6月2日(木)
自分は「筋」を記憶するのが本当に苦手、ということに『名作うしろ読み プレミアム』(斎藤美奈子/中央公論新社)を読んでいて気づいた。
小説の読後、その筋がほとんど頭に残っていないのだ。
印象的な場面が浮かぶことはある。
ハッとしたセリフが記憶に残ることも(たまに)ある。
食べたことのない料理の味や、嗅いだことのない孤島の風の匂いを覚えてることだって(さらにたまに)ある。
でも、例えば男Aが芸妓Bに入れあげて、それを知ったAの妻Cが従兄弟のDと結託して仲を裂こうとして…(ってどんな話だ)とか、そういう「筋」はふわーっと忘れてしまうみたいだ。
『名作うしろ読み』で既読の小説が取り上げられていて、そのあらすじを読んでも「はて? そんな話だったっけ?」だ。
愕然とする。
そこへ行くと斎藤美奈子はまとめるのがうまいなあ、あんなにコンパクトに、しかも、解説や突っ込みをしながらだもんな~、と感心した。
あと、昔の名作って意外と波瀾万丈で派手な話が多いな、と思いました。
自分は「筋」を記憶するのが本当に苦手、ということに『名作うしろ読み プレミアム』(斎藤美奈子/中央公論新社)を読んでいて気づいた。
小説の読後、その筋がほとんど頭に残っていないのだ。
印象的な場面が浮かぶことはある。
ハッとしたセリフが記憶に残ることも(たまに)ある。
食べたことのない料理の味や、嗅いだことのない孤島の風の匂いを覚えてることだって(さらにたまに)ある。
でも、例えば男Aが芸妓Bに入れあげて、それを知ったAの妻Cが従兄弟のDと結託して仲を裂こうとして…(ってどんな話だ)とか、そういう「筋」はふわーっと忘れてしまうみたいだ。
『名作うしろ読み』で既読の小説が取り上げられていて、そのあらすじを読んでも「はて? そんな話だったっけ?」だ。
愕然とする。
そこへ行くと斎藤美奈子はまとめるのがうまいなあ、あんなにコンパクトに、しかも、解説や突っ込みをしながらだもんな~、と感心した。
あと、昔の名作って意外と波瀾万丈で派手な話が多いな、と思いました。