これはコロナが諸悪の根源でした。おのれコロナァ!
そういえば先日、漫画版けものフレンズ2が完結しました。最新巻が出る度に買っていた初めての漫画だったこともあって、読了した際には言いもしれぬ達成感と寂寥感がごった混ぜになり、そこに作者への感謝が合流して化学反応が起こり、超自然的な荘厳たるコスモスが眼前に広がりました。宇宙は人の情緒によって創造されていた・・・?(錯乱)
私がけものフレンズの存在を知ったのは高校2年の頃です。当時は合唱コンクールの曲決めで議論が白熱しており、罵倒が飛び交い、鼻水の川が流れ、複数の派閥が闇雲に重火器を撃ち合う始末でした(多大な脚色)。その中で選出されたのが「ようこそジャパリパークへ」、けものフレンズのOPです。当時の私は「ほんとにほんとにほんとにほんとにラァイオォンだァ」のやつだと勘違いしていたわけでありますが、歌ってみると意外とハマり、すごく楽しかったです。合唱コンクールの時の様子はYouTubeに投稿されていますので興味があったら是非。
その後の夏休み、処理仕切れないほどの宿題にひぃこら言っていると、当時小4の弟から「テレビでけもフレやってるよ」と衝撃の一言。色々ほっぽり出してリビングに降りるとそこにはユートピアが。種族や毛並みが違っても互いが協調して助け合い、相手の短所ではなく長所を見いだし嘘偽りなくただ純粋に褒め、例の顔でもって現実に生きる我々に対し「世界とは?」や「真理とは?」といった深甚かつ複雑怪奇な哲学的問いを投げかけてくる様に私は驚き、そしてハマりました。それから毎日家族からリモコンを奪い取る日々。弟の見たい番組が被ったとしても譲らない所存でした。私にけもフレの再放送を教えたのが運の尽きです。彼は犠牲になったのだ・・・元深夜放送の教育的な洗脳アニメーション・・・その犠牲にな・・・。ついでに課題もお亡くなりになりました。
今やけもフレは私の生活の一部となっています。北朝鮮の核ミサイルにすら勝利したことで有名なけもフレは、けもフレ2、けもフレ3と続いており、私はソシャゲとして配信されているけもフレ3を毎日プレイしています。何の因果か知りませんが、課題が危篤状態であるにも関わらずプレイをやめない様は高校2年の夏休みと同じ構図です。まるで成長してませんね。
嗚呼ッ!(怪電波を受信したときの声)
なにやらみんみを感じました。というわけでけもフレの素晴らしさを話していきたいと思います。以下、冗長かつ読者を置き去りにした稚拙な文章がつらつらと並び立てられますが、結局のところ、「漫画版けものフレンズ2が全巻揃ったのでこれから布教していく」と言っているに過ぎません。
アニメけものフレンズが平成における最高の作品のひとつであることはもはや疑いようもないだろう。2017年の流行語大賞にノミネートされたことをはじめ、動物園とのコラボを何度も実現して客足の増加に貢献し、ファミマとのコラボではジャパリまんが販売され、岐阜県東白川村の「つちのこ館」の名が知られるようになった。ネット内を覗いてみると、「アライさんマンション」等の派生コンテンツが数多く誕生し、ニコニコ動画では「ごちうさ」を抜いてアニメ一話視聴回数ランキング第一位となり、「みんみ教」なるものができて世にあまねく約数千万の信徒を救済の道へと導いた。一方で『IQが溶かされ、「わーい」とか「すっごーい」とかしか言えなくなった 訴訟』といった意見も見られる。しかしこれはむしろ人につきまとうしがらみを全て取っ払った状態といえよう、よって進歩である。
けもフレがここまで人気を博した作品となったのには当然理由があるはずだ。私は全てを透徹する目を持たぬゆえ月並みな表現しか使えないがあえて2つ理由をあげようと思う。ひとつは純真なるフレンズの存在、もうひとつは優しくてふわふわほんわかとした表層の裏に隠されたポストアポカリプス的世界観である。
まずは前者から。サンドスター(動物をフレンズにする物質(?))から構成されるフレンズは様々な個性を持っているものの、総じて純粋でありそして優しい。例として挙げるならサーバルキャットのサーバルが適切だろう。彼女は、誕生したばかりで種族名が分からない主人公かばんに対し「としょかん」に行くことを勧め、ガイド役を務めることを自ら買って出た。自分の体質に合わないエリアにいると寿命を縮めるにもかかわらず他者を助けることを厭わないその優しさ。女神はここにいた。また、彼女はかばんが作った紙飛行機に対し目を輝かせただ純粋に褒めてあげる。ダメな生き物だと意気消沈するかばんにはスタミナを急速に回復できるある動物特有の性質を指摘しそこが長所だと言ってあげる。この純粋さはやはり女神である。
次に後者。ジャパリパークにはフレンズという素晴らしい住民がいるわけであるが同時にセルリアンなる一つ目の魑魅魍魎が跳梁跋扈しており、また、廃墟が散見される。1、4、9、11、12話でセルリアンが登場し、4話でバイパス、5話で踏切、所々で廃墟が見られ、11話では墜落した戦闘機が出てきた。こういった荒廃した世紀末を思わせる無生物やオブジェクトが考察班(通称:絞殺班)もとい学者の興味を引き、長らく議論がなされることとなった。前者と統合し、優しい世界でありながら裏に終末ものとしての属性を隠し持つ、このギャップの差により「けものフレンズ」というコンテンツは大きいお友達たちと小さな子供達の心をハートキャッチプリキュアしたのではないだろうか。
かくしてけものフレンズは伝説となり、例の顔を偶像崇拝する信徒を大量生産する運びとなる。当時の熱狂ぷりはすさまじいものであり、学校の廊下で全裸となりワッショイワッショイ神輿を担ぎ出す者までいた。そんな中、プロジェクトチームは新作アニメを発表した。その名は「けものフレンズ2」である。神アニメの続編に当然信者達は歓喜し、なぜか交代してしまった監督の体調を心配しつつもそれの放送を心待ちにした。そのアニメは実に素晴らしいものであり、ある意味においては有名になったと言えよう。最終アンケートでは以下のような結果となった。
当時のネット民の反響はすさまじいものであった。先駆者罪フレンズ氏の言葉を借りさせていただくと、
旧約聖書のエジプトにもたらされた「十の災い」をなぞるが如く
血の川が流れ
蛙、蚋、虻を解き放ち
家畜が病に倒れ
不名誉な呼称が腫れ物のようにつきまとい
雹のごとく降り注ぐお問い合わせ
と阿鼻叫喚の雨あられである。そこには我々が約200万年かけてようやく築き上げた平和などなく、鼻水を鼻水で洗うもはや汚い争いが勃発し、理性は公衆トイレの便器に流され、豆腐も崩せぬ軟弱な暴力が界隈を支配し、しまいには丘の上に小さな花が咲く始末であった。
しかしある日ひとつの仮説がニコニコ動画に投稿された。
それはけもフレ民に真理を与え
それはけもフレ2に命を与え
それはみんみ教の信徒に新たな道を示した。
その仮説の名は「けものフレンズ2地獄説」である。
いい量の文章が書けたので残りはいつか書きます。福山さん、部ログの投稿をお願いします。
↓これ書いてる時に聴いていたやつです。
まるで何言ってるのか分からない所が素晴らしいです。「コネクト」とか「桃太郎」とかも好きなのですが歌詞が聞き取れてそっちに注意が向かってしまうので作業用BGMとしては適さないんですよね。