《1/23読了 飛鳥新社(家族で読めるfamily book series017 たちまちわかる最新時事解説) 2009年刊 【脳科学】 ふじた・いちろう(1956~) 》
例えば、「脳トレで頭がよくなる!」なんて惹句は眉唾ものだし、そもそも頭のよさって何だかわからないけど、
小学校の先生が言ってた「人間は一生かけても、その脳の10%くらいしか使っていない」説や、右脳派・左脳派なんてのは、ずっと信じてました。
これらは皆「迷信」なんだって。
でも、そっちの方がなんだか希望があっていいじゃん ―― そんな未練がましいこと言わずに、現実を直視しないといけないみたいです。
帯には「脳トレ」や「サプリ」などの迷信を一刀両断!とありますが、
もどかしいくらい慎重にその間違いを指摘・訂正していて紳士的。
迷信の発信源として、実名を挙げられているのは川○隆太くらいで、本丸・茂木某をスルーだったのがとても残念。
まあ、批判が本書の目的じゃないようなので、そこは仕方ないか。
結論は「人間は、その脳について、まだほとんど何も知らないに等しい」ということみたいです。
「何用あって月世界へ。月はながめるものである」派(山本夏彦派)のわたしとしては、未知の分野がたっぷり残っているのは素敵なことなのですが、
(人間のコントロール欲や解明欲って、考えようによってはおこがましいし、人間が踏み込んじゃいけない領域ってあるような気がするから)
筆者が取り組むこうした地道な研究のおかげで、人類はさまざまな病気や不便を克服できるんだもん、感謝しなきゃいけないんですね、たぶん。
個人的には複雑な読後感です。
例えば、「脳トレで頭がよくなる!」なんて惹句は眉唾ものだし、そもそも頭のよさって何だかわからないけど、
小学校の先生が言ってた「人間は一生かけても、その脳の10%くらいしか使っていない」説や、右脳派・左脳派なんてのは、ずっと信じてました。
これらは皆「迷信」なんだって。
でも、そっちの方がなんだか希望があっていいじゃん ―― そんな未練がましいこと言わずに、現実を直視しないといけないみたいです。
帯には「脳トレ」や「サプリ」などの迷信を一刀両断!とありますが、
もどかしいくらい慎重にその間違いを指摘・訂正していて紳士的。
迷信の発信源として、実名を挙げられているのは川○隆太くらいで、本丸・茂木某をスルーだったのがとても残念。
まあ、批判が本書の目的じゃないようなので、そこは仕方ないか。
結論は「人間は、その脳について、まだほとんど何も知らないに等しい」ということみたいです。
「何用あって月世界へ。月はながめるものである」派(山本夏彦派)のわたしとしては、未知の分野がたっぷり残っているのは素敵なことなのですが、
(人間のコントロール欲や解明欲って、考えようによってはおこがましいし、人間が踏み込んじゃいけない領域ってあるような気がするから)
筆者が取り組むこうした地道な研究のおかげで、人類はさまざまな病気や不便を克服できるんだもん、感謝しなきゃいけないんですね、たぶん。
個人的には複雑な読後感です。