東北大学柔道部-部ログ

部内での出来事を徒然なるままに

すがゆーちゃんの脳味噌 格闘技と自己肯定編

2020年12月01日 | 日記

こんにちは。狂人愛好家の1年菅原優人です。Call me sugayû!!

 

僕は狂人になりたい凡人くらいです。中谷さんにも負けないように狂気を出していこうと思います。(中谷さんご親族のみなさま、娘さんはとっても素晴らしい方です。狂ってるというのは僕なりの褒め言葉です。いやー狂ってるって素敵☆)

 

まずは直近の格闘技を振り返ります。

ヘッター画像の通りGTF.4のDVDが届きました。このブログに載せるためだけにデータ版じゃなくてDVD版のクラファンしました。感想はIGLOO強しの一言ですが、なにより国内でヒール完全ありのグラップリング大会は素晴らしいです。より良い枠組みを作り上げて長く続けてほしいです。IBJJFのノーギの大会でも2021年からヒールが解禁になりましたが、日本はヒールの技術後進国と言わざるを得ません。今後の技術の発展が非常に楽しみです。

 

さらにRIZIN.25の次の日(2020/11/22)に開催されたBATTLE HAZARD 08では今成さんと岩本さんのワンマッチは泣けました。寝技もののけ対決、素晴らしかったです。

 

RIZINについては今回は触れません。いろんな人と語り尽くしました。

 

そして、先日(現地2020/11/28)のUFCでは日本トップクラスウェルター級佐藤天選手が出場しました。相手はミゲール・バエザで、肩固めで負けてしまいました。世界トップの壁の高さを痛感させられました。流石に無敗のバエザが強かった...。でも無責任にもまだまだ天さんのウェルターでの試合が見たいです。今日本人がウェルター以上の階級で世界と戦うことは非常に難しいです。是非頑張ってほしいですし、無責任ながら応援したい選手です。

 

格闘技通信はこれくらいにして。

 

 

僕はこのブログの硬派担当だと勝手に自負していますので今日も硬めの話をしたいと思います。

 

 

○自己肯定できるもの○

 

僕は今はこんな感じで尖る所はキッチリ尖ってマイペースに生きている訳ですが、(大学入ったらあまり尖らないということが目標でしたが、根本から尖っているようです。直りませんでした。)かつては自己肯定があまりできない子供だったと自分では思います。家族の前では僕は無条件に肯定されるので自由に生きていましたが、小学校などの世間体に出てしまうとどうも自分に自信が持てず自分の生きたいように生きれなかったのです。勉強が特別出来るわけでもなく、足も遅かった僕は自分を肯定するものを見失っていました。挙げ句の果て、自分に自信がない分人間関係もうまくいかず、クラスの暴れん坊くんから攻撃されたり、あんまり信用できる友達もいなかったような気がします。

 

自分の腹をみせてないから当然ではあるけど、自己肯定が出来ず、自分に自信が持てず、やりたいように出来なかった、挑戦すら出来なかった時代は苦しかったです。自分に自信がないから人もあんまり信用できないんです。(今は看護学を学ぶ場にいて女の子と話すなんて当たり前だけど、当時はほとんど自分からは喋れなかった。男であってもあんまり話せなかった。)

 

僕は小学校高学年あたりからプロレス技に詳しい人というアイデンティティを手に入れたので少しずつ自分を持てるようになりました。中学校では先生方に勧められて生徒会に入って役職に就くことで自己肯定していたように思います。しかし、何かレッテルや役職をいつまでも引きずって自己肯定することはできません。環境ありきの自己肯定は長い目で見るとあんまり効果的ではないです。

 

そんな中、格闘技と出会い、単純に相手から参ったを奪って、完璧な“勝ち“を味わい、どっぷりとハマっていきましたし、何より戦った相手より自分の技術、努力が上回ったということは僕にとって自己肯定そのものだったのです。自分の生きる意味を見出せたのです。だから僕はもうこれがないと生きれないという依存症になってしまいました。(今も好きで格闘技やっている人はこの気持ちよさに酔っていると思います。E! E! E! キモちE!)

