7月1日(金)
『罪と罰−ナニワ人生学−』(青木雄二/角川春樹事務所)を読了。
よく書ける人は、よく見る人だ。
松本清張もそうだし、この青木雄二も。
前半(っていうか後半も)パチンコの話ばかりだったけど、〈人間というのは、ずるい生き物や〉(92p)とか、「運命はその人の性格のなかにある」という言葉から〈まったくもって、人生というのは、その人の人柄がすべてなのである。それは、運の悪いとき、調子の悪いときにいちばんはっきりする〉(110p)とか、資本金を貯めるのに価値ある500万円とそうじゃない500万円では何が違うか、とか、人の紹介で仕事を取ろうとしてはいけない、とか、実践的な花登筐、というかんじだった。
根本的なところに「人間が好き」がある気がする。
最後は52歳にして漫画家を〈卒業〉する宣言で清々しく終わっている。
『罪と罰−ナニワ人生学−』(青木雄二/角川春樹事務所)を読了。
よく書ける人は、よく見る人だ。
松本清張もそうだし、この青木雄二も。
前半(っていうか後半も)パチンコの話ばかりだったけど、〈人間というのは、ずるい生き物や〉(92p)とか、「運命はその人の性格のなかにある」という言葉から〈まったくもって、人生というのは、その人の人柄がすべてなのである。それは、運の悪いとき、調子の悪いときにいちばんはっきりする〉(110p)とか、資本金を貯めるのに価値ある500万円とそうじゃない500万円では何が違うか、とか、人の紹介で仕事を取ろうとしてはいけない、とか、実践的な花登筐、というかんじだった。
根本的なところに「人間が好き」がある気がする。
最後は52歳にして漫画家を〈卒業〉する宣言で清々しく終わっている。