子グマ「とうちゃん、こんな道のど真ん中にうんこしていいの?」
父グマ「たまにはいいんだよ。」
子グマ「どうして?・・・ぼくは、ダメだと思うけど・・・。」
父グマ「この森は、もともとは、俺たちクマや仲間の動物たちのものだった。・・・それなのに、人間たちが勝手に道をつくりやがった。」
子グマ「・・・。」
父グマ「本当は人里におりて、人間たちをこらしめてやりたい。・・・でも、それはできん。」
子グマ「どうして?」
父グマ「人間たちを驚かすことはできる。・・・ただし、たぶん俺は二度と帰ってはこれまい。・・・お前たちのことを思うと、それはできない。」
子グマ「とうちゃん、人里におりるのは絶対にやめて!」
父グマ「・・・悔しい!・・・。」
父グマ「だから、たまには、人間たちが勝手につくった道にうんこぐらいしていいんだよ。・・・人間たち、調子にのるなよって。」
子グマ「・・・・・・。」
子グマ「とうちゃん、今度は、ぼくが道のど真ん中にうんこするよ。・・調子にのるなよ!人間たち。」