5月22日(金)
「ふたりの山小屋だより」岸田衿子 岸田今日子(文春文庫)を読了。
岸田姉妹のエッセイや日記が交互に収まっていて、
読むうちに、どっちの文章か分からなくなっていくのでした。
子供のころから10代後半くらいの二人の写真も、たまに見間違える。
じゃあ何もかもそっくりかと言えばそうではなく、
その後も山小屋に住み続けた社交的な詩人の姉、
どちらかといえば人見知りなのに都会で暮らす女優の妹、という取り合わせなのも不思議でおもしろい。
北軽井沢の山小屋暮らしには、三島由紀夫をはじめ、さまざまな芸術家や学者や地元の人たちが登場して、意外とにぎやかでした。
岸田今日子17歳当時の日記なんていうレアな文章もあって、
日常のささいなもの・小さいものを見つめながらの生活と、それを捕らえる心的視力のよさが読み取れます。
巻末、谷川俊太郎との鼎談では、衿子さんを「岸田さん」と呼んだり「衿子さん」と言ったりしています。ふふふ。
「ふたりの山小屋だより」岸田衿子 岸田今日子(文春文庫)を読了。
岸田姉妹のエッセイや日記が交互に収まっていて、
読むうちに、どっちの文章か分からなくなっていくのでした。
子供のころから10代後半くらいの二人の写真も、たまに見間違える。
じゃあ何もかもそっくりかと言えばそうではなく、
その後も山小屋に住み続けた社交的な詩人の姉、
どちらかといえば人見知りなのに都会で暮らす女優の妹、という取り合わせなのも不思議でおもしろい。
北軽井沢の山小屋暮らしには、三島由紀夫をはじめ、さまざまな芸術家や学者や地元の人たちが登場して、意外とにぎやかでした。
岸田今日子17歳当時の日記なんていうレアな文章もあって、
日常のささいなもの・小さいものを見つめながらの生活と、それを捕らえる心的視力のよさが読み取れます。
巻末、谷川俊太郎との鼎談では、衿子さんを「岸田さん」と呼んだり「衿子さん」と言ったりしています。ふふふ。