 

中学校の時は水泳をやっていましたが、ランキングとタイムが発表されるだけでどこの誰に、どんなやつに勝って、負けたのかが分からず、純粋に楽しめていなかったです。格闘技は誰に、どんなやつに、どんな勝ち方、負け方をしたかわかるので、残酷ではありますが、やめられなくなっております。自分を表現できるものに出会ったということは僕にとって幸運でしかないのです。“勝負“って夢中になれるし、格闘技の練習中は格闘技以外のことを考える余裕はないですから、自己表現であり、精神安定剤であり、自己肯定できるものなのです。

 

 

○生きるのはむずかしいね○

 

まあなんでこんな文章を書こうと思ったかという話です。先日のBATTLE HAZARDで岩本さんが試合後こんなことを言っていました。

 

「19歳で大学に入ってグラップリングを始めて、23歳で道に迷いつつも出来ています。一つ言えることは僕はグラップリングには自信があります。今日は勝ちましたけど、全然、満足していないし、もっと強くなれるし、信じてやっていきます。来てくれた人、応援してくれる決して多くはいない人たちに感謝します」

 

岩本さんくらいトップクラスでかつ高学歴なのに、あえて飯が食い辛いと言われるグラップリング界に残って、道に迷っている。誰でも道に迷うのだと僕は感情移入せざるを得ませんでした。(言葉があるマイクは最高です。)グラップリングというニッチでアンダーグラウンド的な格闘技にもう少し風が吹いてくれると僕は嬉しいです。

 

僕は全く精神面で病んでいる訳ではなく、普通に生き方に頭を悩ませています。これは一生解決できる物ではないと知っているし、日々答えが変わる物であるということも知っています。だからこそ、日々自分を見つめ直しながら自己肯定することが大切であるというふうに思うのです。選択の連続の中、自分のものさしに自信がなくて、思考を止めざるを得なくなって、流され続けることだけは御免なのです。

 

先日、僕の古くからの友人が社会に出始めました。その人は中学生くらいから心の病と闘っていたのですが、社会に出て、自分の存在意義を確認できて嬉しいと言っていました。僕も話を聞いてあげたり、少しながらサポートはしていました。本当にその言葉がうれしく、その人の強い生きる力に魅せられました。(当初は死にたいとばかり言っていましたが)自己肯定がないと人間病んでしまうということをまじまじと見せつけられました。

 

人間関係で悩んでいる友人からも話をされたことがありますが、(見た目の老けからか割と相談されやすい気質かもしれません(笑)。昭和のプロレスラーみたいなことを言おうと頑張っています。ぶっ飛んでて視野が広がるので)その人もまた自分の自信を見失っているようでした。真意は分かりませんが、自分のものさしが狂って、何を優先して、自分が何をしたいのかわからなくなっているようでした。

 

と、ここ最近僕は生き方というか立ち回り方について深く考えさせられ、僕の持っているツールで多分一番人に見てもらえる(?)このブログに書いてみました。

 

僕は尖りに尖ってあんまり人間関係では悩まなくなりましたが、(中学校の時には部活の先輩とバチバチになってすごく雰囲気が悪かったです。今思うと僕たちもガキンチョでした、ごめんなさい。)先に書いた通り、僕だって常に生き方には悩んでいます。(あと寝技には常に頭を悩ませています。TOEFL受験中も無意識的に30分くらい寝技のことを考えていました。ごめんなさい。)看護師が一生懸命格闘技をやるメリットなんてないですし、将来のことは全く考えられていません。目の前にあることをやり切るのに精一杯です。前述した友人たちはきっとこのブログを読まないと思いますが、何か伝わるといいなあと思います。(中学校の同窓会を中止にしたので、同期たちへ僕なりに謝罪とエールの意味も込めて…僕の脳味噌覗いてみて…)

 

考えて、自分のものさしを磨きながら、選択し続けること、すなわち、「生きる」のはむずかしいね。

 

それでも、今日も明日も生きなきゃならないというか、生き残らなきゃならんのです。今日もケツの穴をしっかりしめて踏ん張って鍛錬しましょう。自己肯定できる何かを見つけて、洗練された自分のものさしを持ってうんざりするほどに複雑になった世の中をサバイブしましょう。

 

悩んでいる僕の友人(子羊)たちよ、“一緒に“死なない程度に頑張ろうぜ!練習で死んだら意味ないぜ!初め自信はなくてもハッタリかまそうぜ!押忍!

 

 

最後に、笠原さんにお知らせです。笠原さんが先日買った文庫本福袋、「天才はあきらめた」と「完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込」の二冊に限っては僕が持っていました。いつでも貸し出せました。(柔道部内では本を貸すとなかなか返ってこないパターンがあるらしいのでこれはこれで良かったのでしょうか。)現場からは以上です。

 

(↑たりないふたり)

 

最近、執拗なおふざけのために、ボケには寛容であるはずの一部の2年生から敬遠されている新之助に振っておきます。(僕はそれをただ傍観しております。)

 

振られている人は書いてください。

 

 

 

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