快読日記

日々の読書記録

「空き巣なう プロの空き巣が「この道半世紀」を語る」田岡大介

2013年08月18日 | エッセイ・自叙伝・手記・紀行
《8/17読了 第三書館 2013年刊 【手記】 たおか・だいすけ(1940?~)》

久しぶりの大ハズレ。

タイトルは悪ノリだとしても、副題はおもしろそうだったのになあ。
いきなり“強盗に比べたら空き巣は上等だ。被害者だってすぐ忘れる”という信じられない言い草で始まるので嫌な予感はしたんです。
内容も「オドロキの体験談」というにはあまりにもお粗末。
何があっても誰に何を言われても自分の都合のいいように解釈するその了見が気持ち悪い。
侵入先でのやりたい放題はまさに唾棄すべき所業。

そうした内容以上に不快だったのは、この本の作られ方があまりにも手抜きなことです。
表現に重複や矛盾が多くて、誤字や変換ミスが平気で何度も出てくる、とにかく雑なんだよ~。
イライラしました。
それでも、我慢して読んでいけば興味深いエピソードのひとつもあるかと思って読了してしまった自分が憎い。

第三書館? なんだこの会社!

/「空き巣なう プロの空き巣が『この道半世紀』を語る」田岡大介
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