第2章航法支援施設
(1)VORとDMEその4
今回は、どの様な空間変調変調が どの様にして行わ
れているか?と、VOR に使用されるアンテンを観て
ます。
基準位相信号の 30 [Hz] の位相が0°の時、可変位相
信号は、磁方位0°(真北)と 180° (真南) の可変位相
信号用のアンテナに給電されます。
可変位相アンテナへの給電は、 VORを 真上から見た
とき、左回りに順次切り替えて給電します。
その 各ペアのアンテナへの 給電の切り替えは 1/30
秒で1 周します。
結果として、 灯台から発せられる光の様に 可変位相
アンテナから輻射される 電波の指向性は、1/30秒の
周期で グルグル回る事になります。
注:図-1 では、可変位相信号用アンテナを 30度間隔
で円周上に並べて描いていますが、 実際は、48 本な
いし50本のアンテナが並べられています。
2つの可変位相信号用アンテナから輻射された 電波の
合成の輻射パターンは、青灰色で示してあります様な
形でそのその先端(図の右側の尖った部分)が可変位
相信号用アンテナの上を順次左向きに回転します。
3.航空機側で受信される電波
この電波を仮に VOR 局からある方位で受信したとし
ます。
すると、 9960 [Hz] で変調された 電波が受信される
のですが、 航空機から見ると 可変位相信号の電波を
輻射する各アンテナ迄の距離が 1/30秒の周期で変わ
ります。
皆様は、 救急車が近付いて来るとき、 救急車の音が
高い音になり、 目の前を通り過ぎると その音が低く
なるのを聞いた事があると思います。
この現象をドップラー効果と言います。
※D-VOR の D とは、ドップラーの事です。
お話を戻しますが、可変位相信号は 給電されるアン
テナが切り変わる事で 受信している航空機から 各ア
ンテナ迄の距離が変わりますので、 丁度、 円周上を
走っている 救急車の音を 離れた所で聞いているのと
同じ事になりますので 救急車の音は、 高くなったり
、 低くなったりを繰り返します。
続きは、9月の「法規」と「工学」のページで お読み
下さい。
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