仮面ライダーを見てふと思う

仮面ライダーっていうと、今や日曜朝の顔って感じで、もう13年もやってるわけですよね。
中にはこれライダーじゃなくても成立すんじゃね？って作品もありますけどまあそれは置いておきましょう。

僕がライダーに興味を持ったのは園児の頃ですが、その時はテレビでもやってなかったんでただ本を眺めて大体の知識を得るとかそんな感じだったわけですよ。
それから次第に興味すらなくなったわけですが、ある日突然再燃させることになったわけですよ。

PSで出ていたアジト2っていうゲームがありまして、これは正義か悪かを選んで秘密基地を作り、ヒーロー、怪人を作って敵対勢力を倒すって内容なんですよ。
その正義で作れるヒーローの中に仮面ライダーがいたんですね。
それ見てて、「ああ昔、本でよく見たけどテレビでは見たことないんだよなあ」なんて思いまして、すごく見たくなったんですよ。
すると、タイムリーなことに、その年うちでケーブルテレビに入ることになったんですが、そのケーブルテレビのチャンネルの中にファミリー劇場というのがありまして、そこで初代仮面ライダーとストロンガーがやってたんですよ。
もうね、本でしか見たことなかった敵の幹部とかが動いているのを見た時は感動しましたよ。
そんな感じでどんどんハマっていったんですよ。

それでですね、昭和と平成を見比べていて、なんか平成には物足りないものがあるような気がしたんですよ。

映像や特撮技術、怪人の造型なんかは昭和とは比べ物にならないくらい高くなってますよね。
昭和なんてそりゃ、チープですよ。
最初のほうなんてライダーキックとかちゃんと当たってないし、たまにライダーの触覚は曲がってるし、
敵のアジトで戦ってたのにいつの間にか採石場に移動してたり、空中戦なんかしょぼい人形使ってたりしますからね。
ショッカーライダーたちが爆発するシーンなんてなんじゃこりゃ？って思いましたよ。

でも、ライダーはひねくれたりしていない、普通の正義のヒーローですし、負けたら特訓してリベンジするとかいろいろと熱いものがあるんですよ。
敵組織も世界中に支部があったりして強大さをかもし出してますしね。

平成ライダーもクウガなんかは特訓して技を編み出す話とかありましたけど、結局フォームチェンジっていう便利な設定で片付けちゃうのでその辺がちょっともったいないかなと思います。

敵も世界を滅ぼしかねないような存在なんですが、なんか規模がすごく小さく見えるんですよ。
例えるなら一地域限定で抗争しているような感じっていうのかな？

そう考えると、初代とかは九州いったりとか和歌山で戦ったりとか各地をいろいろ飛んでるんですよね。
ストロンガーでも東京と四日市で同時に作戦を行ったりとか規模の大きさを感じられるんですけど、
平成にはそういうのあまり感じないんですよね。

あと、作品一つ一つを独立した世界にしているので、映画でもないと他のシリーズのライダーが出てこないのもちょっと寂しいかな？
ストロンガーなんか見てると特に思うんですが、終盤に世界に散っていた先輩ライダーたちが徐々に帰国して、
最後に伝説の1号、2号が来て最終決戦に臨むってなるんですが、ここがやっぱり熱いですよね。
最終回の出演クレジットで歴代のライダーと変身前を演じた役者さん全員が出るのなんてこれしかないですからね！

そういうわけで、昭和ライダーテイストのライダーをやってみてもおもしろいんじゃない？と思ったんですが、どうですかね、東映さん？